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私がゲーム制作でAI製のアート素材を使わない2つの理由

 全体的にただの感覚や感想などで一切アンケートとか取ってないですし、自分の周囲の観測範囲の話なので実態と大きく乖離することもあろうかと思います。

 ゲーム制作サークル「ほんわかふわふわ」として当座の方針としては(※)使うつもりはないよ~という判断をするにあたっての思考過程だ、ということを重々承知の上進んでくださいね。
 ※当然手のひら返すことはありえます。
 また、この記事で言う「AI製のアート」は、見出し画像右側みたいなi2iやt2iみたいなもので作られたいわゆる「ポン出し」の画像のみを指すものとしてください。

①受容の差

 AI製のアートを見て嫌だなぁ、という人はいても
 手書き(ここで言う「手書き」は人間の手、という意味でCGなどを含みます)は嫌だなぁ、AI製のリソース使ってないやつはクソだ、嫌だ、という人を自分は観測できていません
 一部偉い人たちがそういう主旨のトークをしているのを現実に耳にすることもあるんですが、これは本音というよりは、かかるリソース差をごまかす選択をすることありきで詭弁を弄しているような印象があります。どちらかというと、イラストレーターへの支出をすることに対する嫌気が根っこ・本音っていうのは否定しようがないんじゃないでしょうか。アートの質や好みとしてというよりは、座組とかそういう観点に帰着することが多い感じがしています。それが良い・悪いは置いておくとして。コスト圧縮は大事ですし、より圧縮できる手段をあえて選ばないのがビジネスマン的観点で筋が悪いからありえない、という話は妥当な部分もあろうかと思います。

ちゃんとした統計じゃないのでただの自分のイメージですけど

 あるいはシンプルに超ありふれたポン出し画像だとしてもそれが初見なら全然それっぽい特徴わかんないですし、まぁ別にAI製でもいいんじゃない? という人は多分それなりにいるんだとは思います。
 ただ、現状受容されるための前提としては手書きが完全上位互換なように見えます。絶対数が大きいほうに照準を合わせるのであれば合理的な選択は手書きになると思います。
 これが世の中の風潮が変わって、手書きの素材使うとか超だせぇwww みたいな人たちが無視できない数になった時が方針を検討するときなんじゃないでしょうかね。
 ここで大事なのは「まぁいいでしょ」の人の割合ではなくてアンチや信者の数の差です。
 クオリティや量の面で仮に1割くらいになってしまったとしても、現状は手書きのほうが「自分が売るゲームの素材」として上位互換と思わざるをえないです。もっと強い言葉で言うなら、使うだけデバフになる、ないほうがマシな素材……という面がとても大きい。
 1本、10本の売り上げで泣いて喜んでいる個人デベロッパーが、その1人、10人を取り逃す戦術を取るリスクはやはり大きいと思います。
 余談ですが、自分が売るもの、自分が所属する会社の製品は売れる可能性が高いもののほうが当然いいので、仕事とかであっても自分はポン出し感溢れるものを積極的扱うことはかなり抵抗するだろうなと思います。(決定には従うでしょうけど

②プラットフォームの扱い

 Steamでもアンケート取られますし、FANZAやDLsiteでも隔離されます。

Steamのアンケート(まぁこれはゲーム内で自動生成~なのでポン出しアートの話とはちょっと違うと言えばそうですけど)
DLsite
FANZA

 プラットフォーマー様に取り上げていただかないことには売れようがないので、これはもう圧倒的デメリットだと自分は思っています。
 大衆化技術としては歴史が浅いですし、クレジットカード関係での規制の話もホットな中、政治的な理由でより強く規制されるリスクも軽視できないです。全体的な流れとしてはそうではないとしても、反転する可能性はいつだってあるでしょう。仕事終わってちまちま週末数時間ずつ積み上げてようやく数年かけてリリースしようとしたものがオジャンになると想像するだけで泣きそうです。
 半面、手描きだからBANされる……ってことは考えづらいです。そういった点でもやはり上位だなと思わざるをえないですよね。
 これも、Steamで「AIアートフェス」みたいなテーマセールがあってそれがめちゃくちゃ売れた、みたいな話が出たら手のひら返す時でしょうね。
 

●最後に

 というわけで、個人的にはなるべく使いたくない……と思ってはいる一方で、素材としてアセットストアなどで色々買ったり拝借したりということは自分はそこそこします。作者が人間である前提です。
 とはいえ、これの制作過程や作者の顔はあんまり見えないので、結果的に無意識に使ってしまうこともありえるかもしれないです。
 これが現状リスクだな~と思っています。
 お手製な場合はお手製だって書いておいてもらえると、現状素材のバリューは高まって選ぶ際に一段階自分に対しては優位に立てると思います

■追記(2026/7/8)

 アンケート、出てきたので張り付けておきます。

まず23.4%の回答者は「まったく気にしない」とし、19.6%のユーザーも購入に対して「支障にはならない」と回答。あわせて約43%のユーザーが生成AIを利用したゲームの購入について肯定的な回答をした。一方、23.3%のユーザーは生成AIを使っているゲームを買うことに「あまり乗り気ではない」と回答し、8.1%のユーザーは「どんな状況でも買うことはない」と回答。あわせて約31.4%のユーザーが否定的な回答をした。また25.6%のユーザーは“中立”と回答しており、ユーザーのあいだでも意見が分かれていることがうかがえる結果となった。

Steamユーザーの43%は「ゲームに生成AI使われてても気にせず買う」との調査結果。“使い方次第”など、温度差くっきり(Automaton)

 記事内では適当に8:2みたいな感じでやっていますが、3割の客を取り逃してもいいって判断ができるのは、やっぱり随分と気前がいいプロダクトですね~って思っちゃいますけどね~。

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