小説【ハムレット〜要塞の王城〜】#12
主な登場人物


✅️貴方の居る世界
オフィーリアの部屋は溜息が出る程、美しかった。
天蓋付きのベッドが中央に置かれ、優雅な調度品が静かに配置されている。
大理石のテーブルの上には細工の施された化粧箱と香水瓶が並び、壁際には部屋全体を映し出す三面鏡が佇んでいた。
ハムレットはオフィーリアの部屋に行った。
ドアを開けるとレアティーズの兄がオフィーリアと会話をしていた。
「おや、ハムレット。来てたんだね。僕は仕事中なのでこれにて失礼するよ。」
レアティーズはベットから腰を上げてハムレットの近くで横切った。
天蓋付きのベットは清潔だ。
二人が寛いでいたシーツは乱れていた。
一抹の不安がよぎる。
「レアティーズと何してたの?」
ハムレットは静かに呟いた。
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