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⁠極上の演奏は睡眠の質まで変える。ズートン・ワンの緻密で温かな音楽の旅⁠


黄色と茶色の模様が入ったスタインウェイに合わせたかのような、茶色の上下同色・同生地のパンツスタイルで登場。小林愛美さんもワンカラーのパンツスーツなどをよく着られていますが、デザインは違ってもどこか通じる雰囲かを感じます。仲良しだからでしょうか?

時代が遡り、彼女がさらりとしなやかに弾き始めると、ピアノが勝手に歌い出す魔法の箱と化した。
自由で伸びやかな音色は、彼女にしか出せない音です。

2025年のショパン国際コンクールで第3位となったズートン・ワン。私は彼女のことを当時全く知りませんでしたが、たまたま牛田智大さんと順番が近かったこともあり、ポーランドからの配信を通じて彼女のピアノに出会いました。その時も、ピアノが勝手に歌っていたんですよね…。1stラウンドで「なんだか凄い女の子がいるな…」と記憶に残り、追っていたらファイナルまで進み、見事に3位入賞。
「自分の耳もまんざらじゃないな」と嬉しくなったのを覚えています。

今回も素晴らしいの一言でした。

今回のピアノリサイタルは、プログラム構成が痺れるほど素晴らしく、深い考察の上で構造的にも緻密に構築されているのが伝わってきました。

時代を遡り、彼女に音楽の旅へ連れて行ってもらったかのような、優しく、温かな、次元の違うプログラム。
これに、あの圧倒的なテクニック…。
ショパンのガラコンサートで一曲聴くだけでは、彼女のここまでの深みを知ることはできませんでした。

元々好きなピアニストの一人でしたが、もっと好きになりました。

大人気でチケットを取るのも一苦労でしたが、本当に聴けて幸せでした。

素晴らしい演奏会から帰宅すると、頭の中がクリアに整い、昨晩はぐっすり眠れました。睡眠の質がガラリと変わったのです。これ、どの演奏会でも起こるわけではありません。これまでマルタ・アルゲリッチの演奏を聴きに水戸まで行った時、漆原啓子さんのヴァイオリンを響き豊かなホールで聴いた時、そして今回のズートン・ワンのソロリサイタル。

この「脳や体が整う違い」がなぜ生まれるのか、いつか考察してみたいですね。

また一人、心から大好きなピアニストが増えました。

昨日はNHKの取材が入っていたようで、カメラも3台設置されていました。特にアナウンスはありませんでしたが、近いうちにテレビでも放送されるのではないでしょうか?

もし放送やコンサートを見つけたら、ぜひ彼女の演奏を聴いてみてください。
聴けばすぐにわかりますから…。
私の一押し、素晴らし過ぎる、唯一無二のピアニストです。

演奏の中に彼女の女性らしさや可愛らしさも溢れていて、本当に魅力的な一夜でした。



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