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8年越し、そして20年越しのご報告と、屋根裏部屋で始まった私の原点

此方の記事は、「もう迷わない〜人生を自分らしくしなやかに歩く小さな知恵(陽マガジン)」の無料記事です。

しなやかに、自分の歩幅で、人生を歩んでいきたいと願う方に。
このマガジンでは、占いや哲学的なまなざしを通して、「あなたはあなたのままで生きていい」という静かなメッセージをお届けします。

今回は、占い師として歩んできた私が、先日いただいた「8年越し、そして20年越しのご報告」と、そこに込められた思い、そして、屋根裏部屋で始まった私の原点について綴ってみました。

先日、ある方から8年ぶりにご連絡をいただきました。
その方とは、かつてご縁をいただいた会員様。
音信が途絶えて久しかったのですが、突然届いたメッセージには、こんな言葉が添えられていました。

「マリアさんが仰っていた通り、5年後に復縁しました」──

それは、まさに8年前に私が立てた卦のとおり。
復縁の卦が出ていたことを、その方はずっと覚えていてくださり、
5年という時間がかかることを知りながらも、その卦を心の支えとして大切にしてくださっていたのです。

「他の誰かではなく、マリアさんがたててくださった卦だったから支えとなり光になりました」
「たゆまぬ精進をされてきたマリアさんだからこそ、私も待てたのです」
「復縁後は色々あってやっと今ご報告ができました」

その言葉に、私は思わず胸が熱くなりました。
これこそが占い師としての喜びであり、
何十年と続けてきた道の先にある、ひとつの答えのように感じました。

🔹

占いというものが、私にとってどれほど切実だったか
それを誰かに語る機会は、これまで多くはありませんでした。
けれど今回、改めて「私の原点」に少し触れてみたいと思います。

私は7歳の頃から、周囲の友人知人たちを占い始めていました。
占いが好きで、でも私が育った家ではそれを言い出せる空気は全くありませんでした。

私の占いとの出会いは、叔母の部屋でした。
トランプを使い恋の行方を占っていた叔母の手元を、幼い私は興味深く眺めていました。
カードに浮かぶ、見えない“何か”に心を奪われていたのです。

ある日、従姉が受験勉強のために、趣味で持っていた占いの本や道具を私に全て譲ってくれました。
それはまさに宝物でした。
私はそれらを、家の誰にも見つからないよう、屋根裏部屋に隠しました

両親がいない隙を見計らって屋根裏にこもり、
夢中になって本を読み、ノートに書き写し、自分なりにトランプ占いや占星術、観相手相、タロットなど色々と独学研究していました。

小学校では、クラスメイトが噂を聞きつけて「占って」と自然に集まってくるようになりました。
最初はトランプで占っていましたが、やがてタロットを使うようになりました。

けれど、死神や悪魔のカードに驚いて泣き出す子もいて私は考えました。
「だったら、怖くないカードを作ろう」
そう思い立ち、画用紙で自作のオリジナル・タロットカードを作成したのです。10歳の頃のことでした。

怖がらずに受け取っていただけるよう、優しい絵柄と色使いで。
意味はタロットに準じながらも、表現だけはやわらかく、親しみやすく、ほっと笑えるような面白さを交えて。

それが、私にとっての“占い師としての最初の仕事”でした。
誰かの心にそっと寄り添い、恐れを和らげ、
それでも誠実に“今と未来”に向き合うという、
今の私の原点が、そこには確かにありました。

🔹

思えば、占いはいつも私の「命綱」でした。
誰にも言えない不安や恐怖を、私は毎晩、カードに問いかけていました。

「明日、私はまだ生き延びていられるだろうか?」
「どうすれば、苦しまずに済むのだろうか?」

そんな問いを、何度も何度も投げかけていたのです。
悪魔や死神なんかより、人間のほうがずっと怖い──
そんな思いを胸に抱えながら、それでも私は、
毎日占いとともに、小さな命をつなぎとめていたのだと思います。

🔹

その後私は高井紅鳳師匠と出会い、易を本格的に学び、
易をカードや漫画にして表現し、その後、愛蓮先生とご縁を頂き師弟関係を結ばせていただいて
あの屋根裏の小さな女の子が見ていた世界とはずいぶん遠くまで来たようにも思えます。

けれど、本質は何ひとつ変わっていません。
私の占い鑑定方法は52年前の7歳の頃から全く変わっていないのです。
占いの結果を基に
「あなたはこういう可能性も持っています」
「こういった道を選ぶこともできます」
と、私的感情を持たず多様な選択肢を提示して道案内をする。
そして、
「最終的に決めるのはあなた自身です」
と、クライアント様に人生の主導権を渡します。

占い師として大切にしているのは、
徹底した傾聴と、冷静な客観性、偏らない幅広い視野。
そして、
その方の中に眠っている力や選択肢を、
一緒に見つけていくこと。

占い師の仕事とは、答えを決めつけることではなく、
その方自身が
“自分の道を選び直せる”
“冷静に考え直せる”
“腑に落ちて納得できる”──

そんな場を、静かに提供することだと思うのです。

私は幼い頃、両親から酷い虐待に遭い、誰にも相談できずにいました。
今のように、パソコンもスマホもない時代。
逃げ場も、話し相手も、どこにも見つかりませんでした。
そんな中で、当時の私が見つけた唯一の「相談相手」。
それが、占いだったのです。

占いはいつもフラットに私に語りかけてくれました。
私に媚びることなく、見下すこともなく、
落とさず、でも甘やかさず、
ただ静かに、私のそばにいて、支えてくれました。

そのことに、私は深く救われ、感動したのです。

だからこそ、私は今、誰かを占い鑑定する際、
占いの結果そのものをとても大切にしています。

人生の主人公であるクライアント様が、
より自分らしく生きられる道を、一緒に探っていく──
それが、私の占いの根本です。

占いとは、理屈や知識理論を賢げに語ったり誇るものではなく、
人の人生に、どこまで静かに寄り添い、謙虚に慮ることができるか
その“姿勢”そのものがすべてだと思っています。

もちろん勉強することはとても大事です。
知識や技術の研鑽を怠らないことは、あくまでクライアント様に多様な選択肢を提示するための「手段」であり、「目的」ではありません。
学んだ上でしっかりとクライアント様に向き合い、安心して話していただけるような対話を重ねて、クライアント様の言葉に丁寧に耳を傾け、納得のいく結果へと導いていく
その卦が、誰かの心の灯になっているかどうか
占い師として本当に大切なのは、そこなのだと思うのです。

今回いただいた8年越しのご報告は、
そのすべてを教えてくださるような、占い師冥利に尽きるあたたかい贈り物でした。

気づけば、占いを始めてからもう50年以上経ちます。
そう考えると、8年という歳月は、私にとって決して長いものではありません。

……そんなふうに下書きを綴っていた矢先、
今度は、20年という時を経て、ソフィアさんからも嬉しいご連絡をいただきました。
ソフィアさんは、20年前に私のホームページをご覧になり、占い鑑定をご依頼くださったお方です。
その後、ご自身も占い師となられ、易を学ばれて、ブログにて私のイーチンオラクルカードを素敵にご紹介くださいました。
こちらもまた、温かな贈り物のような、とても嬉しいご報告でした。

これまでにも、10年、20年、30年と時を経て再びご連絡をくださる方、
中には40年越しにご連絡、ご報告をいただくこともありました。
それほど長く、私はこの道を歩み続けてきたのだと、自分でも驚いています。
けれど私にとって、この道は何か特別な「肩書き」になりたいとか、
誰かより目立ちたいというような野心から始まったわけではありません。

私はただただ、シンプルに占いが好きなのです
人が好きか嫌いかではなく、
「占いを通して見える世界」が、
私にはたまらなく愛おしいのです。

だからこそ、占いを灯火にして、
縁ある方の人生の羅針盤となれたら──
ただその一心で、歩み続けてきました。
好きで歩み続けてふと振り返れば52年経っていた。それだけです。

これからも私は、必要とされるそのときに、
静かに言葉を手渡していきたいと願っています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
あなたの人生が、あなたらしい光で満たされますよう心から願っています。

🌿なんだか真面目に語ってしまいましたが……
以前もお話ししましたが私、「占い界の堀内 健」とある先輩占い師さんから呆れ顔で言われたことがあります。

私はお笑いが大好きで、特に「占い界の堀内 健」と言われてから堀内 健さんの大ファン、「昭和の中学生シリーズ」がもう大好きで、思わずコメントしたところ、丁寧にお返事をくださいました。
彼は動画に対するコメントお一人お一人丁寧に返信しているのです。
こういうところにも、お人柄がにじみ出ていますよね。
いつまでも偉ぶらず、お笑いを愛し、挑戦し続け、若い方達に混ざりお笑いの舞台に立ち、人々を笑顔にしようとするプロの姿勢

私も、そんなふうに
ふっと笑顔になれるような占い師でありたい。

静かに、真摯に、でも明るく笑顔で、温かく。
これからも、そんな占いを目指して精進してまいります。


ー 次回予告 ー
(次回から有料記事になります)

次の記事では、
理不尽な虐待の中でただ耐えていたのではなく、
自分の尊厳を守るために立ち上がった、10代の私の物語をお届けします。

「自分の人生を守るための力」を思い出す、
そのきっかけになりましたら幸いです。

🌿有料記事にする理由
私が有料という形を選ぶのは、
本当に届けたい方にだけ、安心して読んでいただくためです。
読み手と書き手との信頼関係を守ることは、
長く発信を続けてきた中で必要だと感じた大切な対策です。
互いの信頼と尊重を前提に、
安心してお届けできる環境を整えるため
その小さな「門」として、有料という形を選んでいます。

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