『帰省しないかも』と言っていた息子が、帰ってきた元旦
明けまして、おめでとうございます。
元旦八時に、皆さまの一年も穏やかに、そして良い方へと広がっていきますよう、願いを込めて。2026年が始まりました。
今年の我が家のお正月は、例年より少しだけ、静かに、慎重に迎えています。
2026年2月、息子には国家試験があります。
「これに受からねばならない」
その重みを、もしかすると本人以上に、親のほうが強く感じているのかもしれません。
中学受験の本番直前、息子はインフルエンザにかかりました。
合格したのは一日校のみ。男子最高峰と呼ばれる学校にご縁はいただいたものの、あのときの緊張や不安、悔しさは、今も私や息子の中に残っています。
だからこの新年は、できるだけ静かに、穏やかに過ごしたい。
そんな親心になってしまいます。
「友だちと勉強するから、帰省しないかもしれない」
そう言われたとき、少し寂しく、でも当然だとも思いました。
けれど最終的に、
30日に東京へ戻り、2日にまた戻るという、短い帰省スケジュールで決まりました。
その連絡をもらったとき、胸の奥が、ふっと温かくなり、しばらくしてからはスキップしたいほど浮かれた気持ちになりました。
主人や娘に「帰ってくるんだって」と何度も言ってしまったり、職場でも「そういえば……」と息子の帰省を話してしまったり。
実家には、お正月の帰省ではなく、
「国家試験が終わったら、息子を連れて行くね」
そう約束をしています。
だから今年は、息子が帰省したあとに、実家を訪ねる予定です。
今は守るとき
会うのは、そのあとでいい
そんなふうに、少しずつ選択が変わってきました。
大掃除は10月から少しずつ行い、ほぼ完了。
最後は家の隅々まで、感謝を込めて雑巾掛けをするくらいです。
お節もクリスマス頃までにほぼ作り終え、冷凍庫はパンパン。あとは煮物を仕上げるだけ。気楽な年末でした。
……とはいえ、やはり大晦日はバタバタ。
外科志望の息子は、お風呂の排水溝に引っかかっていた髪の毛を、割り箸を器用に“手技”のように使って取り除いてくれたり、煮物の味付けを最終調整してくれたり。欲しいところで、さっと手を差し伸べてくれました。
おかげで、勉強どころではない年末になってしまい、少し申し訳ない気持ちにもなりました。
今までとは違う年末。
家の中は相変わらず賑やかで、きちんと新年を迎える準備が整い、みんなが元気な顔をそろえた、忙しくも幸福感に満ちた大晦日となりました。
昨年の年末年始は、「今年の分も楽しもう」と、予定をたくさん詰め込みました。
楽しかったけれど、「ちょっと疲れたね」と笑いながら帰っていった息子。
あれから、あっという間の一年。
今年はどう過ごすのが正解なのか、年末年始を迎えるまで、ずっとドキドキしていました。
赤坂の日枝神社へ初詣に行き、帰りにキャピトル東急でお茶をする。
ここ数年、我が家の元旦は、この流れです。なぜかこの形にしてから、家族の一年がまずまず穏やかに進むような気がしていて。半ば、縁起担ぎのようなものです。
ただ今年は、人混みでインフルエンザをもらうのが何より怖い。
それでも大厄の息子、厄除けだけは必須なので、お参りには行くつもりです。息子自身もこの流れを気に入っていて、今年もこの元旦になりそうです。
国家試験が無事に終わったら、家族でバルセロナに行きたいと思っています。
全員そろわなくてもいい。
行ける人だけで行く。
そんな割り切りが、今の我が家にはちょうどいい。
2月の試験後には、息子の引っ越しもあり、忙しい年明けになりそうです。
祈るように始まる、2026年。
派手な目標はありません。
ただ、静かに、健やかに、この新春を過ごせますように。
そんな元旦です。
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