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旅立ちの季節、鶯の肉

こんにちは。makotoです。

その日は、朝から夜だった。
昨日は、この3月で勇退する同僚の送別会であった。
この同僚と私は同期入社で、釣りと音楽という共通の趣味もあって入社初日から意気投合した。
大人になってからの友人は初めてだった。親友と言っても良い。少なくとも私はそう思っている。
そんな彼がこの会社を離れることに大きな寂しさを抱えていた。
もちろん新たな世界へ高く羽ばたく親友を誇らしく思う。
しかし、これからは毎日のように顔を合わせることもなくなるのかと考えると、どうしても寂しさを隠すことはできなかった。

送別会は2次会3次会と続き、最後はカラオケで歌ったり話したりしながら、朝までこの時間を惜しんだ。惜別というやつだ。
酔いと眠気の中で、別れ際に固い握手をし、始発で自宅に戻った私は泥のように眠った。
そして夜中である今、目が覚めたというわけだ。
起きたら夜……その日は、朝から夜だったのだ。

妙な時間に起きてしまったな。
とりあえずシャワーを浴びたら小腹が減ってきた。
そういえば取引先からの頂き物があったな。銀座の有名なあんぱん。
ふふ。あんぱんと言えば、変なところにこだわりの強い親友がこんなこと言っていたな。

アンパンにはアンが入ってる
ジャムパンにはジャムが入ってる
だけどウグイスパンにはウグイス入ってなーい


はい。

というわけでね。今回は、実態と齟齬のある食べ物「ウグイスパン」について書いていきたいと思います。

なんでしょうかね冒頭の妄想文は。私は会社員じゃないですしね。
嘉門達夫さんの「その日は朝から夜だった」の歌詞を書こうとしただけなのですけどね。
最初の1行を見たら親友との思い出が甦ってしまって(妄想)つい書いてしまいました(ウッカリ)。

無駄に尺を取りやがって!

ウグイスパンには鶯は入っていません。
うぐいす餡と呼ばれるグリンバンバンボではなくて、グリンピースをこし餡に加工したものが入っています。

しかしですよ?
アンもジャムもクリームもチョコもカレーもコロッケも焼きそばも塩も。
入っているわけですよ。〇〇パンには。
嘉門さんが納得されないのも理解できます。

仕方がないですね……入れましょう。

まず新鮮な鶯肉をミンチにします。
アク抜きした筍と若い菜の花をみじん切りにし、ミンチと一緒に炒めていきます。
火が通ったら、砂糖、醤油、酒を加えて、さらに軽く炒めてください。
好みで人参やキノコ類を足しても美味しいと思います。
最後に軽く胡椒を振って餡は完成です。

冷めたらパン生地で包んで焼き上げてください。なるべく生地を薄めに包むのが美味しくできるコツです。

焼けたら「齟齬なしウグイスパン」の完成です。
もし食べきれずに次の日まで残ってしまったら、多めの油を引いた小さめのフライパンで揚げ焼きにするとピロシキのようになって美味しいのでお勧めです。

ところでメロンパンには、本当にメロンが入っているものがありますので、齟齬なしメロンパンが欲しい人は探し当ててください。
フランスパンのことは忘れましょう。国が相手では分が悪過ぎます。
シベリアのことも忘れてください。国が相手では以下略。

それにしてもウグイスパンって今も売っていますかね?正直に言うと私は食べたことがありません。
本当に鶯入っていないのですかね。欠片くらい入っている可能性もありますよね。

検証のためにも一度食べてみる必要がありますね。
というわけで鶯を捕まえに行ってきます。

ではまた。

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