【Vtuber】初心者~中級者Vtuberへ捧げる、音量調節・音質向上のススメ
この記事は特に見てもらいたい部分に【大サビ】ってワードを2箇所くらい入れてあるので、目次を見てくれると伝えたいことは・・・伝わると思います。
というわけで、みなさんどうもこんにちは。
異世界転生コンサルの熊白デボアです。
※追記:自チャンネル貼っておくから、良かったらチャンネル登録してね
2,3,4月と生活環境がかわり、Vtuberや配信者としてデビューするヒトが多い時期です。
そのため、新人や中級者の方に向けて叡智を授けていこう!という記事でございます。
新人配信者が躓きやすい要素として「音量が適正でない」「音質が悪すぎる」というものがあります。
今回はソレについてツラツラ書いていこうという話ですね。
1章:「いい音」と「聞いてもらうための音」の違いを理解しよう
「人に聞かせるための音」と言うものを皆さん理解しているでしょうか?
世の中には「いい音」に関するノウハウが溢れています。
活動者が発信する「いい音」「悪い音」の情報も沢山ありますが、
その他にも
Vtuber界隈は「歌ってみた」文化と密接に繋がっているため、
MIX師(編集者)が発信する「いい音(=編集しやすい音)」の情報も我々の耳に入ってきて、自然と学習されている方も多いと思います。
世間で言われる「いい音(=編集しやすい音)」の比較軸
音割れしていない適正音量であれば、いい音
ノイズ・雑音が少なければ、いい音
正しくマイクが使えていると、いい音
どうでしょうか?
みなさんも、なんとな~く聞いたことが有るのではないでしょうか?
「ノイズ・雑音」「音割れ」「マイクセッティング」どれも重要っぽいですよね?
もちろんこんな物、問題無いに越したことはないです。
でもこれ!!!! 全然「聞いてもらうための音」じゃないんです!!!!
「音割れしないように入力ゲインは小さめに」
「一番声のデカくなるサビで-6db超えないくらいだったらOK」
「実は、編集しやすいのは-12dbくらいなんだよね」
うるせぇ!!!!!!!
散れ!!!!!!!!!!!!
じゃあ、お前の目的はこの「いい音」を配信でリスナーに聞かせることか?
否である。我々の目的は、我々の主張をリスナーに届けることである。
技術屋が言う「いい音」は、あくまで加工前の「良い素材」という意味。
配信では、自分で「ストレスなく聞かせる工夫」を盛り込む必要があります。
それが「聞いてもらうための音」です。
なので自分で「ストレス無く聞かせる工夫」を盛り込む必要がある。
という事で出てきました。
「ストレス無く聞かせる工夫」=「聞いてもらうための音」です。
「いい音」から一歩踏み込んだものです。
2章:「聞いてもらうための音」とは
ここからは僕の持論です。賛否あるでしょうが、僕のnoteなので飲み込んでください。
【この記事の大サビ】
まず聞いてもらうための音を考えるに当たって、自分がYoutubeで配信を見るときの環境を想像してみてください。
みなさんはどんな環境でYoutube含む各種配信や動画をご覧になるでしょうか。
または、どんな感じでリスナーに視聴してもらいたいと思いますか?
電車の中、食事中、冷暖房の効いた部屋、家事の最中、
あるいは宅飲み中……。
色々なシチュエーションで見ますよね。間違っても『専用シアターを用意していて、周りの音や下界の喧騒から完全に隔離された様な環境でYoutubeを見る人』はそんなに居ないと思います。
だから、ボクらが戦う相手は、周囲の環境音や喧騒なわけですよ。
スマホの音量をマックスにしても、周囲の雑音に声が負けていたら、その配信は「聞こえない」のと同じ。わざわざ意識を集中して聴かなければならない状態は、リスナーにとって大きなストレスです。
これ、ホントに、かなり、ストレスなんですよ。
聞こえないって。
わざわざ意識を耳にいて音を判断しないとイケないわけですから。話の内容を理解する以前の問題なんです。
「うるさい」音は下げれば済みますが、「聞こえない」音を上げるのは限界があります。足を引っ張るのが得意なのはコンピュータも人間も変わりないってことですね。
だからこそ、できるだけ「デカい音量」で配信することが肝心なのです。
それだけで疲れて配信見るのを辞めちゃうから。リスナーって。
そんでもって、「視聴維持・継続率」が低い配信主をYoutubeはシステム的にかなり低評価します。
オススメに載せてもらえなくなります。
人に来てもらえなくなります。
人が来なくて見てもらえない→モチベーションダウン→段々と配信態度に自信が無くなり魅力がダウン→更に人が来なくなる→モチベーションダウン
というサイクルを繰り返すことになります。
「声がデカいだけの奴が勝つ世の中はおかしい」けど、
「声が小せえ奴はそもそも勝てない」という絶対の不文律は存在します。
いや、ホントに。
あと余談なんですが、チャンネルの視聴者層や再生デバイスって、アナリティクスからある程度絞り込めるんですよ。
なので、
PCからゆったり見ている層が多いなと思ったら、『音割れを抑えた滑らかな音質』を重視したり、
スマホ視聴層が多ければ、『埋もれない音量』を重視するなど、
どのような音作りを目指すかは、そういったデータから方向性を決めることが出来るんですね。覚えておきましょう。
では。ここから各種チェックポイントや、抑えておきたい知識などを話していきます。
3章:聞いてもらうための3か条
1.少しの音割れは無視!音量重視!!
2.ノイズ・雑音もある程度許容!!
3.【この記事の大サビ2】
出力のフィルタを正しく使う
解説1.少しの音割れは無視!音量重視!!
~陥りやすいPeak値の罠/ 最大値と平均値RMSの存在~
みなさん、この様な言説を聞いたことはありませんか?
「OBSの音量バー赤になると音割れしている」
「音割れは絶対しちゃいけない」
そんな教育を受けた皆様は、叫び声や怒鳴り声を出した時にゲージの端っこが、大体この辺りに収まるように調整してしまっているのではないでしょうか?

実はこれ、音量を表しているけれど、音量を表していないんです。(????)
意味わからないですよね。ボクもわかりません。
実はOBSの音量メータは「波形の最大値(Peak)を数値化しているだけ」なんです。
じゃあ!最大値が重要じゃなければ!一体!何が重要なのよ!?!?ってなりますよね。
それが、RMS(平均レベル)です。
【重要】ここから先の詳しい解説は専門家ではないので、薄い解釈で喋っていると考えてください。
ただ、端的に理解しやすいラインに薄めると、
ヒトの耳は最大出力ではなく、平均エネルギー量を音として認識している。という話はココで理解してくれると話が早いでしょう。
gptに画像を出してもらいました。

RMSの大きさが配信の効きやすさに直結します。
ですので、あなたがまず見るべきなのはPeakではなくRMSです。
少しゲージが真っ赤になってしまうのはこの際目を瞑りましょう。
多少音声がザラつきますが、聞こえないよりはよっぽどいいです。
じゃあ適正音量はどのくらい何だよ!?どうやって調べるんだ!!?!?!?
→大サビ2で紹介します。この他にもLUFSとかいう、人間の耳が同じパワーの音を受け取っても効きやすい音の高さが違う結果音量の大小が違って聞こえるとか言う概念もありますが、意味わからないですよね。ボクもわからないです。
GPTに同じRMSの時、人間の耳がどのくらいの音の強さに感じるか帯域の解説をしてもらうとちょっと音に詳しくなれるかもしれない。
解説2.ノイズ・雑音もある程度許容!!
ノイズ除去ソフトは買え。財産だから。(青年の主張(中年の主張))
配信にノイズが入ることは必ずしも悪ではありません。が!!!!
流石に限度は存在します。
でも、まずは喋り声が聞こえるのが第一です。
喋っているのが掻き消されるレベルのノイズ・雑音が入る環境でそもそも配信をするな。
それとは別に、外を走る車や電車の音、エアコンや扇風機などの音を聞かせたくないのであれば、ノイズ除去ソフトを買いましょう。
OBSに基本搭載されていたり、NVIDIA RTX Voiceとかありますが、別のツールに金出す価値がある市場だとボクは考えます。
ノイズゲートはカス!信用するな!カス!(過激派)
あれは「一定以下の音をゼロにする」だけなので、喋り出した瞬間に後ろのノイズも一緒に飛び出します。
根本的な解決にはなりません。
「口呼吸で喋り始めの時に小さい[ヌチャ…]みたいなリップノイズが入るのを防止したい」とかだったら効果あると思います。
これは宗教みたいな感じなので、賛否有ると思います。
ボクはアンチです。
解説3:【この記事の大サビ2】
出力のフィルタを正しく使う
ここまで小難しいことツラツラ喋ってきたけど、ココ見てくれれば良いから。ホントに。
ということで、OBSには音声フィルタ(プラグイン/スクリプト等)というものが存在します。
フィルタは入力された生音にお化粧をしてくれる機能と考えてもらえばもう概念バッチリOKでしょう。
「いい音」で録っているマイクを「聞かせるための」音に昇華させてくれる機能ですね。
一昔前だったらね、色々な会社がね、色々な音声加工用のプログラム(Vstプラグイン)を出しているから、コンプレッサーは◯◯が良い、EQは◯◯がいい、ディエッサーは〇〇で、最終仕上げのコンプは〇〇、倍音でいい声に聞かせるなら〇〇~~~~~~
とか無限に記事を書けたんですが、今はそんな必要なくなりました。
その理由がコレ↓
ツール紹介1:
拘りなければコレ一本で十分!
【Podcast Plugins】
ということで。配信用音声の、ノイズ以外の調整をほぼ自動でやってくれるPodcast Pluginsの紹介です。
ほんとにコレだけで、配信でちゃんと聞こえる声作りが完了すると考えてもらって良いと思います。
拘りがあったら色々試すと良いんじゃないでしょうか。配信用の声の設定を請け負ってくれてるエンジニアさんとかいらっしゃいますからね。
公式の紹介動画と、ボクのTwitterで投稿した実際に使ってる導入ガイドをおいておきます。
【※注意】
①:git hub(自作プログラムを公開共有するサービス)を経由してダウンロードする事になるので、導入は完全自己責任です。説明してない変なDownloadボタンとかを自己判断で勝手に押しちゃう人は絶対に自分で導入しようと思わずに、身の回りに要る詳しそうな人に聞いて下さい。
②:MIXとかしない人は、Cドライブ>Plogram Files>Vstplugins というファイルが存在しないらしい。ビックリ。自分で新規フォルダ作成からVstpluginsフォルダを作ってね。
コレすごすぎ
— 熊白デボア👓異世界転生コンサル (@Mashiro_DeVouR) May 27, 2025
配信者の音量・音質問題コレがあるだけで9割片付いたも同然。
操作も複雑じゃなくて良い。
ある程度の機材と
ノイズ除去の手段を準備できれば
声に対する心配が消し飛ぶ。 https://t.co/TFIC0fQ5An pic.twitter.com/StUAKlDcnj
ツール紹介2:
音量バランスの可視化
【Master Level Meter】
ということで、3章冒頭で説明したPeak値とRMSを可視化してくれるツールがこちら。紹介動画を貼っておきます。
導入方法なども紹介されています。
【Master Level Meter】
Master Level Meterで見る
おおよその配信音量レシピ
ここから先は有料のノイズ除去ソフト(Clear)の紹介と、ボクの配信音量設定の目安値を紹介して終わります。
正直な話し、無料のチャットGPTに
・「youtube配信の時、声に対してBGMやゲーム音のバランスをどのくらいに設定したら良いか、RMSを基準に教えて。」
と打ち込めば、それっぽい数値を教えてくれるし、大体同じ数字が書いてあります。
声:普通の雑談で【-15】付近
BGM:雰囲気に合わせて【-34 ~ -30】付近
ゲーム音:用途に合わせて【-25 ~ -30 】付近
で調整していることが多いです。
ツール紹介3:(有料)
つまみを回すだけで簡単なノイズ、反響音除去ソフト
【Clear】
紹介動画貼っておきます。69ドルくらいするので、安くはないです。
テスト版もありますので、自分の環境で動くかどうか試してから購入してみてはいかがでしょうか。
※:テスト版は1分に一度、特大のノイズ音が配信上で流れる様になっているので気をつけましょう。
※2:ホントに極稀に、windowsアップデートの時などに巻き込まれるのか、アクティベーションが外れて配信に特大のノイズが乗る事がありました。気をつけてください。
つまみの説明をすると
真ん中が、声
左が、環境音やノイズ
右が、部屋に反響している声の成分
という要素を司っています。
売りとしては、
コレでほとんどのノイズや反響を消せる他に、
焼き肉の音だったり、お酒を開封・注いだりする音を配信に載せたい時は、左のつまみを少し緩める事により聞こえるようになります。
他にもノイズ除去ソフトは色々あるんですが、
Clearはノイズや環境音が欲しい時にも使いやすいのが良いポイントですね。
メチャクチャ声とそれ以外の判別精度が良いので、持っておいても損しないと思って、ボクは身の回りのVtuber6人くらいに激推しして売りつけてます。
買え。ホントに。いいぞ。これは。
というわけで、音量調整についてのお話でした。
話を聞いてもらえないというのは、結構メンタルに来ます。音量を調整するだけで精神的ダメージが軽減できるなら、やっておくに越したことは無いのではないでしょうか?
おわり。
