【連載小説】ダッチン! ~日本の寄付を文化に変える男~ ≪21≫
21 加藤大地の談
NPO earth tree代表の加藤大地です。
「かでさん」でイイです。
そう呼んで下さい。みんな、そう呼んでくれてますから。
あっ、ラタンネックレス。
うちの商品を、ありがとうございます。
ステキです。よく似合っています。
そうです。うちのオンラインショップ『LOYLOY』の人気商品です。
このインタビューのために購入を?
へぇ〜、足立さんのnoteで私のことを知って、その日のうちに買ってくれたんですか。それは嬉しいなぁ。
僕の経歴を簡単に、ですか。
ええっと、まず2009年に、ハネムーンで世界一周をしました。
その途中、バックパッカーの仲間たちと、カンボジアに小学校を作りまして、これがモノすごく喜んでもらえたんです。
貢献する喜びに気づいてしまい、結局2019年に、家族みんなでカンボジアに移住しました。心の芯が震えて、僕も妻も、カンボジアの魅力に抗うことができなかった、って感じです。
今は、カンボジアで、教育と雇用の支援活動を行なっています。
これまでの活動を振り返る、短編映画『つながりミライ』を作ったんですよ。これ、キネコ国際映画祭にもノミネートされました。
めっちゃ嬉しかったなぁ。
それでね、完全版も作ることにしたんです。
ぜひ観て! よろしくね!
ようするに僕は、カンボジアの『人』に、惚れちゃったんです。
特に、子供たちの笑顔に。
目がキラキラ輝いているんです。信じられないくらい澄んだ瞳をしています。汚れがまったく無いの。
世界中を旅しましたが、僕の中ではカンボジアの子供たちのこそが、最も美しい瞳をしています。
キラキラと眩しいくらいに輝いていて、その瞳の美しさには、これまでに何度も心を奪われました。いまだに、ハッとさせられます。
大人もそうなの。カンボジアの人たちの最大の魅力は笑顔なんだよね。性格が根っから明るくって、メチャくちゃ優しい。温厚で争いごとが嫌いで、それでいて、とても忍耐強い。
和を重んじるのは日本人と同じかな。でも、最近の日本では「村」という感覚はないでしょ。マンションの隣の人のことも分からなかったりとかさ。
だから、昔の、田舎の日本人に近いのかも。
とにかく、僕と妻にとって、カンボジアの人たちとの相性は最高で、この大好きな人達に、なにかしたい。なんでもいいから役に立ちたい。喜んでもらいたい。
そう思ったんだよね。
足立さんが、わざわざカンボジアに来てくれて、ホント嬉しかった。
僕は、1000%行動派だから、行動する人って大好きなの。言葉はときにウソが混じるけど、行動にウソは無い。
行動を見れば、その人のことが、だいたい分かるよね。
足立さんたちは、バンブーベースまでの移動だって楽しんでいましたから。泥んこ道で、トゥクトゥクがスタックするんです。何度も。そんなときは裸足で道に出てトゥクトゥクを押します。
小学生男子のようなハシャギっぷりでしたよ。
かとおもうと、ふと真剣な表情になって、あれはきっと、この泥んこ道という不便を、なんとかできないかなって知恵を巡らせていた顔だと思います。
バンブーベースを案内すると、彼は純粋なんでしょうね。何度も涙目になっていました。あえて、その涙目には気づかないフリをしてあげましたよ。
でもね。その純粋さが嬉しかったな。
僕も、カンボジアに移住した当初は、感動の涙を何度も流しましたから。
同志だな、って思えました。
足立さんは終始、やはり、何かを真剣に考えていました。
バンブービレッジの壮大さや、その建築美に心を奪われているのかなと思ったのですが、どうも、それだけじゃない感じがしましたね。
社長に就任したばかりだと言ってましたから、「雇用」とか「教育」とかに興味を抱いたのかもしれません。
また、その土台となる「バンブー」こそが、そもそも、僕と足立さんを結んでくれたモノなので、「竹」のことを考えていたのかもしれません。
earth treeにアクセスするほとんどの人は、カンボジア支援、発展途上国支援が入口です。ボランティアがキッカケなんです。
でも足立さんは、「竹」がキッカケでした。竹害に悩む方から相談を受けたらしく、そこからearth treeに繋がったという、すごく珍しいケースでした。
「害」が、「素材」になり「雇用」を生み「教育」を生みました。
足立さんの、経営者の頭脳が、ビジネスチャンスを探っていたのかもしれませんね。
でもね、あとになって思ったんですが、口数の少ない彼が、ときどき発する言葉をよくよく吟味して考えてみると、一番真剣に考えていたのは、たぶん「協力」だったかもしれません。
どこに、何を、どのように支援するのが、一番うれしいだろうか?
たぶん、それを、もっとも真剣に考えてくれていたと思いますね。
だからね、僕は足立さんを、特別な場所に連れていきました。
僕が、落ち込んだ時に行く場所です。
バイクの後ろに乗ってもらい、約30分くらいの所です。
そこに行くには、カンボジアで最も貧しい地区を通ります。
そこは、「食」「健康」「教育」などという概念が存在しないエリアです。
カンボジアの、現実の1つです。
そのエリアを通って、坂道をどんどん登って行くと、やがて、それこそカンボジアを一望できる、そんな場所に着きます。
信じられないほど広大な自然が、まさに一望できるんです。
「足立さんにも、今後大変なことがきっとあるでしょう。そのときは、この景色を思い出してほしい」
そう伝えました。
そこは、本当に元気をくれる場所ですから。
「僕は、落ち込んだり辛いことがあると、決まってココに来るんです」って言ったら、彼はビックリしていましたね。
僕はネアカだから、落ち込んだりしないと思っていたのかな。
足立さんは、日本に帰ってからも、さらに考え続けたのでしょう。
『かつおクラブ』のメンバーの了解も得たからと、マンスリーサポートの支援を申し出てくれました。
ありがたい……。
ありがとうございます。
『かつおクラブ』の支援に、心から感謝申し上げます。
どんな支援でも、みな全て、全部ありがたいです。
なかでも継続支援は、本当にありがたい。計画が立てられます。財政が安定するんです。
足立さんにはぜひ、「子供たちの瞳を輝かせて欲しい」ですね。
『かつおクラブ』を大きくして、子供の笑顔を増やしてほしい。
でも、絶対に、家族の笑顔を犠牲にしちゃダメです。
僕はこうして好き勝手してますけど、そんな僕の自慢は、カミさんも子供もキラキラ輝く最高に美しい目をしていることなんです。いつも笑顔です。
あ、これ、僕の自慢じゃなく、カミさん自慢、かな。ははっ。
とにかく、「互いに頑張りましょう」と、足立さんにはお伝えください。
僕は、これからも超〜明るく頑張ります!
22 に続く
PS.
この記事は、小説です。
連載します。
なかなかペースが上がらずスミマセン。
おそらく、28話前後となります。
雅樹さん ⇓ が主人公です。
雅樹さんにインタビューをZoomで行ないました。
それを元に書いています。
あと、
雅樹さんのnoteの記事も参考にしました。
雅樹さんのkindle本も参考にしました。
ゆえに、雅樹さんのことはほぼ実話です。
それ以外の登場人物についての描写は、僕の創作です。
フィクションです。
登場人物には、一部、架空の人物も登場させています。(小説ですので…)
物語の案内役である小野寺未唯みいは、
ミイコさん ⇓ がモデルです。
モデルとは言っても、描写は100%僕の創作です。
『かつおクラブ』はコチラです。
『宇宙兄弟』寄贈プロジェクトはコチラです。
拡散大歓迎です。
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