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練習小説⑥ 小説

証言① 道具屋の娘

そうです、本当に驚きました。今までそんなもの買ったことがなかったから。
クックはいつもみたいに仕事に必要な道具を買ったり注文したりしてました。何にも変わらない愛想笑いと世間話で、新しい情報を持って行こうとしていました。
昔はわたしを女だからって馬鹿にしないのを優しいって思ってたけど、結局あれって誰に対してもだったんですよね、すみません、愚痴を言って。
結局何を買ったか?ですか、ええ、これです。お母が趣味で作ってる香草茶と焼き菓子です。普段は置いてないんですが、昼過ぎの時間だけ置いていて。
クックはこの時間に来るのは、確かに初めてで、
「あるのか、じゃあ一つずつ買おうか」
って言って買っていきました。以上ですよ、本当に。

証言②宿屋の従業員

あいつはいい奴ですよ。無駄口叩かず食ったらサッサと出ていくし、暴れないし。
聞きたいことはそこじゃあ無い?何か他と違うこと?なんでそんなこと?
ふーん、仕事関係の査定?ねー、ヤな感じだなー。
でも、取り立てて何かってのは、本当にないかな。よく愚痴聞いてくれることかな。
食事中、こっちが愚痴を言っても嫌な顔せず頷いてくれるし、ほんといい奴って思ってますよ。━━、あ、あー、こんなんでもいいですか?なんでもいい?じゃあ!
多分ですけど、野菜とか肉とかを大口開けて頬張るのが好きなんじゃないかな?
なんでかって?大きめの野菜とか入ってると食い難いから酒飲みには嫌われてるし、急いでる冒険者も嫌がってる。クックは安いからっていってるけど、選んで注文してる感じだし、味よりも動作が楽しいのかなって。何となくだけどそう感じたんです。

証言③飲み屋の店主

奴さんは現実主義っぽいがワシから見ればロマン家だ。何でだって?奴の頭で小器用さがあれば、安定した職にありつけるさ。それに、冒険者としても探索役として重宝されるだろうよ。だってぇのに、ダンジョンの調査、前情報が無い危険な仕事を積極的にやるなんざあまともじゃねえさ。
あん?だとしたらただのイかれた奴じゃねえのかって、ロマン家って思う理由?
‥‥大した理由じゃねえが、クックに言うなよ。
ヨシ、奴はここに来ても酔う為じゃなくて、噂話を、特にダンジョン関係の話を聞きにきてる感じだ。ここは飲み屋だから酒を注文するが利益がほぼ無え安酒ばっかりだ。
でだ、早めに帰ってもらいたくって話しかけたら、金になる話、ランクが上がる話、そんなじゃなくて、眉唾話やトンデモ話は無いかって聞かれたんだ。
そう、クックは金儲けよりも、人気よりも、知らない事、未知って奴を追い求めてるのさ。ある意味、本当の冒険者かもな。

あとがき

意外とあっさりと書けてしまった。しかも3視点なのに1000文字前後。抑え気味にはしたが、ここまでとは。
やっぱり、最後の締めがきっちりできると少ない文章で終われるみたいだ。
ここで締めって出来たらダラダラしなくっていい感じか。
終わりが難しい、ほんとに難しい。
明日はどうするかな、現代にしようか。魔法を加えて、考えてみようか。
と言うわけで明日の私、終わりを意識して頑張ってくれ!
この練習小説も明日で最後のセットだ!頑張ってくれ!

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