【細かすぎるが伝えたい】エスクワイア 第11話- 感想・考察|動物虐待と法の限界
ドラマ紹介・概要
8月から放送開始した韓国ドラマ「エスクワイア」
大手ローファーム「ユルリム」を舞台に、様々な専門分野のエリート弁護士たちが繰り広げる、スリリングなリーガルヒューマンドラマです。
単なる法廷ものではなく、弁護士たちの人間関係、成長、そして正義への情熱が丁寧に描かれています。
個人的にリアルタイムで追いかけるのは、2021年の大ヒット作「ヴィンチェンツォ」以来!
第1話から完全に心を掲まれ、この勢いで最終話まで駆け抜けてほしい期待のドラマです。
⚠️ ネタバレ注意
ネタバレを含むため、第11話まで未視聴の方はドラマを視聴後にご覧ください!!!
四つ足と二本足の愛 〜動物虐待事件の重い現実〜
法律の限界と人間の意志
11話の依頼者は残虐な動物虐待犯。これでもかとユン弁護士とハッシュを攻撃してきます。
動物は人間の所有物なので、人間と同等には法律が守ってくれません。韓国も日本も同様です。
そこで重要になってくるのが:
動物保護団体との連携
メディアを味方にした世論形成
地道な根回し
法律だけでは救えきれない部分を、四つ足の動物を二本足の人間が守るシーンは胸に響きました。
ユン弁護士が再犯防止に向けて手を打つ姿勢も、単なる勝訴を超えた弁護士の使命を感じさせます。
衝撃の事実 〜サイコパスの本質〜
エレベーターシーンの深い意味
衝撃だったのが、サイコパシーの特性として「動物だけでなく弱い立場の人間を攻撃する」ことがあるという描写でした。
だからこそエレベーターのシーンで、ユン弁護士が部下ヒョミンを守ったのです。普段の冷徹な姿とは一変して。
ハッシュのことになると変わるユン弁護士
ハッシュのことになるとユン弁護士は完全に別人になります。話の後半はつらいシーンが多く、ハッシュの神がかり演技に胸が熱くなるものの、正直あまり気持ちよいシーンではありませんでした。
しかし現実は虐待事件が後を絶たず、あえて攻めた脚本でもあります。見たくないところをあえて描く勇気ある演出です。
海外コンテンツでは、子どもや動物に関わる暴力表現が商業・倫理的に非常に慎重に扱われる傾向がありますが、本作は強い意志で踏み込んでいます。
韓国語セリフの衝撃の真実
最後のシーンは衝撃でした。弁護士が怒り狂ってぶちまけるわけです。最初はこのシーンの理解に苦しみました。
セリフを再確認してびっくり:
무연고 노인 때려눕혀서 지금 사경을 헤매고 계신데
"身寄りのない高齢者を殴ってね"
오늘내일해요
"重体なんです"字幕では「重体」とだけあっさりしていますが、実際は:
「身寄りのない高齢者を殴って倒し、今は重体で生死の境をさまよっています」
ほぼ殺人になります。だから警察もユン弁護士の行動を支援したのでしょう。
元妻の中絶 〜隠された真実と深い悲しみ〜
ここにきてまさかの事実が判明しました。
元妻はユン弁護士が愛情をもって子供を育てることを知っていたからこそ産めなかったと。
ユン弁護士からしてみれば「言ってくれなかった」悲しみがはかりしれません。悲しいときに一人で歩く清渓川(チョンゲチョン)は、このドラマで一番切ないシーンでした。
一方、いざ産むとなると覚悟ができない。揺れる思いは母親として当然の感情です。
このシーンは元妻が取った行動の良し悪しではなく、両者の感情を平等に表現したのが素晴らしかったです。
チェ弁護士の現実 〜若手弁護士の苦しい現状〜
ハニートラップ係にさせられたチェ弁護士のシーンは、弁護士になりたい若者たちの苦しい現状を浮き彫りにしました。
学費を稼ぐために仕事をし
頑張って勉強をして弁護士になったものの
うだつがあがらない現実
嬉しかったポイント4選 ✨
1.イ・サンヨプオッパ登場
個人的な願いが叶って嬉しかったです!
最後まで憎たらしい役でした、役柄に溶け込んだ演技力が素敵です。

2.お兄ちゃんなジヌ
ユン弁護士が給湯室でハッシュの親権の弁護をジヌに頼むシーン。ジヌが給湯室を出たところにヒョミンと鉢合わせしました。その時に
아, 뽀시래기는 몰라도 돼
"知らなくていい"「ポシレギは知らなくてもいいよ」というセリフがあります
ポシレギは:
小さくて可愛いもの
駆け出しの未熟な人や物
よろよろしている赤ちゃんや動物
愛着を込めて使われる表現で、ファンが推しを呼ぶ際や、小さく未熟な赤ちゃん、よろよろしている子犬や子猫などに使われます。
ジヌはとんかつ屋さんでも:
이거 그냥 내 개인 시간 들여서 하는 일이고
뭐, 업무 평가 실적에는 전혀 반영이 안 되는데?「これは個人的な時間を使って進める案件で、業務評価には全く反映されないけれど?」
ジヌ先輩としてヒョミンに対しても優しい配慮があります。
それでも「先輩から教えてください」と教えを乞うヒョミンの前向きな姿勢がいいですね。
そしてその横で様子を見ているヌナがニコニコしているのが可愛い!
ジヌが「序列は自分よりちょっと上にヌナがいる」と話すところも愛らしいです。
3.PPLの罠にはまった件
それにしても「ginza ryoko」のとんかつ、美味しそうでしたね。すっかりPPLの罠にはまりました(←単純)。
食後は「KOPIKO」が登場。安定のPPL商品ですが、このシュガーフリーKOPIKO、味は控えめなのでしょうが演出はとっても甘すぎます。欲しくなりますね。
先日、ソウル土産でKOPIKOを2袋購入しました。ソウル駅すぐそばのロッテマートで見つけました。よくある商品なので渡韓の際はぜひ。

日本でもAmazonで購入できます↓ ありがたいですね!
4. 癒しのお出かけシーン
ハッシュと双子、ユン弁護士とヒョミンが車に乗ってお出かけするシーンが癒しでしたね。
きつい回でしたが、時折織り込まれる和むシーンがないと辛すぎます。

感想
ハッシュの親権をめぐり会議室で交渉するシーンでは、ヒョミンがしっかり会議をリードしてユン弁護士を助けます。
ハッシュが誘拐されて混乱している時もしっかり支えました。
「변호사님 정신 차리세요」(ユン弁護士、しっかりしてください)
部下だったヒョミンがユン弁護士を助けた回でしたね。
全体的に10話までとは別ドラマのような仕上がりに感じました。
ヒョミン母との確執も回収し、ヌナの親子の話もグっときました。
公平/平等は理想ではあるものの、現実はそうではない。
後半から韓国ドラマらしい要素がどんどん襲ってきました。ユン弁護士はまるで別人のようです。
11話が終わった後の次回予告を観たときは、椅子から滑り落ちそうでした。
ユン弁護士とヒョミンとの関係は師弟愛をキープしたまま有終の美を飾ってほしいです。(←願望)

重いテーマを扱いながらも、人間関係の機微を丁寧に描いた11話。そして次回はついに最終回です。
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