暇は幸せだけどしんどい
暇って、たぶん幸せなんだと思う。
何かに追われることもなくて、
朝から晩まで予定が詰まっているわけでもなくて、
好きな時間に起きて、好きなことをして、
何もしないまま一日が終わっても、
誰にも怒られない。
そんな生活を「幸せ」って言う人もいると思う。
私も、忙しすぎるよりは暇なほうがいい。
仕事に追われて、時間に追われて、
毎日余裕がない生活なんてしたくない。
でも不思議なことに、
暇が続くと、それはそれでしんどくなる。
「何もしていない自分」を意識する時間が増えるから、しんどい。
周りの人は仕事をして、
誰かと遊んで、
恋人と過ごして、
旅行に行って、
それぞれの人生を進めているように見える。
なのに自分は、今日も何もしていない。
予定がない。
連絡も来ない。
特別な出来事もない。
静かで平和な一日なのに、
その静けさの中で、
「私の人生、このままでいいのかな」って考えてしまう。
忙しいときは、
「暇な日がほしい」って思うのに。
いざ暇になると、
「何かしなきゃ」って焦る。
幸せなはずなのに、
満たされているはずなのに、
なぜか心だけが取り残されたような気持ちになる。
たぶん私は、
暇が嫌なんじゃない。
暇な時間の中で、
自分の人生と向き合わされるのが怖いんだと思う。
何も起きない日があることも、
何もしない自分がいることも、
本当は悪いことじゃない。
それなのに、
「もっと何かしなきゃ」
「もっと充実させなきゃ」
「もっと楽しい人生にしなきゃ」って、
自分で自分を急かしてしまう。
暇は幸せ。
でも、暇を幸せだと思えるほど、
心に余裕がないときは、
それさえもしんどい。
だから今日は、
何もない一日を無理に特別にしなくてもいい。
暇だからって、
人生まで暇なわけじゃない。
何も起きない時間も、
何も決まっていない時間も、
きっといつか振り返れば、
ちゃんと自分の人生の一部になっている。
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