をかしな話~夏休み落語で締める編~
日も短くなってきたように思います。秋が近づいてきているのでしょうか。
さて、私、をかしは、現在、落語と勉強の真っ只中。
……と言っても、勉強というより、落語の思い出が強烈な日々を過ごしています。
朝、起きてから少し計算をやって、「時うどん」の一節を口にしてみたり、お昼を食べ終わってから夏期講習の宿題をしているときに、「禁酒関所」や「子ほめ」の一節をこぼしてみたり。いろんなことをやっています。
……って、あなた受験生だから。落語やってる暇なんてないでしょ!
とツッコミを入れてくれる読者の方もいらっしゃるかもしれません。
ご安心ください(?)。ちゃんと勉強もしています。
私は、うまいこと落語と勉強を両立する方法を見つけた、運の良い子なのです。
さて、受験生とは思えないほど落語に熱心になっている私ですが、しっかり勉強もしております。
例えば、算数。
夏期講習の最初に受けたテストでは、なんということでしょう。
「25点」
という数字が目に飛び込んできました。
私の心の中の実況中継の録画は、こんな感じ。
「……わお。やっちまったぜ……」
そう。呆れて、こんなことしか言えないのでした。
ところが、夏期講習の最初に受けたそのテストを、もう一度解いてみることにしました。
すると……なんと「75点」。
およそ3倍です。
なかなかよくやったなぁ……と、しみじみ思いました。
夏期講習や通常の授業の間に、力がついたのでしょうか。
できなかったことが、できるようになった。
これは、我ながらすごいと思います。
……と、ちょっと勉強の話をしたところで、さあ、落語のお話に戻りましょう。
8月末には落語大会があり、私はそこに出ることになりました。そのころには落語の発表会もあり、今年の夏休みの終わりは、まさに落語づくし。
そんな私が取り組んでいた落語が、「禁酒関所」です。
なぜ「禁酒関所」を選んだのか。
実は、父が「禁酒関所」が大好きで、強いリクエストを受けたからです。
最初は「どうしようかな」と思っていたのですが、よく考えてみると、
「おっ、やってみても面白いかも?」
と思い、挑戦することにしました。
禁酒令の出された城下町では、当然、お酒屋さんは困りますね。
なんとかしてお酒を売らなければならない。
それなのに、ある旦さんから、
「寝酒に一升呑みたい。届けてくれ」
と言われるのですから、絶対に関所を通り抜けて、お酒を届けなければなりません。
あれこれ工夫して、お酒を届けようとするのですが……。
結果を知るのは、あなた次第。
ということにしておきましょうか。
さて、私、をかし。女の子です。
性別は関係ないとは思いますが、やはり「禁酒関所」のような、俗に言う下品なことが出てくる落語には、
「ちょっと抵抗があるな……」
と感じる人もいるかもしれません。
でも、私は落語のためなら、なんでもできちゃう派。
上品か下品かなんて、関係ないのです。
もちろん、落語には人情噺のような味わい深いものもあります。
でも、面白い落語の中には、下品なことが含まれているものもあります。
そして、それが面白い。
そこもまた、落語の魅力なのではないでしょうか。
大体、アホとツッコミが織りなしているお笑い。
そして、ときどき上品な人情噺。
そんな落語は、とても魅力的です。
受験。
それは、すごく大変なことです。
でも、私のように「これが好き!」と思えることを見つけたら、その大変さが少し和らぐのかもしれません。
勉強をして、落語をして、また勉強をして。
そんな夏休みを過ごした私の、夏の締めくくりは落語です。
さて、どんな夏休みの締めくくりになるのでしょうか。
それは、またのお楽しみ。
本日もご愛読いただき、誠にありがとうございます。
