キ○ガイオトコ
今回入手したお宝は、橘外男著「陰獣トリステサ」初刊。なんともそそられるタイトルではないですか。
随分昔に本作品を収録した「青白き裸女群像」が今はなき桃源社から復刊されたあと、しばらく入手困難でしたが、この十年で何度か刊行されているので、以前ほど読むのには苦労しない。紙の本は絶版だけど青空文庫にもなってるし。

「陰獣トリステサ」のタイトルを知ったのは、いつだったか?花輪和一装丁の橘外男傑作選全三巻(今はなき😅教養文庫)だったろうか?
ともあれ、そこには「陰獣トリステサ」は収録されておらず、そのタイトルが気になっていました。
*ちなみにペンネームを「キ○ガイオトコ」からとったという説がありますが、これはガセらしい😅
2000年前後に池上遼一の初期作の刊行が続いておりその流れで「陰獣トリステサ」(エロチック😍)短編集が刊行されました。池上遼一が「陰獣トリステサ」を劇画化してたのは知りませんでしたが、ようやく「陰獣トリステサ」のあらましを知ることができたのでした。

その後、古本市で「陰獣トリステサ」を収録した桃源社の「青白き裸女群像」を格安で購入し、そこでようやく活字として本作を読むことができました。

まぁ、内容については興味のある方は読んでもらうとして、今回入手したのは文潮社から昭和23年に刊行された初刊本。書影は桃源社の「青白き裸女群像」に付された澁澤龍彦の解説にモノクロで添付されていて見てましたが、今回もたまたまヤフオクで見つけて思わずジャケ買いしてしまいました。ライバルのお陰で少々入札額上がりましたが、それでも相場よりはだいぶ安く入手できました(笑)
うーん、極限まで省略された描線の装丁がいい。額に入れて飾っておきたい😍
作者名は記載されておりません。
ちなみに、併録されている短編「スカヴァンゲルの一夜」は初見。タイトルも見たことないし、ググっても見つからないのでかなりの珍品?
この後、「青白き裸女群像」を子供向けにリライトした「双面の舞姫」が収録された「私は呪われている」も入手してしまいました。このミステリ珍本シリーズ、何冊か持っていますが、マニアック過ぎて購入を躊躇しているうちに、品切れとなり、価格が高騰しています…😣今回は、少し状態が悪いものを安く入手できました。


当時の少女のトラウマになったことは間違いない
まだ、読めてない本や観れてないBDがあるんだけど、また、読まなきゃならない本が増えてしまった…
追記
「スカヴァンゲルの一夜」読了。スカヴァンゲルは、ノルウェーに実在する都市。スウェーデンウプサラ大学研究員一団が訪れたスカヴァンゲルで突然狂人に襲われる。なんとか危機を逃れた一行は、かつてその地であった出来事を知る。おとなしかった男が狂人になった訳とは?なんとも陰惨な後味の悪い話でした。今、刊行できるんかな?
