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回収なんてしたくなかったフラグ #287

感慨に浸れやしなくても。

夫婦と子が二人いる家庭の話。ちょい聞いてくださいよぉお

夕食の献立を考えてる時に気がつき、夫に話しかける。
「今夜は二人で夕食かもしれない。」
『え?二人は?』
「バイトと塾で帰って来るのが遅いからさ。最近は、バラバラで食事が多いのよ。」
『……そうか。』
「子が幼児期の時は、いつまで続くのかと思っていたけど、手が離れつつあるよねぇ。」
『…感慨深いな。』

同じ時間に子どもと夕食を食べるのが、当たり前だったのに生活サイクルがズレていく。
夫婦二人で出掛けた時も思いました。
子どもと一緒に家族で出掛けるのが、当たり前だったのに、夫婦二人に違和感を感じて。
食事は、子どもとの会話の場だったので、会話も減っていく事実に気づいて、少し寂しくなりました。

「手が離れつつある」なんて、どの口が言ったのか。その日の夕方、私はとんでもない事態に直面することになります。

夕方、帰ってくるはずの子が帰って来ない。
学校から帰って来てからバイトに行くと聞いていて、バイトの制服は家の中。
学校からバイト先まで約1時間はかかる。
私が気づいた時には1時間前。

イヤな予感がして、子にアプリ経由で確認してみる。

「わかっているよな。バイトの制服が家にあるて。」
『わかっています』
「まだ学校?」
『今、最寄り駅に着いた。』
「え?ヤバくね?」
『ちょっと、やばい』
「駅の改札口に行くわ。そこで、制服を渡す。何時にこっちの駅に到着する?」
『調べたら41分に着きます』

改札口に制服もらいに来ていたら、次の電車へ乗ることになり間に合わない。
しばし、思考の上再び会話。

「ホームで制服を渡すわ。何両目に乗ってる?」
『4両目くらいにいると思います。車両の中で受け取ればいいのか。』
「車両だと私がバイト先の駅まで行くやろ。ふざけるな。一度、電車から降りて同じ電車に乗って。」
『わかりました』
「車両、3か4どっち?」
『456の間のどこかやと思う。』
『もう、着きます。』
電車がホームへ入って来る。お互いに電車越しに目を凝らし、全集中で相手を探す。
見つけた!車両違うじゃねぇか!!と電車を追いかける。人波に、いたはずの子を見失う。
不意に、鞄を引っ張られ振り向くと我が子。
『ありがとう』と小さな声と一緒に電車の中へ。

やり切った。足取り軽く自宅へと向かい、夫に報告。夫がポツリと、
『見事なフラグやな。』
「え?フラグ?」
『夕食の話しで、手がかからなくなるて言うてたやろ。まだまだ手がかかるやん。』
「ほんまや!!」

親から巣立ちは何時なのか。

帰って来て言い訳してました

最初の過ちは仕方ないです。同じ事を繰り返さなければ良いので。
え?もし、同じ事をしたらですか?
状況によりますが、基本放置です。信用が大切だったと痛感すれば良い。

さて、次回。投稿できたら良いな。
よろしければ、おつきあいください。


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