【超現場目線】ギターリペア業界事情2026
こんにちは。まもっとです。
今回は、ギターリペアにまつわる業界事情(どちらかというと近況)について、簡潔にまとめます。
主な対象は以下のような方です。
・ギターリペア業界の現状を知りたい方
・将来リペアの仕事を考えている方
なお、本記事は私の経験則をベースにした内容です。全てを網羅しているのではなく、あくまで現場感の共有としてご覧ください。
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■2026年時点でのギターリペア事情
リペア業界について、以下の3点をトピックスとして挙げます。
③は変動する可能性大ですが、この状況は今後も続いていくと予想されます。
① コロナ禍以降、需要過多の状態が続いている
② 大手は依然キャパオーバー。納期は長期化
③ 塗装関連はさらに深刻。外部要因で作業困難なケースも増加
順番に解説します。
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① コロナ禍による需要増加
コロナ禍で「おうち時間」が増えたことで、ギターを再開する人が急増しました。
特にアコースティックギターの需要は顕著で、新品・中古ともに市場から一時的に消えるレベルでした。
それに伴い、「とりあえず弾ける状態にしたい」という修理依頼が爆発的に増加。
社会全体の動きが鈍る中で、リペアの持ち込み本数は急増し、多くの現場がパンク状態に陥りました。
加えて、近年は新品価格の高騰やフリマアプリの普及により、「リペア前提で中古を購入する」層も増えています。
一時的なブームで離脱した人もいるものの、継続しているプレイヤーも多く、結果として現在も需要は高止まりしています。
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② 納期の長期化とキャパ問題
コロナ禍当時、大手小売(島村楽器、クロサワ楽器、ESP系列など)では修理依頼が殺到し、見積もりだけで1ヶ月近く待つケースもありました。
その影響は、下請け的に動く中小工房にも波及。業界全体が逼迫した状態になります。
2026年現在、当時よりは落ち着いたものの、需要自体は減っていません。
むしろ認知拡大の影響もあり、継続的に持ち込みが続いています。
その結果、納期は依然として長めです。
例えばナット交換だけでも、コロナ禍以前は即日〜1週間程度だったものが、現在は2ヶ月待ちというケースも珍しくありません。
一方で、短納期を維持している工房も存在します。
これは単純に依頼数の差か、もしくは無理をして納期を守っているかのどちらかです。
(ナット交換に限定すれば、短納期を売りにして需要確保を狙っている工房もあるかと思います。)
また、中小規模の工房では、自社製品のみ対応とする動きも増えています。
リソースの制約から、受け入れ範囲を絞らざるを得ないためです。
個人工房については実態の把握が難しいものの、人気工房では受付停止も見られます。
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③ 塗装リペアの逼迫
塗装関連は、以前から納期が長い分野でした。
主な理由は、塗装工程を外注している工房が多いためです。
設備投資や有害物質の取り扱いなど、参入ハードルが高く、内製化が難しい領域だからです。
結果として、塗装専門工房に需要が集中し、慢性的な順番待ちが発生しています。
さらに現在は、中東情勢の影響による溶剤供給の問題も重なり、状況は一段と悪化。
塗装専門の工房にとっては、かなり厳しい局面です。
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今回はここまでにします。
あくまで現状の整理に留めました。
この業界は、人材不足や賃金構造など、課題も多く抱えています。
次回はそのあたりも踏まえつつ、「リペアマンという職業」について掘り下げて考えを述べていきます。
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