心のまま僕はゆくのさ 誰も知ることのない明日へ
Mr.Children(ミスター・チルドレン)
「Tomorrow never knows」
私が生まれて初めて買ったCDだ。
懐かしい、この白い鳥が羽ばたいているCDジャケット。
1994年発売だから、私が小学5年生のときのこと。
私がはじめて観たドラマが、
「若者のすべて」
その主題歌が、「Tomorrow never knows」だった。
私の家では、小学5年生になってやっと、夜9時以降も起きていていいと親の許可がおりた。
3歳下の妹も、小学2年生になっていた。
妹が小学1年生(私が4年生)になるまでは、私も一緒に夜8時前には寝かされていて。(おかげで、寝る子はよく育った。)
それまでずっと、夜9時以降のドラマを観ることができなかったのだ。
ドラマの内容はあまりよく覚えていないのだけど、この曲のイントロとメロディー、歌詞の印象が強烈に脳裏に焼きついたのを覚えている。
北アルプスの麓。山あいの小さな町で生まれ育った私は、どこかに行くときは両親の運転する車で出かけるのが当たり前だった。
子どもの足で歩いていけるお店といえば、近所の駄菓子屋さんか、文房具屋さんくらいのもので。
もちろんCDショップなんてなかった。
雪国に、冬の足音が近づいてくる頃。
お小遣いを握りしめて、はじめて友だちと3人で列車に揺られて隣の街まで出かけることにした。
1時間に1本しかない田舎のディーセル列車に揺られて20分。
ただ、隣の市へ行くだけなのに、私たちにとっては未知の世界へ行くようなワクワクの冒険だった。
チェーンのハンバーガー店で、3人だけでランチを食べることすら、ドキドキの体験。
CDショップで、お目当てのこのCDを見つけたときは、うれしかった!
はじめてのおつかい気分だった。
私にとって、はじめてCDを買った日は、友だちとはじめての冒険に出かけた日。
ちょうど思春期のはじまりくらいで、親からの「巣立ちの準備の日」でもあったのかもしれない。
そんな人生の変化のタイミングで手にとった
「Tomorrow never knows」
歌詞は全部好きなのだが、とくに最後のここが好きだ。
果てしない闇の向こうに oh oh 手を伸ばそう
癒える事ない傷みなら いっそ引き連れて
少しぐらい はみだしたっていいさ
oh oh 夢を描こう
誰かの為に生きてみたって oh oh
Tomorrow never knows
心のまま僕はゆくのさ 誰も知ることのない明日へ
未来がどうなるか分からない。
ワクワクもあるけれど、不安もいっぱいある。
過去にはそれなりに嫌なこともあった。
悲しいこともあった。
後悔していることもある。
だけど、それを消し去ろうとしなくていい。
痛みも傷も、抱きしめて一緒に連れていこう
未来のことはだれにも分からないのだから
誰かの期待に応えたり
誰かに遠慮しないで
自分が信じた道を突き進もう!
私はこんなふうにこの歌詞を受けとって、いろんな節目に勇気をもらってきた。
新たなはじまりの春。
またこの曲に背中を押してもらえた気がする。
今日の記事は、note公式のこちらの企画のお題で書いてみました。
ステキな企画ありがとうございます。
