使わなくなったことば
「髭をあたる」ということばをご存知でしょうか。
最近は、あまり聞かなくなりました。
髭を剃るという意味ですが、昔の人は、
「そる」→「する」→「縁起がわるい」
で、「あたる」と言い換えたそうです。
つまり、スルメをあたりめと呼ぶのと同じ理屈ですね。
高倉健なんかが、理髪店(高倉健は美容院には行かなかったと思います)で、
「髭をあたってくれ」
様になりますねえ。
「お砂糖いくつ」も言わないし、聞かなくなりました。
昔は、喫茶店などでは、砂糖壺に角砂糖とそれを挟むものが各テーブルに置いてありました。
彼女とコーヒーを頼んだ時に、
「お砂糖いくつ?」
などと聞いてみたいなあと、男子は妄想したものです。
仕事の途中で立ち寄った時には、部下が上司に、
「お砂糖いくつですか?」
と尋ねて、角砂糖を入れるのが礼儀のようでもありました。
角砂糖がグラニュー糖などに変わってからも、スプーン一杯をひとつと数えていました。
今では衛生面からか、どこも細長い袋入りにかわりました。
最近、使わない言葉、死語ではないけれども、忘れてしまいそうな言葉、まだまだありそうですね。
