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「日本人だけが知らない現実。」

──トルコと比べて見えてきた、日本のお金の話

第一章 「トルコは大変な国」と思っていた。


もし私が、「日本は、トルコより暮らしが苦しい人がいるかもしれない」

と言ったら、あなたは信じるだろうか。

私は最初、まったく信じられなかった。

トルコと聞くと、多くの人はこう思うはずだ。

「物価がどんどん上がる国。」
「お金の価値が下がる国。」
「日本より大変そう。」

私も同じだった。

だから、日本に住んでいる私たちのほうが、ずっと恵まれていると思っていた。

ところが、ある経済の話を聞いて驚いた。

「日本の最低賃金で生活する人より、トルコの最低賃金で生活する人のほうが、買える物が多いという見方がある。」

最初は耳を疑った。
「そんなことあるはずがない。」

でも調べてみると、これは単純に円とリラを比べた話ではなかった。

大切なのは、「その国のお金で、どれだけ買い物ができるか。」

という考え方だった。

例えば、同じ一万円でも、日本と海外では買える物の量が違う。

その「本当の買い物の力」を比べる考え方を**購買力平価(PPP)**という。

少し難しい言葉だが、意味はとても簡単だ。

**「その国で暮らす人が、本当にどれくらい生活できるかを見るもの」**である。

私は、この話を知って考え込んだ。

「日本は、本当に豊かな国なのだろうか。」

私たちは長い間、
「日本は安心。」
「海外は大変。」

そう思って生きてきた。

でも世界では、多くの国で給料も少しずつ上がってきた。

一方、日本では物価も給料も、
長い間ほとんど変わらなかった。

そして今、物価だけが上がり始めている。

だから生活が苦しく感じる人が
増えているのだ。

私は、この事実を知って初めて気づいた。

本当に心配しなければならないのは、トルコではなく、日本の未来なのかもしれない。


第二章 お金は減っていない。でも買える物は減っている


ここで一つ質問です。10年前に100円で買えたジュース。

今はいくらだろう。
120円。
150円。
もっと高い物もある。

お金は100円のままなのに、
買える物は減っている。

これがインフレである。

つまり、「お金の価値が少しずつ小さくなること。」

これだけ覚えておけば十分だ。
では、日本はどうだろう。

最近は、「何でも高くなった。」
そう感じる人が増えた。

お米もパンも電気代もガソリンも上がった。

でも給料はどうだろう。急に2倍になった人はほとんどいない。

だから苦しい。トルコとの比較で伝えたかったのも、このことだ。

問題は、「トルコに負けた。」ではない。

「日本では給料より先に物価が上がっている。」

そこに問題があるのである。


第三章 なぜ日本だけ
給料が増えなかったの?


日本人は本当によく働く。
時間も守る。仕事も丁寧。

世界でも評価されている。

それなのに、どうして給料はあまり増えなかったのだろう。

その理由は30年以上前までさかのぼる。

バブルが崩壊すると、多くの会社は苦しくなった。そこで会社は考えた。

「給料をあまり増やさず、会社を守ろう。」

働く人も、「給料より会社が残ることが大切。」

そう考えるようになった。
その結果、日本では長い間、「安いことが正しい。」という考え方が広がった。

値上げをしない。給料も上げない。それが当たり前になった。

でも世界は違った。物価も上がった。給料も上がった。

日本だけが止まってしまったのである。

そして今、その止まっていた時計が少しずつ動き始めている。


第四章 本当に悪いのはインフレなの?


「また値上げか。」最近、スーパーでそう思うことはないだろうか。

もちろん値上げは家計にはつらい。

でも、本当に悪いのは値上げだけだろうか。

例えば、100万円をタンスに入れて10年間そのままにしたとする。

100万円は100万円のままだ。
でも10年後、家も車も食べ物も高くなっていたらどうだろう。
同じ100万円でも買える物は減ってしまう。

数字は同じ。でも価値は小さくなる。これがインフレだ。

だから最近は、「自分だけが働く時代」ではなく、

「お金にも働いてもらう時代」
と言われるようになった。

もちろん投資にはリスクがある。だから無理をしてはいけない。

でも、「銀行に置いておけば安心。」

その考え方だけでは難しい時代になってきたことも事実なのである。


第五章 未来は、動いた人のところへやって来る。


私は40年間営業をしてきた。100億円以上の商品をお客様へ届けてきた。

その中で学んだことがある。

変化を受け入れた人は前へ進む。

変化を嫌った人は取り残される。

携帯電話が出た時もそうだった。

インターネットもそうだった。

AIも同じだ。最初はみんな、「そんなもの必要ない。」と言う。

でも、そのあと世界は大きく変わる。

日本も今、大きな変化の入り口に立っている。

AI。

半導体。

データセンター。

ロボット。

宇宙。

レアアース。

核融合。

新しい時代は、もう始まっている。

未来は誰にもわからない。

だから大切なのは、誰かの話を信じることではない。

自分で学び、自分で考え、自分で動くこと。

私は64年間生きてきた。

昭和も平成も令和も見てきた。
だから今、心から伝えたい。

一番危ないのは、お金がないことではない。

昨日までの考え方だけで、明日を生きようとすることだ。

今日この記事を読んだあなたは、もう一歩目を踏み出している。

あとは、小さな一歩でもいい。

『学ぶ』『調べる』『考える』

そして私が最も伝えたいのが、

『動く』だ。

未来は、「知っている人」のものではない。

「動いた人」のものなのである。

   written by mooko

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