朝活書写No.2509/「嘘字」の正体
おはようございます。
お題をありがとうございます。
今朝の東京は晴れ。気温25℃。

いつものようにサムネイル用画像の色指定を指示したところ、以下のような現象が発生した。

4行目の「楠」が嘘字に。
1行目の「楠」はなぜか「崎」に。
そこで、ChatGPTに、
1 なぜ「楠」が嘘字になるのか
2 ChatGPTは漢字が苦手なのか
を尋ねてみた。
以下、ChatGPTの回答。
◇
【ChatGPTの回答】
はい。今回の「楠」の件は、かなり典型的な現象です。
そして、ユーザーさんの見立てどおり、「色を変えただけなのに、なぜ文字そのものが変わるのか」には、画像生成AI特有の仕組みがあります。
1.なぜ「楠」が嘘字になるのか
一番重要なのは、
画像生成AIによる「色変更」は、画像編集ソフトによる単純な色置換とは違う
という点です。
たとえば本来、
元画像の「楠」
↓
黒い画素を白い画素にする
↓
完全に同じ「楠」
であれば、文字が変わることはありません。
しかし画像生成AIの場合は、
元画像を読み取る
↓
「これは青い背景に白い文字の画像だ」と理解する↓
その内容を保った「新しい画像」を生成する
という処理に近い。
つまり、元画像の一画素一画素を保存しているわけではありません。
今回の「楠」について言えば、AIは元画像に存在する筆跡を完全な形状データとして保持しているわけではなく、
「これは漢字らしい文字である」
「このあたりには『楠』らしい文字がある」
「こういう形の線が並んでいる」
というような情報から、もう一度文字を描き直しているわけです。
その「描き直し」の際に、
楠 → 楠に似た別の字
となってしまう。
これが「嘘字」の正体です。
特に今回の「楠」は難しい
「楠」は、
木 + 南
という比較的複雑な構造を持っています。
しかも今回の画像では、手書き文字です。
さらに、
元画像の解像度がそれほど高くない
細い線がある
マス目の線と文字の線が近い
手書きなので活字のように形が一定ではない
色を反転することで、文字と背景の境界の見え方も変わる
という条件が重なっています。
そのためAIが、
「ここは『南』の部分だ」
と正確に保持できず、学習している「楠」に似た文字のパターンから再構成してしまうことがあります。
今回まさにそれが起きています。
2 ChatGPTは漢字が苦手なのか?
ここは少し分けて考える必要があります。
「ChatGPTは漢字が苦手」という言い方は、半分正しく、半分違います。
私は漢字について、
「楠」という字は何か
「楠」は「木偏+南」である
「南方熊楠」の「楠」である
といった言語としての漢字の知識はかなり持っています。
したがって、今回の画像を見て、
「これは『楠』だ」
と判断する能力と、「楠」という文字を正しく知っている能力は、別物なのです。
問題になるのは、画像生成・画像編集側の能力です。
今回の作業を、
「画像の色を変える作業」
として考えると、
「文字を変えるなと言っているのだから、当然そのまま残るはず」
となります。
これは正しい感覚です。
ところが生成AIにとっては、
「色を変える」=「元画像を完全保存したまま色だけ置換する」
ではありません。
むしろ、
「元画像を参考にして、指定された条件の画像を再生成する」
に近い。
だから、
「文字と線は絶対に変更するな」
と何度指定しても、AIが文字の形状そのものを再生成してしまう限り、完全な保証にはならないのです。
今回、私が何度生成しても「楠」が変わってしまったのは、この問題です。
◇
要は、画素単位で色を変換し保持する作業ではなく、画像の再生成を行っている、ということである。
なるほど、文字通り「生成AI」という訳だ。
Androidで元原稿の背景色や文字の色を変換する作業を行うのに適した画像処理アプリがありましたら、是非ご紹介ください。
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