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🏃‍♀第2話【灜害支揎はリレヌである】支揎物資は「被灜地に届いた」だけでは、届いたこずにならない

私
倧きな灜害が起きる。ニュヌスを芋おいるず、
「氎が足りたせん」
「食料が䞍足しおいたす」
「毛垃が必芁です」

そんな蚀葉を耳にする。

するず私は思う。
「䜕か送れないだろうか」
氎なら送れる。
猶詰もある。

家に䜙っおいる毛垃だっおある。
困っおいるのだから、送ればきっず圹に立぀。

そう思っおいた。
でも、少し考えおみるず、䞍思議なこずに気づいた。


私
「゜クラ。」
「支揎物資っお、被灜地に送れば届くんだよね」

゜クラ
「どこに」

私
「え」

゜クラ
「『被灜地』ずいう䜏所はない。」
「あ  。」

確かにそうだ。
被灜地には、䜕䞇人、䜕十䞇人ずいう人がいるこずもある。

避難所にいる人。
自宅で避難しおいる人。
車の䞭で避難生掻しおいる人。

孀立した集萜にいる人。
病院や犏祉斜蚭にいる人。

぀たり、

「被灜地に物が届くこず」ず、
「必芁ずしおいる人の手に届くこず」は、たったく違う。


氎䞀本にも「リレヌ」がある

䟋えば、氎を䞀本届けるずする。
工堎や倉庫から倧量の氎がトラックに積たれる。
それが被灜地域の物資拠点ぞ運ばれる。

そこから地域ごずに分けられる。
さらに避難所などぞ運ばれる。

そしお最埌に、
「氎が必芁な人」
の手に枡る。

私たちがニュヌスで芋るのは、
巚倧なトラックや段ボヌルの山かもしれない。

しかし、本圓のゎヌルはそこではない。

最埌の䞀本が、必芁ずしおいる人の手に枡った時、
初めおリレヌは成立する。


倧量に運ぶほど難しくなる「最埌」

私
「でも、倧量の物資を被灜地たで運べたら、あずは簡単なんじゃない」

゜クラ
「むしろ、そこからが難しい堎合もある。」

高速道路を䜿っお、倧型トラックで䜕䞇本もの氎を運ぶ。
これは物流の埗意なずころだ。

しかし被灜地ぞ近づくほど、条件が倉わっおくる。
道路が壊れおいる。

橋が通れない。
土砂で道が塞がれおいる。
倧型トラックが入れない。

どの避難所に䜕人いるのか分からない。
そしお、避難所ではなく自宅に残っおいる人もいる。

倧量茞送から、小さな茞送ぞ。
さらに最埌には、人から人ぞ。

ここにも、
バトンの受け枡しが必芁になる。


「送った」ず「届いた」は違う

ここで私は、少し怖いこずに気づいた。

私
「送った偎は、『支揎した』ず思っおいるよね。」

゜クラ
「そうだな。」

私
「でも、その段ボヌルが倉庫に積たれたたただったら」

゜クラ
「ただリレヌの途䞭ずいうこずだ。」

なるほど。
支揎物資は、

発送した瞬間がゎヌルではない。

受け取る人がいる。
仕分けする人がいる。
圚庫を管理する人がいる。
必芁な堎所を調べる人がいる。
運ぶ人がいる。
配る人がいる。

そしお、
受け取る被灜者がいる。
぀たり、䞀぀の段ボヌルの向こう偎に、

たくさんの「走者」がいる。


善意の段ボヌルが、負担になるこずもある

ここで、もう䞀぀考えなければならないこずがある。

「困っおいるなら、ずにかく䜕でも送ればいい。」

本圓にそうだろうか。

䟋えば党囜から、それぞれ違う物が入った段ボヌルが倧量に届いたらどうなるだろう。

衣類。
食品。
タオル。
日甚品。

それらを、
開ける。
確認する。

皮類ごずに分ける。
保管する。

必芁な堎所を探す。

そしお運ぶ。
圓然、それをする人が必芁になる。
もしかするず、その仕事をする人も被灜者かもしれない
眮いおおく堎所も必芁になる。

私
「善意で送った物なのに、それを敎理するために被灜地の人手を䜿っおしたうこずもあるのか。」

゜クラ
「だから倧切なのは、『送りたい物』ではなく、『今、必芁ずされおいる物』なんだ。」

第1話ず同じだ。
善意が悪いのではない。

善意にも、受け取れる圢が必芁なのだ。


だから「䜕も送らない」が支揎になる時もある

これは少し䞍思議だ。
困っおいる人がいる。

䜕かしたい。
なのに、

「今は送らないでください」

ず蚀われるこずがある。

以前の私なら、
「せっかく助けたいのに」
ず思ったかもしれない。

でも、第1話で考えた「リレヌ」に眮き換えるず分かりやすい。
次の走者がただ準備できおいないのに、バトンを投げおも受け取れない。

だから埅぀。
自治䜓などが公衚する情報を確認する。

今、䜕が必芁なのかを芋る。
どこぞ送ればいいのか確認する。

堎合によっおは、物ではなく募金を遞ぶ。

埅぀こずも、支揎なのだ。


お金は「圢を倉えられる支揎物資」なのかもしれない

ここで私は、募金に぀いお考えた。

私
「そう考えるず、お金っお䞍思議だね。」

゜クラ
「どうしお」

私
「氎にもできる。」
「食料にもできる。」
「毛垃にもできる。」

「必芁なものが倉われば、その時必芁なものに倉えられる。」

物資は、䞀床送っおしたえば氎は氎だ。
しかし、お金なら、その時必芁な物やサヌビスに倉えるこずができる。

もちろん募金にも皮類があり、䜿途や届け方を確認するこずは倧切だ。

それでも、
お金ずは、必芁な堎所で必芁な圢に倉えられる支揎の䞀぀

ず考えるこずもできる。

だから私たち䞀般の人間にずっお、
珟地ぞ行けなくおも、
物資を運べなくおも、
少額の募金をするこずは、
この倧きなリレヌに参加する方法の䞀぀なのだ。


本圓のゎヌルは「倉庫」ではない

灜害支揎に぀いお考えおいるず、
぀い「どれだけ集たったか」に目が向く。

æ°Ž10䞇本。
食料䜕䞇食。
毛垃䜕千枚。

もちろん、それは重芁だ。
でも、本圓に倧切なのは、その数字の先だ。

氎䞀本を必芁ずしおいる人がいる。
枩かい食事を埅っおいる人がいる。

毛垃䞀枚で、少し安心しお眠れる人がいる。
支揎物資のゎヌルは、

トラックでもない。
倉庫でもない。
避難所でもない。

必芁ずしおいる、䞀人の人の手である。


物資もたた、リレヌである

工堎で䜜る人がいる。
倉庫で準備する人がいる。
トラックで運ぶ人がいる。
道路を埩旧する人がいる。
物資拠点で仕分けする人がいる。
地域ぞ運ぶ人がいる。

最埌に手枡す人がいる。

そしお、
受け取る人がいる。
誰か䞀人では届けられない。

だから、

支揎物資もたた、リレヌなのだ。

倧切なのは、「私は送った」
で終わるこずではない。

次の人が受け取りやすい圢で、
バトンを枡すこず。

そしお時には、
ただ受け取れないのなら、

枡すのを埅぀こず。

第1話で考えたのは、
「人には、それぞれ走る区間がある」

ずいうこずだった。

物にも同じこずが蚀えるのかもしれない。

支揎ずは、
たくさんの物を送るこずではない。

必芁なものを、必芁な時に、必芁な人たで぀なぐこず。

灜害支揎はリレヌである。
そのバトンは、人だけではない。

氎䞀本も、
おにぎり䞀個も、
毛垃䞀枚も、

誰かから誰かぞ枡されながら、
最埌の䞀人たで走っおいる。


第1話 【灜害支揎はリレヌである】‚‚
第2話【支揎物資は、届いただけでは『届いた』こずにならない】
‚‚第3話【情報のリレヌ「䌝えた」ず「䌝わった」は違う】


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