見出し画像

4歳息子の保育園行き渋り|試した11の対策と、毎日行く前提を手放した日

[4歳4か月のころに書いた記事です]

息子はここ2か月ほど、毎日のように保育園へ1〜2時間遅刻していた。

そして今日、ついに保育園を休んだ。

3歳のころにも行き渋りの時期があったので、今回初めて始まったことではない。

ただ最近は、日に日に「行きたくない」という気持ちが強くなっているように見えた。

  • 朝起きない。

  • 無理に起こすと癇癪になる。

  • 朝ごはんから動かない。

  • 着替えない。

  • おもちゃを出す。

  • 絵を描き始める。

こう書くと、家で遊ぶほうが楽しいから、保育園に行きたくないのでは?
と思われるかもしれない。

でも、私にはそうは見えない。

遊びたいから保育園に行かないのではなく、保育園に行きたくないから遊んでいる。

お出かけならすぐに動くこともある。

療育も、「行く?」と聞けば「行く!」と元気よく答える。

でも、保育園となると動けない。

だから単純に切り替えが苦手、家のおもちゃが魅力的というだけではないのだと思う。

保育園へ連れて行くために試したこと

もちろん、何もせずに2か月間遅刻していたわけではない。
思いつくことは、いろいろ試したし、ここに記載してないパターンも数々試している。ネットに載っている方法は一通り試した。

■抱きかかえて行く

よく言われるのだが、息子の場合はこちらから抱っこすると癇癪を起こす。
暴れマグロのようになる。
15キロの暴れマグロは、さすがに女一人では抱きかかえられない。
握力40ある私でもポパイのような筋肉をもってしてでも無理なのだ。

■保育園のあと、毎日公園へ行く

保育園へ行ったら、そのあと毎日公園で遊べるようにした。
1か月ほど、毎日1時間くらい公園に付き合った。
息子は楽しそうだった。
しかし私が疲れ果てた。保育園へ行かせるための施策によって、親の体力が先に尽きたため終了した。

■消防車のサイレンを鳴らす

YouTubeで消防車のサイレンを流し、「どこで鳴ってるんだろうね?」と言って外へ誘い出す。
そのまま消防署を見に行き、そこから保育園へ向かった。
一時的には成功した。
ただし毎朝消防署を経由するわけにもいかない。
登園というより、もはや遠回りの消防署ツアーである。
もちろん、救急車、鳥の鳴き声、踏切の音、など思いつくものはすべて試した。
が、ツアーになってしまうし、次第にこの作戦も「スマホから鳴ってる」とバレてしまい。終焉を迎えた。

■ビニールひもで電車ごっこ

ビニールひもを電車に見立てて、私と息子で連結。
「保育園駅へ出発します!」
と電車ごっこをしながら外へ誘った。
初回は少し効果があったが、一度で飽きた。
車は廃線となった。

■ご褒美シール

失敗。
シールを集めた先にあるご褒美と、今保育園へ行くことが、息子の中ではうまく結びつかなかった。

■保育園で何をするか伝える

「今日は保育園で○○するよ」
「お外で遊ぶかもしれないよ」
と、予定を説明した。
失敗。予定が分かったところで、行きたくないものは行きたくないらしい。

■100円ショップのおもちゃ作戦

100円ショップで小さなおもちゃを10個ほど買い、ローテーションしながら、「今日はこれを保育園に持っていこう」と誘った。
しかし、どのおもちゃもほぼ1回で飽きた。
コストパフォーマンスが悪すぎる。

■シャボン玉

「外でシャボン玉しよう」と誘った。
少し興味は示したものの、それ以上に家にいたい気持ちが強く、失敗した。

■「保育園へ行ったらマックへ行こう」

失敗。
そもそも息子は、
「○○したら、そのあと○○できる」
という条件と結果が、うまく結びつかない。
「保育園へ行ったらマック」ではなく、
「マック! 今行きたい!」となった。
話が違う方向へ進んだ。

■好きな車で出発する

好きな車のおもちゃを持たせ、
「さあ、保育園へ出発!」
と勢いよく電動自転車まで促す作戦。
失敗。
そんなテンションだけで動けるなら、そもそもここまで困っていない。

■保育園できゅうりを採る

保育園で育てているきゅうりを採れるように、有難いことに先生が前日にチケットまで描いてくれた。
「今日はこのチケットできゅうりを採れるよ」
と見せた。
これも失敗した。
きゅうりよりも、保育園へ行きたくない気持ちのほうが勝ったようだった。

多分彼は、保育園でトミカが生えてると言っても行かないだろう。
それくらい行きたくないという強い意志が垣間見られる。

タイマーで切り上げればいい、と言われるけれど

「タイマーを鳴らして、時間になったら遊びを終わりにしたらどうですか」
ともよく言われる。

もちろん、それも試している。

ただ息子の場合、タイマーが鳴ったからといって、すんなり終われるわけではない。

無理に終了すると癇癪になり、余計に支度が進まなくなることもある。

タイマーで解決するなら、とっくに解決している。

周りから見ると、

  • まだ絵を描かせている

  • 親がきちんと切り上げさせていない

ように見えるかもしれない。

でも私が待っているのは、好きなだけ遊ばせたいからではない。

強引に終わらせた結果、癇癪になり、さらに1時間動けなくなることを知っているからだ。

毎朝、どの方法が最も被害が少ないかを探している。

ついに休んだ日

その前日は、息子がなかなか寝ず、眠ったのは深夜0時を過ぎていた。
朝は当然起きられない。
無理に起こせば癇癪になる。

なんとか起きても、朝ごはんで止まった。
その後、息子はマジックで絵を描き始めた。

私は何度も声をかけた。
「保育園、嫌?」「地震が怖いの?」
息子は「地震が怖い」と言った。

でも、それが本当の理由なのかは分からない。
地震が理由なら、療育にも行きたくないはずだ。

試しに、「療育行く?」と聞くと、「行く!!」と即答した。

保育園について聞いたときだけ、息子は何も言わなかった。
ただ一瞬、しんどそうな顔をしたように見えた。

「手をつないで行く?」

と聞くと「うん」と答えた。

けれど、それでも絵を描く手は止まらなかった。
もしかしたら、私を困らせたくなくて、無理をして「うん」と言ったのかもしれない。

10時30分になっても、息子は行かないと言った。

私も、もう疲れ果てていた。

怒って、泣かせて、無理やり着替えさせて連れて行くこともできたかもしれない。

でも、そこまでして毎日行くことが、本当に正解なのか分からなくなった。

私自身も、保育園へ行くことが憂鬱になっていた。
遅く登園すれば、先生たちも忙しい時間帯だ。
園へ着いてからも、朝の支度を私が一つひとつ説得しながら進めなければならない。この朝の支度も20分ほどかかってしまう。

もう親子ともに保育園へ向かうことが負担になっていた。

私は保育園へ電話をして、休むことを伝えた。
電話に出てくれた先生は「お母さんはお仕事、大丈夫ですか?」と聞いてくれた。
その言葉に少し救われた。
先生は、「保育園では楽しそうだけど……」とも言った。

確かに、保育園にいる息子は楽しそうに見える。

先生の言葉が間違っているとは思わない。
保育園では子供が退屈しないように様々な遊びを考えてくれている。
息子にも配慮をしてくれていて、私は本当に有難く思っている。
なので、保育園で楽しく過ごしている時間も、本当にあるのだと思う。

でも、園で楽しそうにしていることと、保育園へ行くのがつらいことは、両立するのかもしれない。

大人だって、職場に行けば普通に笑って話せる。
仕事中に楽しい時間もある。
それでも、朝になると職場へ行きたくなくなることはある。

息子にも、私にはまだうまく想像できない何かがあるのだと思う。

休むと決まった瞬間、元気になった

休むと決まるまで、息子はずっと静かだった。

ところが保育園を休むと決まった途端、急にいつものように賑やかになった。

声の大きさも、表情も、動きも戻った。

やっぱり保育園へ行くことがつらかったのだと思う。

原因はまだ分からない。

私も疲れていた

保育園を休むと決めたことで、私自身も少し楽になった。
でも、休んだからといって、私が楽をできるわけではない。

一日中、息子と一緒に過ごすことになる。

それでも、休むと決めた瞬間、少しほっとした。

私も、毎朝の説得に疲れていたのだと思う。

「今日こそ時間どおりに行かなければ」
「また遅刻の電話をしなければ」
「先生にどう思われるだろう」

そんな緊張を、毎日抱えていた。

親が疲弊する理由の一つは、子どもは毎日、学校や保育園へ行くものだという前提にあるのかもしれない。

行けなかった瞬間、その日の予定がすべて崩れる。
仕事もできなくなる。
そして親は、
「どうすれば行かせられるか」
を朝から延々と考えることになる。

毎日行くことをゴールにしない

私は、学校や保育園へ毎日行くことだけが、子どものゴールだとは思えない。

もちろん、本人が頑張って通えているなら、それはとても素晴らしいことだと思う。

でも大人は、職場が合わなければ転職できる。体調が悪ければ休める。
働き方を変えることもできる。

それなのに、子どもだけは毎日同じ場所へ行くことを当然とされるのは、少し不思議だ。

これから先、息子にとって不登園や不登校は、切っても切り離せない問題になる可能性がある。

だったら、毎朝怒って、親子ともに疲れ果てながら、登園率100%を目指す生活を続けるより、

行ける日もあれば、行けない日もある。

その前提で生活を作っていったほうがいいのかもしれない。

まずは、息子が必ず保育園へ行く前提で、仕事や買い物の予定を組まない。

行けたら、その時間を使って予定を足す。
行けなかった日にも、生活が完全に破綻しない形を考える。

簡単ではないけれど、長く続く問題なら、親子ともに壊れない仕組みを作ることのほうが大事なのかもしれない

今回休んだことで、息子だけでなく、私も少し元気になったような気もする。

正解はまだ分からないまま、暗中模索の日々だ。

ここまで読んでくださってありがとうございます!
共感していただけたら、スキでそっと教えてもらえるとうれしいです。
これからも育児や療育の日々を書いていくので、
続きが気になる方はフォローしていただけると励みになります。

ーほかの記事も読んでみたい方へ ー
このnoteで書いていることを、はじめての方向けにまとめています。


いいなと思ったら応援しよう!