Xは、思考と感情のログだった。AIと一緒に掘り起こしてみたら
なんとなく投稿していた言葉が、振り返ってみると、自分をいちばん正確に語っていた——。そんな経験を、XのログとAIの組み合わせで初めて体験しました。
思考のクセ、感情の流れ、こだわりや迷いまで。今はもう、AIがそれを読み取り、可視化し、言葉にしてくれる時代です。
この記事では、Xに残った自分の記録をAIで読み解き、思考や価値観を再発見する方法を紹介します。
誰でもできて、本当に面白い。強くおすすめします。
🔍自分という「流れ」や「積み重ね」を、言葉で見てみたかった
何かを決めるとき、ふと迷うとき、「自分って、どんな価値観で動いてるんだろう?」と立ち止まることがあります。
日々の発信、思ったこと、心が動いた瞬間。そういう小さな積み重ねが、今の自分をつくっているのは間違いない。
だけど、頭の中だけで思い返そうとしても、どうしても断片的だったり、うまく言葉にならなかったりする。
だからこそ、一度ちゃんと「自分の軸」や「思考の流れ」を言語化して、自分で納得しておきたいと思っていました。
🚧 思い返したくても、輪郭がつかめない
自己分析って、「ちゃんと考えたらわかるはず」と思いがちだけど、実際は、考えれば考えるほどぼやけてくることもあります。
うまく言語化できないのは、思考や感情の“記録”を、ちゃんと振り返っていないからかもしれません。
でも私はある日、気づきました。
答えは、ずっとXに残ってた。
なんとなく書き残してきたツイートたち。それはたんなるつぶやきじゃなく、自分でも見過ごしていた「思考の軌跡」だったのです。
💡 XのツイートをChatGPT+NotebookLMで“再発見”する
手順①:自分のXアーカイブをダウンロード
Xの設定ページ →「アカウント」→「アーカイブをダウンロード」
数日後に届くリンクからZIPファイルを入手
dataフォルダ中の tweets.js を取り出す(これが全ツイートデータ)
手順②:ChatGPTで整形してもらう
tweets.jsはそのままだと読みづらいJSON形式。 ChatGPTにこう頼むといい感じに整えてくれます:
「このtweets.jsから2025年のツイートだけMarkdownにして」
ChatGPTは、投稿の日時と本文を抜き出して、読みやすく一覧にしてくれます。
私はこれを年ごとに分けて保存し、時系列で振り返りやすくしました。
手順③:NotebookLMに読み込ませて、AIに質問
Googleの NotebookLM は、ドキュメントを“読んだ上で”AIと対話できるツール。
ChatGPTのように自然言語で会話できますが、指定した資料(ここでは自分のツイート)に基づいて答えてくれるのが特徴です。
🧭 目的別|AIでツイートを振り返ると見えてくること
① 自己理解したいときに
よく出てくる言葉から、性格や考え方の傾向は?
一貫して大事にしてきた価値観って、何?
② 内省・感情整理に使いたいとき
感情が乱れていたとき、どうやって立て直してた?
自分で自分にかけていた言葉は?
③ 創作・発信に活かしたいとき
過去に一番熱量高く語っていたテーマは?
読まれたツイートと、読まれなかったツイートの違いは?
私が書く言葉のリズムや言い回し、クセって?
④ 習慣・行動パターンを見直したいとき
どんな習慣は続いていて、どれは三日坊主だった?
決意表明系のツイート、何回あった? 結果は?
ある時期だけ登場して、消えたワードは?
一人じゃ言語化できなかった「自分のパターン」が、浮き彫りになってくる体験です。
✨ やってみて、どうなったか
NotebookLMに年ごとのツイートを読み込ませて、いろいろ質問してみたら──
・自分が繰り返しつぶやいていたキーワード
・価値観が揺れた時期や、迷っていたタイミング
・自分では当たり前だと思っていたけれど、意外と強みだったこと
・ちょっと他人には気づけないような、自分らしい思考パターンや癖
そんなことが、AIとの対話の中で少しずつ見えてきました。
「ああ、そうそう。こういうこと思ってた」
「これ、もっと大事にしていいんだな」
自分の過去の言葉に、納得したり、勇気をもらったり、少し反省したり。そのどれもが、ちゃんと“今の自分”につながっている。
まさかツイートが、こんなふうに未来の自分を支える記録になるとは思っていませんでした。
🔍 自己分析だけじゃない!活用アイデア
この方法、自己分析だけにとどまりません。
ツイートの積み重ねから自然とあふれていた“強み”や“価値観”に気づけるかもしれません。プロフィールや自己紹介文をつくるときにも、言語化のヒントが見つかります。
それだけではありません。日々の感情の波や、思考の癖、リズムの偏りなども、記録としてちゃんと残っている。見返すことで、スランプのときに自分を立て直すヒントになったり、新しい習慣をつくるきっかけになったりするのです。
💬 Xは、「思考と感情のログ」だった
ツイートは、ただ流して終わるだけじゃもったいない。
自分のこと、もっとよく知りたい。 そんな気持ちが少しでもある人は、ぜひやってみてください。
AIと一緒に、自分という“知的資産”を掘り起こす体験──おすすめです。
【著者プロフィール】
まり|めんどくさいをテクノロジーで解決したい子育て中の主婦。
X(旧Twitter):@m316jp2
著書『理系ママ実践!楽しく学べるおうち遊びアイデア帳』。
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