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孤独ゆえ星は涼しく輝くと

孤独こどくゆえほしすずしくかがやくと

ぼくは眼を閉じ、耳を澄ませ、地球の引力を唯ひとつの絆として天空を通過しつづけているスプートニクの末裔たちのことを思った。彼らは孤独な金属な塊として、さえぎるものもない宇宙の暗黒の中でふとめぐり会い、すれ違い、そして永遠に別れていくのだ。かわす言葉もなく、結ぶ約束もなく。

村上春樹『スプートニクの恋人』
長谷川潔《時 静物画》1969年

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