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同じように育てているのに、こんなに違う。4歳と3歳、年子兄弟の「困った」の違い






1か月前、私は次男の行き渋りに悩んでいたのだけど、わが家がちょっと平和だ。


4歳と3歳の年子兄弟。

もちろんケンカはするし、毎日何かしら「もう〜!」と思うことはある。

それでも少し前と比べると、明らかに穏やかな時間が増えた。

理由のひとつは、長男の調子がいい日が増えてきたことだと思う。

わが家の長男と次男。

同じ家で、同じ親に育てられているのに、

性格も、困り方も、立ち直り方も、驚くほど違う。

最近、その違いがますます面白くなってきた。



心配ごとを先回りする長男

長男は、どちらかというと繊細だ。

何か新しいことをするとき、

「もしできなかったら?」

「こうなったらどうするの?」

と、その先を気にすることが多い。

最近、朝ごはんに時間がかかりすぎるので、

「長い針が12になったら朝ごはんおしまいね」

と、20分で食べるチャレンジを始めた。

すると長男が最初に聞いたのは、

「12になっても食べ終わってなかったらどうするの?」

だった。

まだ始めてもいないのに、もう失敗した場合を心配している。

ああ、長男だなあと思った。

そんな長男は、お昼寝中にトイレに行きたくなって目が覚めても、

「恥ずかしくて先生に言えなかった」

ことがある。

行きたいことには気づいている。

先生に言えばいいことも、おそらく分かっている。

でも、そこで「言えない」が出てくる。

大人からすると、

「なんで言わなかったの?」

と思ってしまう。


でも長男にとっては、私が思う以上に「恥ずかしい」「失敗したらどうしよう」「どう思われるかな」が大きいのかもしれない。



「イヤ!」は大きいけど、意外と引きずらない次男

一方の次男。

こちらは、感情がとても分かりやすい。

嫌なものは、

「イヤ!!」

少し前は、保育園への行き渋りもあった。

帰宅したらお風呂に入りたくない。

やっと入ったと思ったら、今度は出たくない。

「さっきまで入りたくないって言ってたじゃん!」

と何度思ったことか。


長男が少し落ち着いてきたと思ったら、今度は次男。

兄弟で順番に母を困らせにきているのかと思った。

ところが、最近あった保育園の個人面談。

先生から聞いた次男の姿は、思っていた以上に安定していた。

園では楽しく過ごしている。

切り替えも早い。

声を荒げて意思表示することはあるけれど、長く続くわけではない。

友達とのトラブルも少ない。

そして、できないことや嫌なことがあっても、別の案を出すと応じられることが多いらしい。

それを聞いて、

家で見ている次男と同じだと感じた。

最近、帰宅直後のお風呂を嫌がる次男とは、

「パウパトを1個見たらお風呂に入ろう」

と約束している。

これが、意外なくらい通じる。

「今すぐお風呂」は嫌。

でも、

「じゃあ1個見てから」

なら受け入れられる。

朝も、「保育園に行こう!」より、

「自転車の後ろに乗りたい!」

という気持ちの方が強い。

だったら、それでいい。

後ろの席に乗れることを楽しみに家を出て、保育園に着けば普通に楽しく過ごしている。

次男は、

嫌なものは嫌と言うけれど、別の道が見つかれば意外とあっさり進めることが多い。




二人を見ていると面白い。

長男の「イヤ」や「できない」の後ろには、

不安だったり、

恥ずかしさだったり、

失敗したくない気持ちだったり、

いろんなものが隠れている。

だから長男には、

「大丈夫だよ」「こうなっても大丈夫だよ」と先を見せることが効くことが多い。

次男の場合はもっとシンプルで、

「それはイヤ!」

という気持ちを一度出したら、

「じゃあ、こうする?」

で案外進める。

だから次男には、

気持ちを受け止めつつ、次の選択肢を出すこと
が効くことが多い。

もちろん、いつもそうとは限らないのが育児。

明日には全部通用しなくなっているかもしれない。


でも、同じ兄弟でも、同じ対応をする必要はないことを実感している。




長男が安定すると、家の中まで穏やかになる

そしてもうひとつ。

長男の調子がいい日は、兄弟ゲンカが少ない。

二人でふざけて、笑って、楽しそうに遊んでいる時間が長い。

少し前まで、長男が弟に意地悪をすることが続いていた。


最近では、自転車の席を弟に譲ったり、

弟が食べたがっているものを譲ったりすることがある。

ある日、長男が自分から言った。

「長男、意地悪ばっかりだけど、今日は弟に譲れたよ」

その言葉を聞いて、少し胸が詰まった。

自分でも「意地悪しちゃう」と分かっていたんだ。

そして、

今日はできたよ、と私に伝えたかったんだ。

長男は、優しくない子だったではなく
自分の気持ちでいっぱいになってしまっていただけなのかもしれない。

本人が安定していると、弟に優しくできる。

弟も兄に攻撃されないから、機嫌よく遊ぶ。

するとケンカが減る。

兄弟が楽しそうにしていると、私も怒らなくて済む。

家の空気まで穏やかになる。

子ども一人の心の状態って、

思っている以上に家族全体につながっている。



兄弟を育てていると、

「同じように育てたのに」

と思うことがよくある。

同じ保育園。
同じ家。
同じ親。

同じように叱って、

同じように抱きしめている。

それでも全然違う。

長男には長男の、

次男には次男の、

生まれ持った“その子らしさ”がちゃんとある。

同じ対応で同じように動く方が、不思議なのかもしれない。

慎重な長男には、安心できる材料を増やす。
切り替えの早い次男には、次へ進める道を見せる。

その子に合うやり方を探していけばいい。

……と言いつつ

毎回そんなに冷静に分析できるわけではない。

「なんで先生には切り替え早いって言われてる子が、家ではお風呂に入るだけでこんなに大騒ぎするの!」

と思う日もある。

たぶんこれからもある。

それでも、

「この子はどうしてこうなの?」

ではなく、

「この子には、どういうやり方なら届くんだろう?」

と考えられる日が、少しずつ増えたらいい。

4歳と3歳。

まだまだ途中。

二人を見ていると、

育児においての「正解」を探すより、

目の前の子の取扱説明書を、一緒に作っていくことができたらいいと思う。

そしてその取扱説明書は成長するたびに書き換えられていく。

今のところわが家の暫定版は

長男には安心を。
次男には次の一手を。

そんな感じだ。

明日にはまた
「全然効かないんですけど!」
ってなってるかもしれないけれど。

それも含めて、今日も二人を観察中です。

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