日系カフェ&日本にインスパイアされたカフェのご紹介 in ジャカルタ2025
前回のカフェチェーン比較に続き、日系カフェと日本にインスパイアされた準日系カフェのご紹介です。
サンマルクは撤退しましたが、さすが日本と誇らしくなるようなカフェばかりで、皆さん頑張っておられます。
日系カフェ
1.星乃珈琲
日本のトラディショナルな純喫茶が突如として現れたような店。
カフェは文化ということが分かる。
星乃には日本に住んでいた時に近所にあったのでよく行っていた。
鍵を忘れて締め出された時に、誰かが帰ってくるまで時間をつぶしで滞在するとか、家族の誰かが頑張った時に、みんなで甘いものを食べに行くとか。
その店は蔵作りの店で天井が高く雰囲気が気に入っていた。
ジャカルタのスナヤンにある店は天井こそ低いが、家具や壁の色調や落ち着きが星乃珈琲そのもので素晴らしい。

コーヒーの味はたぶん日本の星乃ブレンドと同じだと思う。水が違う分少しは違う味になっているかもしれないが、わたしには分からない。

この店は小さい子供連れの家族に好まれ、ラグジュアリーな内装にもかかわらず、ファミレスっぽい雰囲気になっている。
実際食事を楽しむ人達の比率が時間に関係なく高い。
日本風の食品サンプルのせいかもしれない

純粋なカフェとしての競争力は高価格なため低いが、日本風の雰囲気で洋食を食べるという明確な差別化ができていて、金持ちの子供を食品サンプルでひきつけるという特徴も持っている。
わたしはうまくいくかもしれないと思っている。
2.%アラビカ
7店展開している。日系では断トツで多い。

7月のガイキンド国際オートショーにも出店し大行列。良い宣伝になっていた。

豆の麻袋を壁に飾るのが特徴。

白を基調とした、シンプルかつ無機質な雰囲気で、クールジャパンな内装
焙煎場のある店舗へ行き、焙煎しているところを見学させてもらう。
最高の香りです。ハル~ム(かぐわしいという意味)



焙煎工場付きの店は2階に座席があり、素晴らしいデザイン

ラテアート

年輪を重ねるほど価値が高まる(あくまでもウダの感想)
3.Kurasu
バンドンにいたときから気になっていたカフェ
インドネシア人は日本によいイメージを持っていて、京都というのは一種のブランドになっている。
京都、祇園は有名で、ジャカルタにいれば、KyotoとかGionという名前がついているお店を目にするだろう。
わたしはブロックMの外れにある店に行ってみた。
すっかり寂れてしまったパサラヤの先にある。
結局入れず。
すごい人だった。

店の中に入ってみたら、中にもすごい人がいる。

見るとほぼ全員抹茶ラテを飲んでいる。
おおかたインフルエンサーがここの抹茶ラテをすすめ、SNS で広まっているのだろう。
こういうところは日本ととても似ている。集団行動が好きな民族。
本物の抹茶を知り、偽物を避けてくれるようになれば嬉しい。

平日の夜に出直すことにし、グランドインドネシア店に行って見た。
ここも混んでいる。

オープンスペースで居心地が悪く、回転が早いだろうと踏んで行列に並んだ。
ラテは税込500円以上で高め。

ただし、ラテをたくさん飲み比べるなかで、今回初めて味の違いに気付いた。
コーヒーの苦味と濃さを感じたのだ。気のせいかもしれない。
ここは相変わらず抹茶ラテがよく出る。
半分以上が抹茶ラテ。

価格とサービスが見合っているとは思えないのと、背伸びして頑張って買いに来ている人達が多そうなので、しばらくしたら落ち着くだろう。
会社からすると心配な展開かもしれない。
4.Hario Cafe
インドネシアのコーヒー好きなら誰でも知っているV60を作っている会社HARIO。
わたしはバンドンのおしゃれなカフェのメニューで初めてここの存在を知った。
驚くべきことに、ジャカルタにカフェを開いている。

場所はワン•サトリオという、若者が集まるおしゃれなモールにある。エリアはジャカルタ中心地のメガクニンガン。

日陰を作ってあげないと、昼暑くて鯉が可哀想
Zenbuという名のローカライズ日本食レストランを展開するグループが、フランチャイズ契約で展開している。
わたしには意外な組み合わせに感じる。
ゼンブには申し訳ないが、適当感あふれる店ばかりで、本物志向とは対極にある会社と感じていた。
でも、もし彼らが本気で本物を目指すのであれば、今後に期待したい。

ちゃんと淹れてくれるので仕方ないが、ちょっと高いかな。

高い価格の良いところは、客層がよくなり、かつ混まないところなのに、Harioは有名なので意外にグループ客がいて、騒がしい。

5.Kamakura Japanese Cafe
地下鉄MRTのスティアブディ駅から400メートルくらい奥に行ったCitywalkというモールビルの3階にある。
1階には日本食スーパーのパパイヤが入っているので、日本人はよく行くビルだろう。

日本人がやっているので日系に入れた。
日本のファミレス感を出しつつ、手作り感を感じさせる。
更にデザートをかなり充実させていて、そこはカフェと言ってもいいと思う。
わたしの中ではパフェが嬉しい。
こういう普通の日本風の洋食屋はありそうで無かった。町中華の業態は昔からあったのに、町の洋食屋はぽっかりと空いたゾーン。
日本のカルボナーラ

わたしは好みのカルボナーラがあり、自分で作るくらいこだわりが強く、この味は合わない。わがまま言って申し訳ありません。
明太パスタにしておけば良かった。
箸でパスタを食べていると、前に駐在していた時に何度か行ったことのある、日本人の元気な女性がやっていたイタリアンが急に蘇ってきた。クニコさんという元気いっぱいの女性がやっていたルザートというお店。
あそこも家庭感を出す店だった。割り箸で食べるイタリアン。
調べたらクニコさんは日本に帰国され亡くなれていました。
ルザートからのれん分けの形でできたイタリアンがあり、ミスティカンザという名前だったらしいのですが、去年惜しまれつつ閉店したとニュースがありました。
いちごパフェ

わたしはパフェのこだわりも強く、このパフェは好みではない。
もし、価格を下げるためクオリティを落としているのであれば、倍払うので改良してほしい。
他で食べられないし、パフェがわかるのは日本人だけなので、この店に頼る他ない。
文句ばかりになって申し訳ありません。
応援したい店なので、何度か来て他のメニューも是非試します。
日本にインスパイアされたカフェ
たくさんあるので、ジャカルタ中心部にあって行きやすい場所にしぼりました。
1.Cafe Kitsune
日本にもあるファッション系カフェ
メゾンキツネという服屋に併設されている。
創業者はフランス人と日本人で、パリが発祥の地。
店はアスタ(Ashta District 8)という、まるで表参道や六本木の東京ミッドタウンに来たみたいなモールにある。
ちなみにすでにご紹介した%アラビカもこのモールに出店している。

奥のカフェは広く、でも昼時は混んでいて、半分くらい埋まっている。

わたしは今回カフェ比べで訪れたが、わたしには縁遠い店という感じがする。
わたしの世界と違い過ぎ、価値や良さを感じられない。全てが洗練されすぎているのです。
でも、好きな人の気持ちはとてもよく分かります。
2.てeRU
Tをひらがなのてに変えている。
家の近くのEPI Walkに開店した。
カフェ&レスト業態で、和食に力を入れている。
まだ食べたことはないが、コーヒーは最高

豆の説明も丁寧
何の香りも嗅ぎ取れずすいません。

雰囲気も最高

大好きな店です。近くに出来てとても嬉しい。
3.Cafe Kissaキッサ
Djournal Coffeeを展開するIsmaya グループの新業態。
グランドインドネシアに1店のみ展開している。

価格は税前でロングブラックが400円、ラテが450円とちょっと高い。
内装は和を意識し、枯山水のミニチュアがおいてある。

パンも日本のおにぎりを意識しユニーク

インドネシア人に上手く刺さっているのか、グランドインドネシアのロビーフロアという立地の良さのせいか、ほぼ満席。
昼時を外したのに半分くらいは何らか食べていて、甘味処、お食事処として位置づけられているのかもしれない。
そして、ここも抹茶関連ドリンクの注文率が高い。
和の店=抹茶なのかもしれない。
客層は幅広い。
メニューの日本語はうっかりミスがあるくらいでおかしなところはない。
気になるところとしては、Ube(ウベ)とついたメニューが二つもあり謎。恐らくUji(宇治)の誤りではないか。
それと目立たず豚肉料理が混ざっている。ハラルの店ではない。
多店舗化を意識した業態ではないかもしれない。
まだまだありますが、これにて打ち止めにします。
おわり
