【ユニクロU】紺をやめた理由は、色じゃなかった
9月11日。ユニクロUの秋冬が出た日に、私はオンラインで注文を確定した。
カートに入っていたのは、二つ。モッズコートと、ラムスタンドカラーカーディガン。どちらも、ブラック。
紺は、入っていなかった。
■ 年に二回だけ、全力で迷う
ユニクロUは、毎年買っている。春夏と、秋冬。年に二回。
ふだんの服は、型も色も決めてある。朝、迷わないためだ。そのかわり、この二回だけは迷うことを自分に許している。
先日の記事で、今年は「紺」を迎えるつもりだと書いた。白と黒しかない私のトップスに、はじめて紺が混ざる、と。
結果から言うと、紺はやめた。
でも、それは色に怖じ気づいたからではなかった。
■ 紺のカーディガンは、定番すぎた
迷っていた紺は、Vネックのカーディガンだった。
形は、いわゆる定番。きれいで、使いやすくて、誰が着ても似合う。
そこで、手が止まった。
たぶん、職場の誰かも同じものを着ている。電車で隣に座った人も着ているかもしれない。
私はシンプルな服が好きだ。柄も装飾もいらない。でも、みんなと同じはイヤなのだ。
刺激に疲れやすいHSPの私は、シンプルなものに安心する。刺激を求めるHSSの私は、そのシンプルが「誰かと同じ」になった瞬間に、急に色あせて見える。
HSS型HSPの私の服選びは、いつもこの二つのあいだで揺れている。
そして、そのあいだにちょうど収まってくれるのが、ユニクロUだった。
■ 選んだのは、形がひとつ違うカーディガン
ラムスタンドカラーカーディガン。
見た目はシンプルだ。飾りはない。けれど、襟の形がひとつだけ違う。
ふだんは、Vネックとして着られる。
寒い日は、襟を立てると、タートルになる。
ほしかったのは、職場で着られて、でも少しだけおしゃれなカーディガンだった。これなら、会議の日も、ただの平日も、同じ一枚でいける。
そして私にとっては、もうひとつ意味があった。
首が詰まる服は、ふだんは苦手だ。でも真冬の朝は、首を覆いたくなる。この一枚は、首を閉じるかどうかを、その日の自分が決められる。
ウールが肌に当たると痛い私が、ラムを選んだことには、少し驚かれるかもしれない。
でも、心配はしていない。中には、いつものカットソーを着る。肌に触れるのはコットンで、ラムはその上にのるだけ。白か黒のカットソーの襟元が、Vネックからのぞく。
肌は守って、形だけを楽しむ。それなら、ウールとも付き合える。
■ 黒は、選んだのではなく、残った
このカーディガンの色は、ブラック、ナチュラル、グレーの三色。
紺は、なかった。
だから黒にした。
色で選んだのではない。形で選んだら、いちばん手持ちになじむ色が黒だった。それだけだ。
白と黒で組んだクローゼットに、紺は入らなかった。代わりに、形がひとつ増えた。
■ メンズのモッズコートが、今年の定番になる
もう一枚は、モッズコート。これもブラック。
メンズだ。でも、可愛いと思う。
この形のコートは、持っていなかった。
私はスーツを着ない。仕事の日も、休みの日も、上に羽織るものは一枚で済ませたい。だから、仕事にも着ていけて、休日のドライブにもそのまま出かけられるものがほしかった。
条件はもうひとつ。一枚羽織っただけで、おしゃれに見えること。
中はいつもの白か黒のカットソーに、ロングスカートとレギンス。毎日同じでも、上にこのコートを重ねれば、それだけで「今日の服」になる。組み合わせを考えなくていい私の制服に、いちばん外側から表情をつけてくれる一枚だ。
レディースの売り場だけを見ていたら、たぶん出会わなかった。みんなと同じはイヤな私には、メンズの棚がちょうどいい逃げ道になる。
今年の秋冬は、毎日これを着ることになると思う。
■ ユニクロUで買うときの、私の基準
年に二回しか迷わないぶん、迷い方だけは決めている。
1. 定番の形なら、ユニクロUでなくていい
2. シンプルなまま、形にひとつだけ違いがあるものを選ぶ
3. 色は、手持ちの白と黒になじむかで決める
紺のVネックは、1で落ちた。
ラムスタンドカラーは、2で残った。
モッズコートは、持っていない形だったから残った。
黒は、3で決まった。
振り返ると、ほとんど迷っていなかったのかもしれない。
いま、届くのを待っている。
段ボールを開けたら、まず襟を立ててみようと思う。それから、コートを羽織って、鏡の前に立つ。
もしよかったら、教えてください。
「シンプルが好き。でも、みんなと同じはイヤ」。あなたはどこで、その折り合いをつけていますか。
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