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【真説版】正皇戦記ジャスティカイザー|プロローグ

第1章「託された正義編」
全13話中 第0話 プロローグ
▶第1章マガジン

かつて、この世界は一つの光で照らされていた。

世界ザ・ワールド
大アルカナの最後にして、すべてを結ぶ力。
その加護の下、人は国境を持たず、王権は裂けず、秩序は一つの環の中にあった。

だが、ある時、その光は砕けた。
ある者は厄災と呼び、ある者は天変地異と呼び、ある者は欲望の果てと呼んだ。

真実を知る者は、もういない。
失われた光は、大陸へ散っていった。

祝福として。
福音として。
そして、呪いとして。

選ばれ、授けられ、奪われる。
大アルカナの相克の果てに、やがて戦禍は訪れた。

――百年戦争。

後の世がそう呼ぶ大戦である。
百年にわたる戦は、やがて統治者と執行者を生み出した。

真人まひと神威かむい
統治者は自らの手を血に染めず、執行者はその刃となって戦場へ送られた。
同じ人の姿を持ちながら、片方は名を継ぎ、片方は命を数えられた。

戦禍の炎が消えた後、
世界は五つの国に分かれていた。
五大国家。

それは、砕けた世界を繋ぎ止めるための境界だった。
人々はそれを平穏と呼んだ。

その中央に、その国はあった。
最もアルカナに愛され、最も煌めく国。
人々はその国を、光り輝く名で呼んだ。

ルミナリア。

これは、正義を託された青年が、守れなかった痛みの果てに、それでも前へ進む物語である。

次回、第1話「奪われた声」

光り輝く聖都で、星の君レトワールは民の前に立つ。

祝福の朝。

その日、ひとつの声が奪われる。

▶第1話

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