自分のことを後回しにしていた私へ
「何が食べたい?」と聞かれると、すぐに答えられない。
「私は何でもいいよ」
そう言うことが多かった気がする。
相手が食べたいものがあるなら、それでいい。
家族が行きたいところがあるなら、そこに行けばいい。
私は別に困っていないし、それで丸く収まるならいい。
そんなふうに思っていた。
でも最近、ふと思った。
「私、本当はどうしたいんだろう?」
これが、意外とすぐには出てこない。
「どっちでもいいよ」
「私は大丈夫」
「みんながいいなら、それでいい」
いつの間にか、そんな言葉が自分の中で当たり前になっていた。
自分の気持ちを無視しているつもりはなかった。
ただ、周りのことを考えるほうが先だったんだと思う。
仕事でもそうだった。
少しくらい疲れていても、
「これくらいなら大丈夫」
そう思ってしまう。
家のことでも、
「あとでやればいい」ではなく、
「私がやればいい」
になっていた。
そうやって、自分の気持ちや疲れを小さなこととして扱ってきた。
それが長い間続いていたから、もしかしたら「自分を後回しにすること」が、私にとって普通になっていたのかもしれない。
でも、人生後半をもっと自由に生きたいと思うようになってから、少しずつ考え方が変わってきた。
「私はどうしたい?」
「本当は何が好き?」
「今日は疲れてない?」
そんなことを、自分にも聞いてあげてもいいんじゃないかと思うようになった。
そして最近、もうひとつ思うことがある。
自分を後回しにするのは、気持ちだけじゃないんだな。
食事もそう。
睡眠もそう。
身体のちょっとした変化もそう。
「これくらい大丈夫」と後回しにしてしまう。
でも、これから先もやりたいことを楽しんでいくためには、身体が元気であることも大事。
「自分を大切にする」って、何か特別なことをすることじゃなくて、
自分の気持ちや身体の声を、ちゃんと聞いてあげることなのかもしれない。
そんなことを、最近少しずつ考えるようになった。
今までずっと後回しにしてきた自分のこと。
これからは、少しくらい優先してあげてもいいよね。
人生後半は、誰かのためだけじゃなく、自分のためにも生きてみたい。
