スタバ 指さしでオーダー ♡♡
ご近所のショッピングモール内のスターバックスコーヒー。
たまに利用するのだが、オーダーしようとした時、いつもとは違うメニューが差し出された。
よく見ると、「指さしでのご注文に、ご協力ください」と書かれている。

この店には、デフパートナー(ろう者や難聴のパートナー(スタッフ))が働いているのだ。
以前、東京ドームのすぐ近くに、聴覚障害のあるスタッフが運営する、カフェ「Sign with Me(サイン・ウィズ・ミー)」という店があり、都内で打ち合わせがあるときは、よく利用した。

この店も、スタバと同様、カウンターでメニューを指さし、オーダーをする。とてもシンプルな仕組みである。
最近では、モバイルオーダーの店も増え、スタッフと客が会話せずとも注文ができるようになった。
「人と人とのかかわりが減って淋しい」という声もあるが、会話をべつの形にするだけで、さまざまな人への雇用のチャンスが広がる。
それって、とてもいいなぁと思う。

※スターバックスコーヒーHPより
スタバの商品名はやたら長い。
「ダークモカチップフラペチーノのトール」だの
「イングリッシュ ブレックファスト ティー ラテのショート」だの、
舌を噛みそうになる。
ましてや「ぎゅぎゅっと オレンジ & マンゴー フラペチーノ」や、
限定店舗の「青森 やだらめぇりんご アーモンドミルク フラペチーノ」なんて、こっ恥ずかしくて絶対にオーダーできない。

でも、指さしオーダーなら、涼しい顔でできるので助かる。
さらに、デフパートナーにオーダーするとき、どの人も「一生懸命伝えよう」という気持ちにあふれ、伝わった時にお互い笑顔になる。
大きく頷いたり、指で「OK」なんてサインをつくっちゃったりする。
なんか、めっちゃいいなぁ~。
障害の社会モデルという考え方がある。
たとえば、階段しかない建物では、車いすユーザーの人は上階を利用できない。でも、スロープや、エレベーターがあれば、問題なく利用できる。
つまり、障害をその人の心身の機能だけの問題と考えるのではなく、社会の側にあるさまざまな「壁」によって生じるものと考えること。
そして、制度や周囲の意識を変えるなど、社会の側が壁を取り除くことで、障害を減らすことができる。
スタバの指さしオーダーもその一つだ。
コロナ禍をきっかけに、オンラインでの会議や授業が一気に広がった。それによって、移動が難しく、それまでは参加をあきらめざるを得なかった人たちにも、社会とつながり、活動に参加する機会が生まれた。
それも、障害の社会モデルの一つだ。
先が見えにくく、希望を持ちにくい時代である。それでも、社会のあり方が変わることで、誰かの「できない」が「できる」に変わっていく。
そんな変化が少しずつ生まれているのが、とても嬉しく感じる一日だった。
