城めぐり記録15——一乗谷城・金沢城
はじめに
2021年7月、父と一緒の北陸遠征、その2日目・3日目の記録だ。
1日目に福井城・丸岡城を回った翌日、2日目に一乗谷城(100名城)を、3日目に金沢城(100名城)を訪れた。
アクセスと道中
一乗谷城へのルート:
JR一乗谷駅から徒歩約3分。
金沢城へのルート:
JR金沢駅からバスで約10分。「兼六園下・金沢城」バス停から徒歩約5分。
2・3日目の流れ:
2日目は一乗谷城を訪れてから金沢へ移動し宿泊。
3日目の午前に金沢城を回った。
この北陸遠征はゆっくり福井・金沢を楽しんだ。
一乗谷城
一乗谷城は、100名城 No.37。朝倉氏の山城だ。
ただし、この城が有名な理由は山城そのものより、一帯に広がる「一乗谷朝倉氏遺跡」にある。

戦国時代、朝倉氏が100年以上にわたって治めた城下町の遺跡が土の中から発掘されており、武家屋敷・庭園・町並みが復原されている。
戦国期の城下町の姿をリアルに体験できる場所だ。



この日は夏の盛りで暑く、山城本体への登城は控えた。
それでも復原された城下町遺跡だけで十分な見ごたえがあった。
いつか涼しい季節に再訪して、山城にも挑戦したい。

金沢城
金沢城は、100名城 No.35。加賀百万石・前田家の居城だ。
まず目を引くのが石川門だ。
現存建造物として国の重要文化財に指定されており、二の丸への入口として今もどっしりとした存在感を放っている。

また、城内で圧巻なのが、五十間長屋・菱櫓・橋爪門続櫓の復元建造物群だ。
白漆喰の壁に鉛瓦、海鼠壁、唐破風付出窓——細部まで格調の高さにこだわり抜いた意匠が随所に見られる。
鉛瓦は美しい白銀色を保つためという、実用というより見栄えを重視して選ばれた建材だ。
前田家の誇りと美意識を、城のかたちで今に伝えている。



立ち寄りグルメ
2日目昼:福そばで越前おろしそば
一乗谷を訪れた後の昼食は、福井市内の「福そば」へ。
越前おろしそばを食べた。

越前おろしそばは、そばに大根おろしをたっぷりのせてだし汁をかける、福井の郷土料理だ。
大根おろしの辛みとそばの風味が合わさって、さっぱりしているのに食べごたえがある。
前日の福福茶屋でも越前そばをいただいていたが、専門店のそばはやはり格が違った。
2日目夜:金沢でのどぐろ
金沢に移動した夜は、居酒屋でのどぐろをいただいた。
のどぐろ(アカムツ)は白身魚でありながら脂の乗りが抜群で、「白身のトロ」とも呼ばれる高級魚だ。
金沢は日本海に面した港町で、のどぐろは金沢を代表する魚のひとつ。
シンプルに焼いただけで、その脂がじゅわっと口の中に広がる。
北陸に来たらぜひ食べたい一品だ。


3日目昼:ハントンライスで北陸遠征の締め
北陸遠征最終日の昼食は、「グリル中村屋」のハントンライスで締めた。

ハントンライスは、ケチャップで味付けしたバターライスの上に薄焼き卵と白身魚のフライをのせ、ケチャップとタルタルソースをかけた料理だ。
名前はハンガリーの「ハン」とフランス語でマグロを意味する「トン」を合わせた造語だという。
1970年代に金沢で生まれた洋食で、市民に60年以上愛され続けるソウルフードだ。
ボリューミーで食べごたえがあり、旅の締めにぴったりだった。
スタンプ取得メモ
▼ 一乗谷城(100名城 No.37)
・設置場所:復原町並入口(南・北)、一乗谷朝倉氏遺跡博物館1階受付
・開館時間:9:00〜17:00
▼ 金沢城(100名城 No.35)
・設置場所:二の丸案内所、石川門入口案内所
・開館時間:9:00〜16:30
この城の超個人的評価
一乗谷城:★★★☆☆(城下町遺跡として唯一無二の体験ができる場所)
山城には行けなかったが、復原された城下町遺跡だけで十分な見ごたえがあった。
戦国時代の城下町の空気感をこれだけリアルに感じられる場所は他にない。
夏は暑すぎるため、秋口の再訪を狙いたい。
金沢城:★★★☆☆(前田家の美意識が随所に光る城)
復元建造物の白漆喰と鉛瓦の組み合わせが美しい。
石垣の博物館と言われるほど、さまざまな石垣が見られ、楽しめる。
兼六園と隣接するアクセスの良さも魅力で、金沢観光のど真ん中にある城だ。
