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20歳の私がPC-9801で夢中になった『ラストハルマゲドン』を、約40年後に見返してみた

今から約40年前。
20歳だった私は、PC-9801の前に座って、ひたすらモンスターを育てていました。
ゲームの名前は、
『ラストハルマゲドン』

今、改めて当時の画面を見ると、ちょっと笑ってしまいます。
「よくこんな粗いドット絵と、シンプルなマップで何時間も遊んでいたな……」と。

でも、不思議なんです。
当時はまったく「粗い」とは思っていませんでした。
むしろ画面の向こうには、とても広くて、不気味で、未知の世界が広がっているように感じていました。

主人公が「人間ではない」という衝撃

当時のRPGといえば、
勇者がいて、戦士がいて、魔法使いがいて。
そして人間がモンスターを倒す。

それが普通でした。
ところが『ラストハルマゲドン』は違います。

主人公側にいるのは、
スケルトン。
ゴブリン。
ガーゴイル。
ハーピー。
スライム。
サイクロプス。
……どう見ても、普通のゲームなら敵側です。

でも、このゲームでは彼らを自分で育てます。
私はここに強烈に惹かれました。
「なんだ、このゲームは?」
という感覚です。

人類がいなくなった世界


このゲームの世界では、人類はすでに姿を消しています。
残された世界を歩いているのはモンスターたち。
そして地球には、さらに異質な存在が現れます。

ゲームを進めながら、
人間に何が起きたのか。
なぜ世界はこうなったのか。
その謎を少しずつ追っていく。
この設定が、当時としては本当に斬新でした。

単純に魔王を倒して終わり、という話ではありません。
世界そのものに大きな謎がある。
私はその先を知りたくて、PC-9801の前からなかなか離れられませんでした。

モンスターが成長し、変化していく面白さ

私が特に覚えているのが、モンスターの成長です。
レベルを上げていくと、単純に数字が強くなるだけではありません。
モンスター同士の要素を取り込みながら、さらに違う姿へ変化していく。

今なら「育成」「進化」「ビルド」といった言葉で説明できるのでしょうが、当時の私にはそんな言葉は必要ありませんでした。
ただ、
「次は何になるんだろう?」
それだけで夢中になれました。

こうして今見ると……。
すごいですよね。
ほぼドットです(笑)
でも当時の私には、これがちゃんとモンスターに見えていました。
いや、それどころか。
頭の中では、もっと巨大で、もっと気持ち悪くて、もっと恐ろしい生き物になっていた気がします。

昔だから我慢できた、ではないと思う

昔のゲームについて、
「当時は娯楽が少なかったから楽しめただけ」
と言われることがあります。

もちろん、それも多少はあるでしょう。
でも私は、それだけではないと思っています。
『ラストハルマゲドン』には、
想像させる余白
がありました。

今のゲームなら、炎は本物のように燃えます。
石には細かな傷があります。
モンスターの皮膚や筋肉、光の反射まで描かれます。
でも昔は、そこまで描けません。

だから足りない部分を、自分の頭の中で勝手に作っていました。
数十個、数百個のドットを見ながら、
「こいつは、本当はこんな姿なんじゃないか」
と想像する。
ゲーム機が描いてくれない部分を、プレイヤー自身が描いていたのかもしれません。

では、2026年のゲームだったら?


そこで今回、ちょっと遊んでみました。
当時の『ラストハルマゲドン』の画像を見ながら、
「もしこれが2026年に作られたゲームだったら?」
とAIに描いてもらいました。

…いや、怖い(笑)
でも私が驚いたのは、
妙に違和感がないこと。
なんです。

もちろん、昔のゲーム画面とはまったく違います。
それでも、
「ああ、このモンスターはこういう姿だったかもしれない」
と思えてしまう。

20歳の私が頭の中で見ていた世界

もしかすると、この2026年版の画像は、
20歳だった私が、当時ドット絵を見ながら頭の中で想像していた『ラストハルマゲドン』
に近いのかもしれません。
約40年経って、ようやく映像になった。
そう考えると、なんだか面白いです。

冒頭に登場するガーゴイルもそうです。
当時は数色のドットで描かれていました。
でも、そこから感じた不気味さは強烈でした。

世界の異変。
得体の知れない存在。
そして、これから何が始まるのか分からない不安。
画面そのものよりも、その先を想像させる力が強かったんですね。

石板一枚でも、妙にワクワクした
これも今見るとすごいです。

ただの石板です(笑)。
現代のゲームなら、おそらく巨大遺跡になって、風が吹き、砂ぼこりが舞い、カメラがぐるっと回るでしょう。
でも当時は、この一枚を見るだけで、
「ここには何が書かれているんだ?」
「人類に何があったんだ?」
と想像しました。
そしてAIで現代風にすると――

こうなる。
約40年で、ゲームの映像はここまで変わりました。
でも不思議なことに、
ワクワクした気持ちそのものは、あまり変わらない。

今リメイクされたら、私はたぶん買う

今のゲーム技術で、
広大な荒廃した地球を歩けて。
モンスターそれぞれの特徴がリアルに描かれて。
育成や融合がもっと複雑になって。
昼と夜で行動できるモンスターが変わり。
世界各地に残された遺跡から、人類滅亡の謎を追っていく。

……そんな『ラストハルマゲドン』が出たら。
私はたぶん買います(笑)
いや、かなり高い確率で買います。


昔のゲームを振り返ると、
映像の進化だけでは語れない面白さがあったと改めて感じます。
PC-9801の頃から、ゲームがどう変わってきたのか。
そんな話をもう少し広げて書いた記事もあります。よければ続けてどうぞ。
👉 ゲームはいつから「札束の殴り合い」になったのか|PC-9801からガチャまで⁠、古参ゲーマーが見てきた40年


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