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aozora_hoshizora
まだ動かない、という選択
何かを決めなければいけないとき、
「どうするの?」
と聞かれることがある。
転職するのか。
続けるのか。
会うのか。
離れるのか。
始めるのか。
やめるのか。
答えを求められると、
ついどちらかを選ばなければいけない気がする。
でも、
「まだ動かない」
という選択もある。
前に進むことだけが、
決断ではない。
今は決めない。
もう少し考える。
少し距離を置いてみる。
自分の気持ちが動くまで待ってみる。
それも、
自分で選んだのなら立派な決断だと思う。
私は以前、
決められない時間を
あまり良いものだと思っていなかった。
早く答えを出したほうがいい。
動いたほうが状況は変わる。
そんなふうに思っていた。
でも、
急いで出した答えが
自分の答えとは限らない。
誰かを安心させるための答えだったり、
その場を終わらせるための答えだったり、
「普通はこうする」という答えだったりする。
それなら、
少しくらい時間がかかってもいい。
考えてから動く人にとって、
時間は、
決断を遅らせるものではなく、
自分の答えに近づくためのもの
なのかもしれない。
昨日とは違う気持ちになることもある。
見えていなかったものが
見えてくることもある。
「やっぱり違う」と
気づくことだってある。
その時間があったからこそ、
選べることもある。
だから、
まだ動けない自分を見つけたとき、
「どうして決められないんだろう」
ではなく、
「私は、何を確かめようとしているんだろう」
と考えてみる。
答えが出ていない時間にも、
ちゃんと意味はある。
そして、
自分の中で何かが決まったら、
そのとき動けばいい。
止まっているように見える時間も、
自分で選んだのなら、
それはもう、
自分の人生を動かしている時間なのだと思う。
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