【エッセイ】07 私の赤毛のアン
私には小学校2年生のときからの親友がいる。
彼女は田舎の小学校のたった12人しかいないクラスに初めて転校生として都会からやってきたのだった。
彼女は細くて前髪をピンでとめた魅力的な女の子だった。
私たちは人数が少ないのもあってか、すぐに仲良くなったと思う。
女子は私を含め8人しかいなかった。
クラス替えもないのでみんな仲がよくて、私と彼女は中学校時代に交換日記もしていた。
高校は違ったところに進学したがずっと連絡をとりあい、今現在も仲がいいのである。
不思議なことに感性が合っているのか、テレパシー的なものもあった。
後からわかるのだが、おなじ時間帯に同じことを考えていたり、最近連絡していないなと思うと電話があったりして、当時からふたりにはテレパシーがあるんじゃないかと私は勝手に思っていた。
そんな彼女が高校3年生の時だったか、看護師になると言い出したのだ。
私は高校自体が商業高校で、卒業したらOLになると決めていた。
だけど、尊敬する彼女が看護師になる。
「ちょっとまてよ、その選択肢もありじゃない?」と影響をうけやすい私は、OLになるのをやめて、突然看護師になる決心をした。
看護師は資格であるため、持っていて損にはならないという考えも私にはあった。
しかし、彼女は頭脳明晰であったが私はそうではなかったため、彼女は看護大学、私は急遽、学校に来ていた求人で働きながら看護学校に行く道を選んだ。
当初、血を見ることさえ怖がっていた私を周囲は、絶対に看護師にはなれないと決めつけていた。
私自身も心配はあったが、慣れたら大丈夫よと自分に言い聞かせていた。
田舎から都会へたったひとりで新しい世界に飛び込んだ私は、前作でも書いたように苦労して看護師になったのである。
私は中学校の頃に読んだ赤毛のアンが大好きであった。
今でもプリンスエドワード島のグリーンゲイブルズに行くのが夢だ。
私の赤毛のアンのイメージは好奇心旺盛でいろんなものに挑戦していく女性、それが尊敬している彼女と重なり、私の中のアンになったのだ。
その彼女が看護師になる。
私も看護師になりたい。
しかし、その時の私は看護師になることの大変さなど何もわかっていなかった。
だけど、彼女にあこがれ同じ道を目指したことが、私の人生を大きく変えたのである。
私は友だちのありがたさを病気になってから痛感している。
私がこうやってnoteをかくことができているのも、彼女が支えてくれて、私の友だちでいてくれているからだと思う。
長い年月が経った今もこうしてつながっていられることが私は嬉しい。
私にとって彼女は、今でも「赤毛のアン」のような存在なのである。
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頑張ってくださいね🌿
ささやかですが…。