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満員電車で、なぜか同じ人と何度も乗り合わせている気がするのはなぜか

通勤電車の同じ車両に、いつも同じ顔ぶれが乗っている気がする。あの人も今日もいる、と思うことが増えると、まるで示し合わせているかのような不思議な感覚になる。実際には、そう感じるだけの理由があるらしい。

一度「あの人、見たことある」と意識してしまうと、その後は同じ人を見つけるたびに気づきやすくなる。これは注意がその特徴に向きやすくなる心理的な傾向と関係があるという。存在自体は前から変わらないのに、意識した瞬間から目に留まる回数が急に増えたように感じられる。

実際の乗り合わせの回数そのものは、意識する前と後でほとんど変わっていないことが多い。変わったのは、目に入った出来事をどれだけ記憶に残すかという方だった。気づかなかった分は記憶にも残らないので、意識してからの回数だけが際立って見える。

通勤時間帯やホームでの並ぶ位置が近ければ、同じ人と乗り合わせる確率自体はもともと高い。そこに気づきやすさの変化が重なることで、偶然が必然のように感じられてしまうのだろう。

今日もいつもの車両で、見覚えのある顔を見かけた。気のせいかもしれないと思いつつ、なんとなく安心するような、不思議な気持ちになる。

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