「ダメ!」と言いまくる姉、どこ吹く風の妹。
前回の記事では、「ダメ」と言わない育児の難しさに触れました。
でもそれは、姉のすーちゃんに対しての話。
では、妹ひまちゃんへの育児はどうかというと……
今、毎日吹き荒れているのは「ダメ!」の嵐。
でも、言っているのは私ではなく——すーちゃんです。
ひまちゃんがずりばいを始めてから、すーちゃんは敏感に反応するように。
おもちゃを食べようとすれば「ダメ!」
洗濯物を崩そうとすれば「ダメ!」
椅子に手をのばせば「ダメ!」
言い方も真剣そのもの。目を三角にして“しかめっ面”で、
「ダメ!危ないよ!ブブー!」と注意する姿は、まさに“小さなママ”。
一方のひまちゃんはというと、まったく気にするそぶりはありません。いっつもニコニコ。
「ダメ」の嵐もなんのその。すーちゃんのもとへ、ずんずん突進していきます。
むしろ、「ダメ」って言われるのがうれしそうなときも。
あらら、なるべく「ダメ」って言わないようにしてたのになあ……。
私はそう思いながら眺めていました。
すると、すーちゃんの「ダメ」には「危ないよ」という言葉がよくついていることに気づきます。
すーちゃんは、ひまちゃんを同じ目線でいちばん近くで見ています。
「なんとか守りたい」と思っているからこそ、言わずにいられないのでしょう。
ああそうか。
「ダメ」って、愛情が言葉になったものだったのか。
すーちゃんは、とてもおだやかでやさしい子。
だからこそ、大好きなひまちゃんが危なっかしいことをしようとすると一生懸命に守ろうとする。
そしてつい声が強くなってしまうのかもしれません。
少し距離をとって見てみると、そこにあるのはやっぱり“あったかい関係性”でした。
おわりに
2人の姿を見ていると、「ダメ」と言っても言わなくても、子どもはちゃんと、自分に向けられた愛情を受け取ってくれるんだなと思います。
すーちゃんからしたら、
「またママはひまちゃんのことほったらかして……もう、頼りにならないなぁ」と思っているのかも。
……でも最近、すーちゃんの「ダメ!」がちょっと強まってきたような気もしていて。
それはまた、次回のお話です。
