キレた娘に届いたのは、親の言葉ではなく…
勉強をする意味がわかっていない
うちの娘、勉強を始めるまでが本当に長い。
やる気がないから、あらゆる理由をつけて先延ばしにする。
のどが渇いた。トイレに行きたい。ちょっと待って。
この悩み、私だけではないはずです。
「ダラダラしてたら、自分の時間が減るだけだよ?」 そう伝えたら、
返ってきたのが「勉強するのがめんどくさい」。
「は? 勉強するのがめんどくさい??」
そもそも、勉強する意味がわかっていないのでは?と思い、「なぜ勉強が必要なのか」について、真面目に話してみようと思いました。
私ひとりがあれこれ言っても、子どもには「またお母さんがうるさい」にしかならない。そこで夫にも声をかけて、「親ふたりの話」として聞いてもらうことにしました。
娘に「なぜ勉強をしなくてはいけないと思う?」と聞いてみると、返ってきたのは意外な言葉でした。
「いい大学に行くため」
我が家では「いい大学に行きなさい」なんて一度も言ったことがありません。大学に行くことは大切だと話したことはあるけれど、それは「好き」を見つけてほしかったから。
さらに理由を聞くと、「いい大学に行けば、将来自分の好きなことができるから」と。
あながち間違ってはいないし、むしろ話が早そうだ。
じゃあここからが本題だ、と思ったのですが、ここからが泥沼の始まりだったのです。
私たちは「今の勉強がいかに大切か」を熱弁したのですが、娘の心はすでにシャットダウン。 「めんどくさい」という態度を隠そうともしない娘に、私と夫もイライラが募ります。
そしてついに、娘が言い放った!
「わかった、ドリルをやって欲しいんでしょ!」
「おい、待て!」
全く伝わっていない。熱く語ったこの時間はなんだったんだ……!
怒りが頂点に達し、歩き去ろうとする娘の手を思わず掴んでいました。
娘は聞く準備ができていなかった
怒りを爆発させることは簡単でした。 でも、ふと思ったのです。
今の娘は、何の心の準備もないまま話し合いに引っ張り出され、責められ、逃げ道も塞がれた状態。この状態で、親が何を言ったところで1ミリも心には響かない。
「わかった。じゃあ、AIに聞いてみよう」
スマホを開き、AIに「なぜ勉強が必要なのか」を小学生の娘にわかるように教えて、と問いかけました。
画面に表示されたのは、私たちが伝えたかったこととほぼ同じ内容。
でも、丁寧で分かりやすく、そして何より「感情を交えず、フラットに」娘の心に語りかける文章でした。
「ママたちが言ったことと、ほぼ同じだったでしょ?」
同じ内容でも、感情爆発寸前の親から言われる「説教」と、AIから言われる「客観的なアドバイス」では、子どもにとっての受け止め方が全く違う。
その後もAIに色々質問をして、AIの回答をプリントアウトして渡してあげると、驚いたことに、娘はそれを自分でノートに綺麗にまとめ、大事そうに見せてくれました。
親の言葉が届かない時は
親だから、親の言葉で正しく伝えなくてはいけない
それは親側の理想なんですね。
子どもが求めてきたときは聞く準備ができている。
でも、そうでないときは、どんなに大切な話も「うるさい」になってしまう。
親が一人で全部背負わなくても、子どもに届く方法はあるんだな。
そう思えた出来事でした。
