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6/7 ミリオンロック2026二日目ライブレポート(amazarashi中心)

amazarashi新曲、クラウン新車で買ってあげるが本日デジタルリリースです。おめでとう!!ライブでは数回聴いたけど音源はまだ聴いてないから楽しみ。さて今回は、ミリオンロック二日目のライブレポートです。amazarashiをメインとして、自分が見たMONGOL800→10-FEET→マルシィ→[Alexsandros]の感想を書きたいと思います。

一日目は優里とDai-CEの2つメインレポがあったので長かったけど、今回はメインはamazarashiだけなので少し控えめかな?1.5万弱位。十分長いわ笑

一日目の白山ARENAは優里とDai-CEを除き、パンクロック系だったけど二日目はamazarashiから始まり、マカロニえんぴつ、MONGOL800、10-FEET、マルシィ、[Alexsandros](私は時間的にここまで)、HEY-SMITH、ヤバTとロックバンドというくくりではあるものの、サウンド的にはポップから激しめまで多彩なLINEUP。別会場ではねぐせ・Wienners・a flood of circle、キュウソも気になる。会場入りしたのは8時20分位?で白山ARENA前には大体20人位いたかなという程度。amazarashiガチ勢はどこに?いつもなら早朝から並ぶ人が多いのにと思ったら、1DAYパスは9時開場。なのでその前に並んでるのは2DAYSの人だけってことで思ったより少なかった。前方はどうもamazarashiファンとは思えないポップな客層で??と思っていたらマカロニえんぴつのファンの方たちでした。amazarashiファンは自分の前に数える程しかいなかったけど、9時を回るとこれから1DAYパスの人たちが来るから一度立って並んでね~そのあとまた座っていいよーのアナウンス。ぞろぞろと幼稚園の先生に引率される子供たちみたいに入ってきて皆かわいかった笑。amazarashiのTシャツやタオルの人がどんどん増えてきて、このあたりからamazarashiはリハを開始。


amazarashi リハ~会場入り

中にいても反響がすごいと思ったら外にいると扉閉じててもこんなに聞こえるのかって位の音漏れ。空に歌えばとクラウン新車で買ってあげるの頻度が高めだったかな。「最後の曲です!」のMCも一緒に練習。季節は次々死んでいく、僕が死のうと思ったのは、ワードプロセッサーからの挨拶「青森から来ました~」のくだりもやるんだけどあまり声を張らず抜けていくのがちょっとセクシーでこのバージョンもやってほしいと思ったり笑。ボーカルあげてとか音下げてとか話声も聞こえてリハ音にテンションあげながら朝ごはん代わりにホテルでもらったバナナケーキを頬張る。朝は日差しが少し暑かったけど、amazarashiのライブが終わる頃には割と気温が下がっていて一日過ごしやすい天気でした。午後は雨が降ったりやんだりしてたけど。

10時を回り、会場の扉がオープンしゆっくり歩いて連れていくから前の人を抜かさないで!!と何度も何度もアナウンスしてくれる親切なスタッフさんに引率されて前方へ。解放するけど走るなよ!!というもののまあ・・無理だな笑。皆小走りになり私は後ろにいたお姉さんに抜かされて更に後ろにいたお友達の手を引いて押しのけられ最前を奪われました笑。横バーが取れたから別にいいけども。せめて違うバンドのファンであってほしかったけど同じタオルを持ってましたね~悲しや。しかも連れはamazarashiのファンぽくなく嫌々って感じで。まあamazarashiは最前で地蔵でも目立たないからいいか笑。自分の視界の範囲に極端に背の高い男性もいなくて視界は良好、ここから1時間が長いなと思っていたら、お隣の親子連れの方に話しかけられ楽しく過ごせました。ありがとう~。amazarashiが初めてということで演出について説明したりしたんだけど、楽しんでもらえたかな。

前方は結構マカロニえんぴつファン率が高く、だいぶ世界観が違うからどんな風に響いたのか気になる。最前を取ってた人達の一部はモニタを見る限り私が帰るまでずっと最前のまま楽しんでる人もいたので元気だな~と思いつつちょっとは譲ってあげればいいのにと思ったり。ヘイスミとヤバTで押しつぶされなかったか気になりました笑。

amazarashi

さてミリオンロック個人的大本命、amazarashi。フェスはサマソニとCDJの常連で他は時々位の出演頻度。サマソニは暑くて自分が無理(amazarashi自体は屋内だけどメインステージは屋外で毎年熱中症でバタバタ倒れてる印象)CDJは年末で仕事の調整がつかないことが多く、2010年代に何本か行った位でほとんどフェスのamazarashiは見てこなかった。そんな自分にとって今年優里やキタニタツヤも出演した横浜開催のCENTRALはとっても嬉しいフェスだった。まだ春で涼しく(雨で寒かった位)amazarashiはK-ARENAの屋内ステージに出演、会場も大きく音響もよくて最高。座席はあったけど2曲目位から立って見て楽しかった。現在はアジアツアー中で、直前にZepp HanedaとSGC有明ホールでワンマンとしては7年振りのスタンディングありの公演を終えたばかり。私は両方指定席で見たんだけど、スタンディングが盛り上がっていたのでミリオンロックを楽しみにしていました。ワンマンとフェスを含めてamazarashiのライブはこれで78本目位かな?

amazarashiって?

一応ミリオンロックフェス全般のライブレポのため、amazazarashiをあまり知らない人向けに説明しておくと、僕らは雨曝しだがそれでもというのがバンドのテーマであり、Vo.秋田ひろむとPiano&Cho.豊川真奈美二人のユニット(青森在住)でライブはDr.橋谷田真、Gt.井手上誠、Ba.中村武文の3名のサポートがつき5人で演奏する。ロックバンドとしては珍しくピアノ→ベース→ギターボーカル→ギター→ドラムの横一列に並ぶ。公には顔出ししていないためステージ前に幕を張り映像や文字を投影し、ステージ奥にも幕やLEDスクリーンを置き、バンドを挟む形で映像演出と共に楽しむスタイル。コロナ前のスタンディングワンマン時代は棒立ちの人が多く少し揺れる人とごくたまに腕を上げる人がいたかな~(この頃は腕をあげることがノイズになりお気持ち表明されて叩かれたり色々あった)という程度だったが最近のフェスでは腕も声もあがり、先日のスタンディングありでは沢山の歓声と一緒に歌ったりと少しずつそのスタイルにも変化が起き始めている。

セトリ

セトリとしてはCENTRALとほぼ変わらず、1曲目が君のベストライフからワードプロセッサーに変わった位。ワードプロセッサーはワンマンではほぼやらない割にフェスでは頭に持ってくることが多い名刺代わりの曲。昨今ポエトリーリーディングをあまり作らなくなり、フェスにほとんど行かない自分としては久々に聴けて嬉しい。K-ARENAは大型会場だったため設備はワンマンと同じ仕様だったが、今回は小さいためステージには百音のフラッグが張られ、正面に1枚紗幕を垂らしたのみ。ステージ奥への投影はない。昔に戻ったようなシンプル演出だ。更に言えばまだ午前中で入り口は開放されているから光も入る。映像が光で飛んで薄くなる分ステージ上のバンドの姿がよく見える。

11時の開演少し前、ステージにバンドメンバーが入ってくる。客電が落ち、左側のモニターに今日の白山ARENA出演アーティストが次々と映し出されていき、カウントダウンから合戦開始の法螺貝が鳴り、「いざ参らん!」の声と共に真っ赤なamazarashiのアー写が映り、会場から歓声があがった。

ワードプロセッサー

紗幕はツアーと同じものだろう。青森の景色に歌詞のタイポグラフィーが重なる。怒りを原点とした初期衝動を残しながらも希望という言葉が強く描かれるamazarashiらしいポエトリーリーディング。秋田が闘い続けてきた背後霊と2025年横浜アリーナである種の決着をつけた訳だが、2017年の作品であるこの曲ではまだ背後霊の存在が強く残る。時間が流れてもどれだけ変わったと思っても、秋田ひろむが描くamazarashiの世界は一貫性を保ち、そのストーリーはどこか繋がりが垣間見える。途中からベースに機材トラブルが発生した様子でローディさんがタケさんの横につき対処していた。そのため低音が弱いスタートだったが、その分ドラムの真さんのバスドラのキックが床に深く響く。「死」を色濃く描くことで「生」や「希望」を強く浮かび上がらせる名作、地方都市のメメント・モリ収録曲。

骨をうずめるなら故郷に 
でも僕の言葉の死に場所ならここだ
十年後百年後 
何かしら芽吹く種子だと確信している

amazarashi ワードプロセッサー

こんな歌詞が出てくるがリリースから10年弱。確信した種子は芽吹いただろうか。かつてステージから自分のために作った歌を歌い、そこにリスナーがある種勝手に想いを重ね徐々に大きくなっていったamazarashi。今では秋田ひろむが私たちリスナーやファンに手を差し伸べるようになり、素直な気持ちを吐露してくれるようになった。言葉を重ね紡ぎ続けてきた種子は今大きく花開き、横浜アリーナを埋め、手を上げることさえ憚られたスタンディングライブからシンガロングが起き、百万石の音が満ちる金沢の会場を歓声で揺らしている。これから先どんな景色を見せてくれるのだろう。

破り捨てられたちっぽけな一行も
数年を経た今となっては
ついには岩のような絶望すらも穿つ

amazarashi ワードプロセッサー

諦めなかった音楽が、紡ぎ続けた言葉が自分に影を落としていた絶望を打ち砕く力を持つことに勇気をもらえる一番好きな一節。ここに力強いがなりが入り、熱くてとてもよかった。最後の希望と呼ばずになんと(呼ぶと)いうのかに歌詞が飛んでいたのはご愛敬だろう。あんまりさらっといくから一瞬気づかなかった笑。反響しやすい会場、秋田は響きやすい声色ではないため落ち着いた音質で大きな変化は感じずよく通る。対してコーラスの豊川はクリアで響きやすい声質をしているため、コーラスが目立ちいつもとは違う雰囲気。ハモリがよく聴こえて心地いい。

ミリオンロック2026金沢
青森から来ましたamazarashiです!

リハと違って力強い挨拶。ワードプロセッサーはやはり始まりの狼煙をあげるにふさわしい一曲。普段のツアーでももう少し頻度をあげてやってもらいたい。

季節は次々死んでいく

ワードプロセッサーのアウトロにシンバルの音が響き、そのまま曲入り。秋田の声の調子はよさそうだ。紗幕全面に大きく映し出される多彩なタイポグラフィーが楽しい。東京喰種ED曲。過去との決別が描かれるが、そこに希望とか明日のようなポジティブな言葉は一つもない。苦悩、嘆き、悲しみ、最低な日々、最悪な夢、拾った命。そんなネガティブな言葉が羅列され続ける。それなのになぜ希望の歌に聴こえるのだろう。ギリギリの崖に立ち負の感情を抱きもうダメだと死神はすぐそばまで迫っている。通り過ぎた昨日は苦しかった、今日今この瞬間も苦しくて諦めそうになる。ここで明日を信じるのではなく、明日だって同じように死んでいくのだと歌う。明日はあっという間に今になり過去になる。どうせ死んでいくのならもう少し生きてみようか。そうして死んでいったはずの季節がラスト息を吹き返すという死から生への変遷が色濃く描かれるamazarashi珠玉の一曲。

歌詞は明るくないのだが、キャッチーなメロディラインと演奏がかっこいいため、爆音で聴いているとやっぱり楽しくてサビで腕を上げる人がパラパラ。羽田や有明で腕をあげてノッているスタディング席を2階指定席から見ていて羨ましかったのでちょっと嬉しい。棒立ち派からするとこの腕や声を上げる行為がノイズに映るようなのだけど、私は地蔵でもハンズアップでも自由にしたらいいと思う。じっと聴いていると音の世界への没入感をしっかり味わえるのが醍醐味だけど、フェス含めスタンディングは全身に音を浴びて突き動かされる気持ちが少なからずあって、それが静のままの人と、動に作用する人との違いじゃないかな。地蔵派を否定するつもりはないが、変に疎外感を持って動に楽しむ人を否定するのも違う気がして、秋田ひろむ自身が言うように皆自由に楽しんだらいいのになと思う。指定席ライブまで立って騒ぎ始めたら私も嫌だけど、さすがにならないでしょう多分。個人的には腕をあげて一緒に歌いながら楽しむamazarashi、最高だったよ。

ありがとうございます!と秋田が声をあげそのまま空洞空洞へ。

空洞空洞

アッパーな曲が続き客席のボルテージもあがっていく。サビでは季節よりも腕が上がっていたように思う。秋田の声ものびやかだ。紗幕には脈打つ鼓動のように円が映し出され、バスドラが響く。1曲目でベースに機材トラブルが発生していたが、ここで秋田のギターにもトラブルがあったのかしきりにギターを気にするシーンが多かった。全体的にベースのジャキジャキとした低音のリズムが気持ちいい楽曲なので機材トラブルが解消してよかった。秋田は少し俯いたまま歌唱入りすることでマイクから若干距離があり、声が遠く感じる所があったが、会場の関係で豊川のコーラスが強く響きほぼツインコーラス状態のためあまり気にならず。

別れた人はもう忘れた、でも忘れたこと忘れないを「別→忘れた人」と間違ってしまった秋田だが、歌詞通りオクターブ上でハモる豊川の声が強いおかげでいい感じにごまかされていた。忘れすぎや笑。

1サビ2サビ終わりとラスサビ前、まこっちゃんと秋田のエレキが掛け合いのように唸る間奏では、体を上手下手に向けて激しくギターをかき鳴らしている様子がとにかく楽しそうだ。ハイパーエモーショナルギタリストまこっちゃんは頭を振り乱し、体を折り曲げとにかく熱く、秋田のギターを引っ張り上げる。時折秋田の背後でまこっちゃんとタケさんが視線を交わし楽しそうに演奏していたのもよかった。スタンディングの最前近くで見ていると秋田とまこっちゃんのギター譜割がはっきりと見て分かるので、近いとこういう良さもあるな~とガン見していた。ラストのまこっちゃんのグリッサンドもかっこいい(弦を指で滑らせるやつ)

空っぽな奴ほど詩(死)を書きたがる
ほんとそうだよな
ほんとそうだよな

amazarashi 空洞空洞

ここから盛り上がっていくサビがとても好き。自分はからっぽで何もなくて、すべてを燃やし尽くして全部なくなってしまえば楽かもしれない。でもきっとそこに残るのは寂しさだと知っているから、からっぽを抱えて生きていくのだ。amazarashiの描く虚しさや絶望はどれだけ負の言葉が並んでもその先に希望の光が胸に灯る。それは秋田自身が希望を諦めなかったからなのだろう。

無題

熱の上がった会場をしばし静寂が包む。イントロのメトロノームが鳴り紗幕にはMVが映り、一行ずつ歌詞が表示されていく。以前のツアーでは表にMV、裏の紗幕/LEDスクリーンに歌詞を投影し浮き上がらせる手法を取っていたように思うが、今回のツアーは表面のみの演出に統一されこの日も(裏の幕がないせいもあるが)キラッとした文字色の歌詞が中央に浮かぶスタイル。ファンの中では浅ましい本性の絵が実体化してしまったことやキス/ベッドシーン等があるので結構賛否両論な無題のアニメーションMV。私もあまり好きな方ではないのだが、フェスで使われる分には歌詞の世界が伝わりやすいかもしれない。個人的には昔の額縁だけが空間に浮かぶ「無題」というテーマに相応しい演出がまた見たい。

売れない画家とそばにいてくれる彼女、人気を得て本当に描きたかったものを世に出した後手のひら返しにあい、彼女と別れそれでも絵を描き続ける青年の元へ一通の手紙が届く。その送り主は・・というストーリー。「変わってくのはいつも風景」という言葉と「信じてた事正しかった」の言葉が対比するようにドラマチックに描かれ、周りの評価よりもそばにいてくれる人を大切にしたいと思えるとても美しい曲である。

羽田と有明で秋田はサビ部分で声が裏返ってしまい苦労していたが、ワンマンでは温かく見守られるミスもライトなファン層から初めての人まで集う一発勝負のフェスではそうもいかない。秋田はかなり気を使い丁寧に言葉を紡ぐ。2サビ目で「信じてた事」まで裏返らなかったので安心したのだろう。次の「間違ってたかな」を歌い遅れて早口になっていたのがかわいかった笑。そのあとはほっとしたように肩から力が抜けていつもの歌唱に戻り熱を放出し最後の最後でちょっと裏返ってしまっていたが、熱情の果てということで一つ許してもらいたい。反響の強い会場でもよく通る秋田ひろむの声。視界をほぼ遮るものなく聴くそのエモーショナルな歌声に酔いしれるとても幸せな時間だった。

僕が死のうと思ったのは

中島美嘉への提供曲。ライブでやる頻度はフェスでもワンマンでも高めのamazarashiの代表曲と言ってもいいファンに愛されてきたセルフカバーがここで登場。無題から続くしっとりとした雰囲気を引き継ぐ。倉庫や体育館のように響ききやすい会場、細いスポットライトがピアノの豊川、ドラムの真さんへと当たった後全体が暗くなり秋田にだけひっそりと光が射す。弾き語りのように音数を減らした孤独な寂しさと美しさを表現しながら、秋田の声が豊かに響き渡る。そして徐々に音数が増えバンドサウンドが入ってくると、人と出会い繋がり世界に期待し花が綻ぶような祝福を感じる構成になっている。紗幕にはツアーと同じ、原稿用紙が浮かび「僕が死のうと思ったのは」の文字を中央に起き、作文のような私小説を書き上げていくように手書きの文字が詰められていく。

個人的にこの楽曲のサウンドの要は、橋谷田真のドラムである。バスドラのキックは控えめに、抜け感のあるスネアと華やかなシンバルやハイハットを響かせつつも、同時にドラムパッドを用いて少しミュート感のあるリズムを刻み、空間に広がりをもたせるようなドラムサウンドが秋田の歌声を彩る。

死ぬことばかり考えてしまうのは
きっと生きることに真面目すぎるから
僕が死のうと思ったのは
まだあなたに出会ってなかったから

amazarashi 僕が死のうと思ったのは

孤独に苛まれる人を慈しむようにそっと背に手を当てるような静かなフレーズから、ドラムが入りあなたという存在が生きる希望であることを象徴するように世界が一気に色づいていく様は秀逸で、amazarashiはやはり真さんのドラムじゃないと!と思う瞬間である。私が幾度となく彼を表現してきた「音の風景画家」という言葉を金沢でもやはり贈りたい。秋田の声の調子もよく、夜の遅い時間でなくお昼の明るい時間帯に聴くこの曲はなんだか新しい始まりのような優しい空気に包まれていた。

MC

ありがとうございます。ミリオンロックです。
amazarashi16年目一番手だけど
ベストアクトを狙っています。
よろしくお願いします。
次の曲はクラウン新車で買ってあげる。

ありがとうミリオンロックと言おうとしたかamazarashiですと言おうとしたか混ざっちゃったみたいでミリオンロックですと言ってたのがかわいくてニヤニヤしてしまったけど、ベストアクト狙いと強気発言で歓声が飛ぶ。クラウンは新曲であり、横浜のフェスCENTRALで初披露され、アジアツアー韓国・羽田・有明に続き本日が5回目の演奏。

亡き父への想いを描いた新曲は本日6/17デジタルリリース。同時に秋田がスーパースターを唄って。の帯を寄稿した薄場圭とのコラボが秋田ひろむからのオファーで実現、特設サイトが公開されている。

クラウン新車で買ってあげる

サビは非常にamazarashiらしいサウンドだが、語り口調なA・Bメロは高低差があまりなく半音の高低差で行き来する淡々としたメロディーで、思い出を語るような秋田の声が優しい。あまり活躍しない野球少年秋田ひろむや父親の寡黙な性格と病状はamazarashiの過去曲から伝わるがゆえに、その別れが切ない。紗幕はシンプルなタイポグラフィーが中心。特に母と姉と妹と四人での所で文字が積みあがっていく演出があり、父だけがいない寂しさを際立たせていたり、「元気だか?頑張れよ」なんて「ステージ4が言わないでよ」と父から秋田のセリフへと文字が切り替わるシーンからの、エモーショナルなサビに胸を締め付けられる。やがて線香のような火葬場のような煙が揺蕩い、世界は光に満ちていく。今ならしてあげたいことを叶えられるのに、すれ違いや後悔と感謝と言葉では表現しがたい複雑な想いが歌となって空へ立ち上っていく。

私は秋田ひろむとほぼ同世代(自分が少し下)で、音楽の道を歩もうとしていたことや家族構成、父を亡くしている所も似ているので(うちは秋田家程良好な関係ではなかったが)一層胸が痛い。一部の例外を除いて、家族との別れというのは特別仲がよかったと言えない仲であっても不思議と言いようのない感情に苛まれる。秋田の声に乗って口にできなかった、伝えられなかった思いが募り空を見上げたくなってしまう。最後まで許せずに声を掛けられなかった自分と、最後まで自分を求めて他に反応はなくても私の名前にだけわずかに反応し旅立っていった父と、和解出来たらよかったかな。いやきっとあれでよかったんだよなとか色んな思いが巡る。ツアーではラスト秋田が咆哮のような叫びを幾度かあげるが、今回はCENTRALと同じようにアウトロに繋げ、「ありがとうございます!最後の曲です!」から空に歌えばへと繋がった。

煙となって立ち上っていく父を思い、空を見上げる。過去を振り返れば人生のどん底で真夜中一人きり。雨曝しの中始まったamazarashiは、この曲で「ついに雨があがった」と言われる程、大きな新しい一歩を踏み出した。アニメヒロアカOP曲。

空に歌えば

ステージには真っ青に晴れ渡るMVが映り、品川や青海といった都内から青森へストーリーを繋ぐ。ヒーローがゆえの孤独に寄り添い、失いながらも歩みを止めずに未来へ足掻けと力強くその背を押す。そんな晴れ渡る青空のような楽曲の中にも、しっかりとamazarashiらしいポエトリーリーディングを後半に入れ、雨曝しになりながら藻掻いた先で雨が上がる表現が彼らの軌跡のようで秀逸だ。ジャンプの王道アニメのテーマ曲にこのポエトリーを入れたことに拍手を送りたい。やっぱり秋田ひろむの感情溢れる語りは最高だから。そして盛り上がるとかamazarashiの軌跡だとかだけじゃなく、クラウンの次に歌われることで空で見てくれているであろう人に、ここまで来たよ、まだまだ終わらない、最高の景色を見せてやるからなと。届け、届け。見守っててくれという想いも感じる。素晴らしいセトリだなと思う。

サビは早口で言葉を重ねる秋田に、豊川の「空に歌えば~」の美しいコーラスが続く楽曲だが、ここに観客の声が重なる。最初は口パクで腕を振っていた私も気が付いたら大きな声で一緒に歌ってた。全力で楽しんでたらひろむがこっちを見てた(気がする)おお楽しんでんなとうっすら笑ってた(気がする!笑)最後のそれ故、足掻け!で前に振ってた腕を空に向かって突き上げてフィニッシュ。いや~これが指定席から見てたらスタンディングの景色か、楽しい!!そりゃ声も出したくなるし腕も振っちゃうわと思いながら金沢まで来てよかったと思った。7月に待つキタニタツヤとの対バンはどんな景色が広がるのか楽しみだ(こちらもスタンディングあり)

ありがとうございます!!
ミリオンロック2026!金沢!
ありがとうございました!!

一瞬amazarashiワンマンと同じロゴがステージに浮かび終演。楽しかった!!フェスざらしいいなあと思いつつ、最近は暑いしCENTRALみたいな屋内フェスがもっと増えて涼しく楽しめてamazarashiも沢山出演出来たらいいな~と思う位また来たいと思った。後ろの男の子達が朝ごはん(兼昼ご飯?)食べに行くか迷いながらamazarashiを見始めて、終わってから残ってよかった!!と言い合っているのを聞けたのも嬉しかった。

amazarashiセトリ

1.ワードプロセッサー
2.季節は次々死んでいく
3.空洞空洞
4.無題
5.僕が死のうと思ったのは
6.クラウン新車で買ってあげる
7.空に歌えば

機材トラブルや若干の歌詞間違いはあったものの、秋田ひろむの声の調子もよくとてものびのびと楽しそうに演奏していてとてもよかった。ベストアクト狙ってる発言もちょっとオラつくひろむが見られて嬉しい。毎日優里優里Da-iCE言っていていい加減amazarashiファンのフォロワーさんに愛想をつかされないか不安になるのだが笑。それでもやっぱりamazarashiのライブに来ると特別な想いがある。大好きで愛おしくてずっと一緒に歩いてきて、これからもずっとずっと共に歩いていきたい。ありがとうamazarashi、デビュー16周年おめでとう。

ずっとずっと愛してるよ。

お次はマカロニえんぴつでどんどん前に人が詰めてくる合間をぬって脱出。後方に抜けて休んだ後少し聴いてお腹がすいたので2号館のWiennersをちらっと見つつ、3号館のねぐせを聴きがらステーキ丼とビールでお昼!お腹パツパツになったところで1号館白山ARENAに戻った。

肉!

MONGOL800

突然ですが、モンパチとChemistryは私の青春でして。2000年代初頭、まだインターネットもダイヤルアップだった頃。留学して遠距離になった人とCDを空輸してケースが割れて届いて中身は無事で。よく聴いてここがいいよねなんて言いながら長電話して電話代(双方にかかる)が大変なことになり親に怒られたり。なーんて甘酸っぱい思い出があるんですけども。遠距離じゃなくなった途端に何か違うなってなって速攻別れた彼は今何をしているんでしょう笑。モンパチってライブ映像は沢山見たけど、そういえばライブって見たことがなかったのでとても楽しみにしていました。

ステージ中央にはサポートダンサーの粒さんがレオタード姿で縦横無尽に動き回り、客席にクラップや手の振り方体の動き等を教えてくれる。いまだにパートタイマーの先輩!と紹介されながらもうとにかく楽しい。動きが連動していく粒さんと客席に、なんかだんだん距離近くなってきてない!?キヨサクさんも大ウケ。そして突如始まるパラパラ。私の前のお兄さんはパラパラ世代なのかめっちゃ踊るのうまかったので真似していっぱい踊った笑。からのTRY ME!安室ちゃーん!!安室ちゃんが引退した今、TRY MEを引き継ぐのは俺たちしかいないは笑った。パラパラも大合唱も超楽しい。そして小さな恋のうたもやってくれた。

もう始まった瞬間に涙腺がぶっ壊れたかと思った。一音聴いた瞬間に泣くって初めての経験で自分にびっくり。過去を引きずってて思い入れが深くてとかじゃなく、楽曲と記憶が紐づいていてそれが引きずりだされる感覚に近い。25年も前のこと、今更さすがに後悔とか辛い思い出なんて何もない。ただただその懐かしさが詰まった音を聴いた瞬間に、ワクワクしたりドキドキしたりそんな青春の日々が景色としては浮かばないけどその懐かしさだけが蘇って、ボロボロ泣けてしまった。歌詞なんて出なくても皆大声で歌えてしまう。ああ国民的バンドって国民的ソングってこういうもののことを言うんだよな。世代とかじゃなく皆が歌えてしまう。自分より若い人も年上の人も皆笑顔いっぱいで、隣が叫んでうるせえお前の声聞きに来たんじゃねえよとか合唱厨がなんて言葉が発生する余地すらない、お腹の底からの大合唱。泣いて笑って最高の時間。

amazarashiが優里がDai-CEがってミリオンロックに来たけれど、間違いなく私のベストアクトはMONGOL800だった。

amazarashiに気持ちではあげたかったけど、これは勝てないと思ってしまった。強い。他にも沖縄メンソーレみたいなダンスを一緒に踊ったり、粒さんが時間制限!とかいって下がってバラードを聴かせてくれたと思ったらまた復活して一緒に踊ったりで本当に楽しかった。最高でした。

10-FEET

いつ振りだろう?2010年代はワンマンとか対バンで数回とフェスでは何回か見てたけど結構久しぶり。3ピースバンドと思えない重さと爽快感のあるサウンドにtakumaさんの熱い歌声が気持ちいい。今日はモッシュダイブ禁止だからね~とニヤニヤしつつ、その代わりギリッギリまでやるから!!と多分10曲位やってくれた。あと6分!何聴きたい?あと1分半、1番サビだけ!とか言って時間制限いっぱい演奏してくれたのが本当10-FEETらしい温かさが詰まっててよかった。中盤、俺たちの一番売れた曲です!!と言って始まったのはBasket Case(Green Day)10-FEETのカバーかっこいいんだよね。かっこいいんだけどさ・・・このBasket Caseも青春ソングなんだわーーーー涙涙涙。

高校生の時にバンド組んでてコピーして、皆大好きなBasket Case縛りでどのバンドが一番うまいかみたいなバトルしたり、ほのかに好きだった先輩がバンド組んだ!といって(本人はギター)ボーカルさんを紹介してくれたらそっちの人にハマっちゃって。先輩がお前俺を好きだったんじゃ・・とドン引きされ、ボーカルさんにはかわいい彼女がいて。いやー青春漫画か笑笑。そんな沢山の思い出が詰まった曲でこれも小さな恋の歌と同じく、Do you have the time!の声を聴いた瞬間に涙と鼻水がドッバドバですわもうぐちゃぐちゃ笑。懐かしくて懐かしくてでもサウンドは当たり前だけど自分たちが子どものお遊びレベルだったと恥ずかしくなる位めちゃくちゃかっこよくて。歌って叫んで泣いて飛び跳ねて最高に楽しかった。

言葉を愛するamazarashiを愛するものとして、なんとか感情を言語化したいし、言葉を尽くしたい。それでも時に言葉では表現しきれない感情がある。形のないもの、言葉を超えたただ懐かしさだけが存在する記憶と音楽のリンク、それは何十年という時が経っても目の前に蘇る程の力を持つのだと、40数年生きてきて初めて味わったかもしれない。

続いてまた次は一番売れた曲!と言い出し、さっきのは俺たちの曲じゃねえしGreenDayだしとすかさず突っ込みが入り笑うtakumaさん笑。Goes on で恒例のしゃがんで思い切りジャンプをやろうか迷い、しゃがんで!!いやーどうしよやっぱやめとくか立って立って!と戻す。京都大作戦を企画立案する10-FEET。ミリオンロックが始まったきっかけも10-FEETのライブ打ち上げで金沢で小京都大作戦をやろうから始まったものだけに、ルールを破らない所が優しい。続いてはCHERRY BLOSSOM、タオル投げソング。皆サビで思いっきりタオルを上に投げて!面白いことが起きるから!どっか行っちゃう!と笑いながらサビでタオルが舞う。タオル振りも楽しいけどこういう景色も楽しい。私は斜め後ろの男の子のタオルが頭に覆いかぶさり、私のamazarashiタオルは数列前の女の子に拾われ戻ってきました笑。最後にback to the sunsetを少しだけやってワンマンも遊びに来てね!と宣伝しつつ、最高だったよありがとな!!と大急ぎで舞台袖に去っていきました。もう本当楽しかった。有名な曲もあったけど、曲知らなくても楽しめたと思う。さすがのステージパフォーマンスでした。

さてこの後はスイーツでも食べに行って休憩時間!と思っていたんだけど、10-FEETの後、後方に下がってスマホ見ながらのんびりしてたらリハに本人たちが登場したのは続くマルシィ。

マルシィ

最初本人たちが出ていると気づかず、この時間は転換の時間で名前載ってないけど誰?うまい子たちだなとか思ってごめんなさい・・本物でした笑。明るいサウンドに透明感のある声で心地いい。人の入りは10-FEETから減ってしまったけど、前方は若い女の子たちが集まっていてとても楽しそうな雰囲気。真ん中より少し後ろ辺りに前進してみてたんだけど、後方はさすがに2DAYSで疲れている人が多かったりこの後の体力温存もあるのか寝てる人とかも多くて、後ろの方で座ってる方たちもぜひ立って一緒にジャンプして楽しんでください!と声掛け。結構それで立ち始める人がいたと思う。

サウンドがフレデリックみがあるなと思ったのは、耳なじみがよくて曲を知らなくても楽しめる。バンドってここが結構でかいと思うんだよね。曲を知っているファンが楽しいと思うのも大切だけど、知らない人をどこまで引き込めるかって新規ファンを増やすチャンスであるフェスだとその役割はすごく大きい。内輪ノリで盛り上がってるけどイマイチ曲もわからないし・・だとあまり惹かれないから。右京くんの声が真っ直ぐで嫌味がないというか邪気がなくて幸せな気持ちになれるボーカルに、爽やかな風が吹いてて笑って泣いたモンパチと10-FEETで熱かった空気をいい感じに浄化して、次の[Alexsandros]に繋げてくれたと思う。最初はマカロニえんぴつの後あたりがよかったのでは?と思ったけど、いい配置だったんじゃないかな。まだまだ若いバンドで今回はジャンル的にそれほど沢山埋まっていた訳ではなかったけど、これからが楽しみ。また見たい。

優里とのコラボ

優里とのコラボ back number cover

[Alexsandros]

本日の真打といったところか、こちらもお久しぶり[Alexsandros]。相変わらずビジュ爆イケサウンドも爆イケバンド!笑。出演が7年ぶり?9年ぶり?みたいな話をしてたかな。オファーが来たけどコロナでぽしゃってかなり久しぶりと。マイクスタンドが斜め上から降りてくるタイプの独特なよぺ。はだけて胸元真っ赤に染まってエロいったらありゃしない笑。磯部くんのアンニュイな雰囲気も色っぽい。白井くんは今ピンク髪なのかな?こちらもかっこいいし、ドラムのリアドはあまり見えなかったけどサウンドが熱い。やっぱりかっこいいバンド。ただ2010年代は大好きでよくライブに行っていたんだけど行かなくなってしまったのは、サトヤスの脱退があったからで、他のサポートがどうこうじゃなくサトヤスのドラムが好きすぎた。冷静沈着さとうちに秘めた熱情がすごくいいバランスで共存していて[Champagne]を[Alexandros]を支えていたから。誰も悪くないんだけど、そこで一歩下がってしまった。自分がドラム叩けるわけじゃないんだけど、私ドラムとかパーカスがめちゃくちゃ好きで。amazarashiの真さんのドラムもそうだけど。ドラマーによってサウンドって結構がらっと変わるから、素敵なドラマーさんがついても元のサウンドが好きだった自分にはなかなか受け入れがたい変化だった。

でもね。何年も経って久しぶりに見た[Alexsandros]は、めちゃくちゃ熱くてかっこいいバンドだった。閃光→ENDROLLからの友達いないんだけどバンドも16年やってきてちょっとは友達ができました。呼んでいいですか?からのヘイスミを呼んでのDroshky!は最高に楽しかった。途中でヘイスミファンの人が出て行って少し前に行けたんだけど、ヘイスミ呼び込んだらキッズたちが戻ってきてねじ込んで前に入っていき前方サークルで大暴れしたり、ツーステ踏んで踊ったり楽しそうだった笑。終わって洋平君が、君たちが暴れたい人達ってのはよく分かったとめっちゃ笑ってたのがよかったね。そこからの知名度の高いワタリドリ、Starrrrrrrは最高に盛り上がり、このハイトーンがドロスよなぁ~と思うけど、ワタリドリのサビをシンガロングさせる鬼畜さよ。最高音HiEとか女子でも相当高いわ喉どうなってるんじゃ笑。王道の邦ロックバンドって感じで盛り上がりつつ適度に暴れつつ、歌がうまくて演奏も熱くてビジュレベルが最高値、いや~たまにはこういうのもいいな!またワンマン行きたいなと思える時間でした。楽しかった。

さて私のリミットはここまで、小雨が降る中最後に一杯サワーを飲みつつ、シャトルバスに乗って金沢駅へ、軽くご飯を食べてお土産を買って東京へ帰りました。二日間本当にどのライブも楽しくて、念願だった優里とDai-CEを同じフェスの同じ日に見られて嬉しかったし、久々のスタンディングamazarashiも最高だった。泣いて笑って心の底から楽しんだ二日間でした。お酒もご飯も美味しいし、今度はグランクラスの新幹線に乗ってちょっといいホテルに泊まって観光メインで来たいな。

金沢おでん
お刺身
のど黒の炙り刺し
お寿司🍣

読んでくれてありがとう。次回はamazarashiのワンマンか川崎鷹也くんの武道館ライブレポどっちを先に書くか悩み中です。またね!!

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