とーます模話のこざこざシリーズ 「にほんのすばらしい神社、寺~聖地の四方山話~⑬_〈神事と川の話ほか〉~」
模話1「にほんのすばらしい神社に聖地四方山続きね」
模話2「川って神事にとっては重要な場所だよね」
模話1「かわやって語源当たってないけどさ、川で用を足した名残だったりしてね」
※『語源由来辞典』:『古事記』には、水の流れる溝の上に設けられていたことが示されていることから、かわやの語源は、川の上に掛け渡した屋の意味で「川屋」の説が有力とされる。
模話2「大神神社関連の本でも、排泄物は川に流してたことや、神事もまた水辺で行われてたみたいなこと書かれてたでしょ? 汚れと聖なるものが同じ川ってのも象徴的な感じもして面白いね。そういえばインドのガンジス川も焼き場があって川に死骸は流されるよね。三途の川ってことだから、異界との接点でもあったわけよね。神道とは違うけど、異界との接点ってことは、神事にも共通してるんじゃない? 神との通信の場所として水辺を利用すると…」
模話1「インドのガンジス川も焼き場の話は仏教、いやヒンズー教的な習慣だし、神道や仏教伝来の後の日本の風習はいろいろまじっている感じありだよね。かわやの話にもどると…都を奈良から移したのも水質汚染や環境汚染が多少影響したのではとか読んだよ」
模話2「大津なら琵琶湖もあるしね。川もあるし」
模話1「長岡京も、水運もよく、川もあるよね」
模話2「なんで平安京に遷都になったんだっけ?」
模話1「諸説ありますが「早良親王」(さわらしんのう)の怨霊説が有力らしいね。水運や街の浄化システムとしては長岡京はよかったと思うけどね。京都は湧水はあっていいんだろうけど、川はすぐ近くってわけじゃないし…天神川は処刑場所でもあったから、血で紫色してたってさ。紫野の紫って血の色のことらしいしね。都市伝説的な話だけど。昔は川に排泄物やゴミを垂れ流しだったんだよな?」
模話2「何から何までではないだろうけどね。川ってのは死に場所として、あまり近づかないって話もあったし…」
模話1「そう言えば葬式後の初盆で河原で『お施餓鬼』といわれる曹洞宗流の儀式を行った記憶がある。儀式のあと、竹で組んだものを川へ流すんだよね。仏教的だけど、どこか日本的なものを感じたよ」
模話2「インドの仏教とは別のものになってるしね。それはそれで自然な流れなんじゃない。違和感あんまりないな」
模話1「川ってのは現代とは異なる意味があったってことだね。関係ないけど京都の鳥辺野は鳥葬の風習から地名がついてるんだよね。ボン教じゃなかった? なんでそんな風習が根付いたのか不思議だね。京都は都市伝説の宝庫で、関係ないけど千本通は卒塔婆がたくさん並んでたから地名がついたらしいしね。今より『死』は日常から遠ざけられてなかったってことかね」
模話2「いろいろ話とんじゃって収拾つかなかったね。続く~」
【tomasmowa2025】
