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夫に気を遣う余裕がなくなったら、私は少し元気になった

少し前まで、私は夫の気配にとても敏感だった。

同じ家の中にいるだけで緊張する。

物音がすると気になる。

声が聞こえると、体がこわばる。

「何か言われるんじゃないか」
「機嫌が悪いんじゃないか」

そんなことを、いつもどこかで気にしていた。

一時期は、夫の気配を感じるだけで動悸がして、息が苦しくなることもあった。

頭ではなく、体がずっと「逃げろ」と言っているような状態だった。

最近、ふと気づいたこと

そんな私だったけれど、最近ふと思った。

以前より、夫のことを気にしなくなっている。

夫との関係が元通りになったわけではない。

全部許せたわけでもない。

それなのに、以前ほど夫のことで頭がいっぱいにならない。

どうしてだろう。

考えてみて、一つ思い当たることがあった。

夫に気を遣っている余裕がなくなったのだ。

社労士試験に夢中だった数か月

今年、私は社会保険労務士試験に挑戦した。

試験前の数か月は、本当に必死だった。

今日は何問やる。

ここがまだ覚えられていない。

雇用保険も労災もやらなきゃ。

年金も確認したい。

頭の中は、そんなことでいっぱいだった。

以前なら、夫が家にいるだけで意識の一部を持っていかれていた。

でも試験前は、

夫の機嫌を気にしている暇があったら、一問でも問題を解きたい。

そんな毎日だった。

8月に試験が終わって、少し時間ができた今。

振り返ってみると、あの時間は資格の勉強をしていただけではなかったのかもしれない。

考えることが「夫」から「私」へ変わった

以前の私は、夫との関係にものすごく大きなエネルギーを使っていた。

どうしたらわかってもらえるんだろう。

どうしたら普通に話せるんだろう。

どうしたら傷つかずに済むんだろう。

そんなことを、何年も考えていた。

でも今は、

社労士になりたい。

もっと働けるようになりたい。

自分で収入を得られるようになりたい。

これからの人生を、自分で作っていきたい。

考えることが、少しずつ

「夫」から「私」へ変わってきた。

回復って、こういう形もあるのかもしれない

以前の私は、

「私の心を元に戻して」

と夫に伝えたことがある。

それくらい、自分を傷つけた相手に、自分を元に戻してほしいと思っていた。

でも今は少し違う。

誰かに元に戻してもらうのではなく、

私は自分で、自分の人生を取り戻そうとしているのかもしれない。

夫を許せたから元気になったわけではない。

夫婦関係の問題が解決したからでもない。

ただ、自分の人生に「夫以外のもの」が増えた。

勉強。

仕事。

資格。

これからやってみたいこと。

そして、自分の未来。

そちらを見る時間が増えるほど、夫のことでいっぱいだった私の世界が、少しずつ広がっていった。

夫より、自分の人生に忙しくなった

もちろん、まだ途中だ。

夫との関係をこれからどうするのかも、答えは出ていない。

社労士試験も、今年は思うような結果には届かなかった。

それでも、必死に勉強した時間が無駄だったとは思わない。

夫の顔色をうかがっていた時間を、自分のために使う。

夫のことを考えていた時間を、自分の未来について考える時間にする。

そうしていたら、いつの間にか私は、以前より少し元気になっていた。

夫を気にしなくなったのは、

夫との関係が解決したからではない。

私の人生に、夫以外のものが増えたからなのかもしれない。

勉強もしたい。

仕事もしたい。

これからやってみたいこともある。

自分の人生を作ることで、結構忙しい。

今は、それでいいと思っている。

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知花|モラハラと向き合う私の記録 読んでくださって、本当にありがとうございます。 この記録は、回復の途中にいる私が残している言葉です。 もし少しでも心に触れるものがあったら、チップでそっと応援していただけると、次を書く力になります。