テレビドラマ初回のみ“ふんわり”レビュー<2025年4月期>
※最終週(4/14〜21)は『あなたを奪ったその日から』『天久鷹央の推理カルテ』『PJ ~航空救難団~』『波うららかに、めおと日和』『年下童貞くんに翻弄されてます』を追加!
フジテレビの勢いがすごい!
まずは前のクール2025冬ドラマの全話観た中でのTOP5は、
【1】『御上先生』
【2】『ホットスポット』
【3】『晩餐ブルース』
【4】『クジャクのダンス、誰が見た?』
【5】『まどか26歳、研修医やってます!』
でした!
相変わらずというかTBS無双のクール!
特に『御上先生』は詩森ろばの脚本が素晴らしすぎた!!
揺れに揺れているフジテレビも基本的には最後まで完走できたみたいで何よりです。
民放以外だとNHKドラマ10枠の『東京サラダボウル』が素晴らしいクオリティでした!(ちなみにこちら『クジャクのダンス、誰が見た?』と同じ金沢知樹の脚本です。)
PrimeVideoで配信しているので気になる方はぜひ!
ということで今クールもゆるーく個人的視点で1話だけをレビュー。
軽い気持ちお付き合いいただければ。
深夜ドラマに関しては明らかに自分がターゲットとされていないドラマが散見されるので、プライム帯を中心にしております。
深夜帯も面白そうな作品は引き続き観たいと思います!
星の評価は
<★★★>次回楽しみ!
<★★☆>次回も観る!
<★☆☆>次回もまー観るかも!
<☆☆☆>次回以降観ない!
くらいの感じです。
ほぼ直接的なネタバレはないと思うのですが、
未見の方は念の為お気をつけください!
※TVerで観ているのでTVerにはないNHKやWOWOWプライム等のドラマは基本除外してます。
リンク先のTVer等は期限切れで見れなくなっている可能性もありますのでご了承ください。
※TVerリンクで画像が表示されない仕様になったので画像がそのままリンクになるようにしました。
画像をクリックするとTVerに飛びます。
【月曜日】
[プライム帯]
<★★★>『あなたを奪ったその日から』

『この素晴らしき世界』の水野綾子が企画、WOWOW『真犯人』の池田奈津子が脚本、『嗤う淑女』の松木創がメイン演出を務めるオリジナルのサスペンスフルな親子愛の物語。
観る前のイメージとしては「めちゃくちゃ暗そうで月曜から観たくないなぁ」だったのですが、しっかり面白かった!
簡単にストーリーをすると、北川景子が演じる主人公が娘をある惣菜屋で買った商品によるアナフィラキシーショックで亡くし、その社長(大森南朋)に復讐するために彼の娘を誘拐するというお話。
ただ暗いだけの物語ではなく、記者として事件を追う仁村紗和サイドを中心に、その食品事故には何かまだ裏があるような描写が多くサスペンスとしての興味が深い。
どんどん物語に引き込んでいく展開の作り方も素晴らしい!
そしてサスペンス/ミステリーとしては非常に重要な「キャラクターの行動原理に疑問が無い」のが良い。
つまり「ある人物は○○な理由で●●な行動をした」ということがしっかり描かれている。
当たり前のようだけど日本のドラマでこういうことをしっかり描いている作品は意外と少ない。
あとは北川景子がしっかり陰と陽の使い分けていてお見事です。
若干やりすぎ感があるシーンもあるけど…
基本的には素晴らしい初回!
ただこのドラマは絶妙なバランスで成り立っていてそのバランスが初回はほぼ完璧だったと思うのだけど、一度このバランスが崩れるといろんな方向に転がり落ちていきそうなので次回以降どうなっていくのか非常に注目!
<★★★>『続・続・最後から二番目の恋』

続編モノなので前シリーズから観ていないと厳しい。
脚本は引き続き岡田惠和、メイン演出に『いとしのニーナ』の楢木野礼、そして主題歌はもちろん浜崎あゆみ。
このシリーズは3シーズン目(他にSP1回)なんだけど岡田惠和×小泉今日子&中井貴一のタッグは1995年放送の『まだ恋は始まらない』からなんと30年!
大人による大人のためのロマンチック&ホームコメディ。
とりあえずまたこのキャストたちに再会できただけでも過去シリーズのファンは歓喜!
そしてやはりキャラクターの解像度が凄まじい。
特に小泉今日子演じる吉野千明と中井貴一演じる長倉和平という人間味に溢れた2人。
序盤でコロナ期の物語が挿入されていたが、あそここそこの2人の関係性や人間性を表していた。
さらに回数を重ねるたびに上がっていくキャスト陣の練度の高い会話劇はもはや芸術。
もう一生聞いていたいです。
“恋が始まる前の関係”からスタートして“最後になるかもしれない恋”、そして“恋を超越した関係”へと昇華されていく2人。
魅力いっぱいな周囲の人々と新たな恋の思わせるようなキャラクターも登場して一体どうなっていくのか?
これが最後ではないと信じているけど、最後でも悔いがないようにしっかり刮目したいと思います!
個人的な想いが入りまくっていますが、今クールの覇権ドラマです!
[深夜帯]
<★☆☆>『夫よ、死んでくれないか』

丸山正樹の同名小説が原作、『私の町の千葉くんは。』の的場友見が脚本、『買われた男』の佐藤竜憲がメイン演出を務めるマリッジサスペンスドラマ。
テレ東のドラマプレミア23枠。
テレ東深夜は“夫リベンジモノ”好きだなぁと思っていたら「全夫が震える」 シリーズ第3弾らしく、そんなシリーズがあったのか(笑)
というかこれタイトル聞いた時に完全にオリジナルだと思っていたら原作あるんですね…
個人的にこれ系のドラマはほぼコメディだと思っているので、原作とか無い方がはちゃめちゃにやれて期待感高いんですよね。
でも今作はかなりシリアスです。
というかサスペンス/ミステリー要素が強い。
近年のドラマでいうと『彼女たちの犯罪』に近いイメージ。
ただその路線だとするなら「全夫が震える」みたいなコピーはかえって邪魔になるような気がする。
“夫リベンジモノ”は「本当はやりたくてもできない自分の願望のような想い」をドラマのキャラクターが代わりに実行してくれることストレス発散でき、無茶苦茶やればやるほどそれは現実とは遠いフィクションになる。
それを笑い飛ばすということが非常に重要な気がする。
これがシリアスになればなるほど、現実とのボーダーが曖昧になっていく。
別にコメディとして作る必要はなくて、ストーリーの中に「そんなわけないじゃん!バカじゃないの!」と笑える箇所が散りばめられていれば良い。
昔の昼ドラとかはまさにそうだった。
夫リベンジモノとしては正反対のことをしているが、サスペンス/ミステリーとして考えるなら少しだけ今後の展開が気になるかなという感じでした。
ただ3人の妻がそれぞれ問題を抱えているのでサスペンスやミステリーとしては少し要素が多すぎるというか、散ってしまっている印象…
誰か1人に焦点を絞った方が良かったかも。(原作未読だが主人公の視点で描かれているみたいなのでそういう事かもしれない。)
いきなり夫リベンジモノのスペシャリスト・竹財輝之助が出てきた時は期待したんだけど…
【火曜日】
[プライム帯]
<★★☆>『天久鷹央の推理カルテ』

知念実希人の小説『天久鷹央』シリーズが原作、『イチケイのカラス』の浜田秀哉が脚本、『99.9-刑事専門弁護士-』シリーズの木村ひさしがメイン演出を務める本格医療ミステリー。
テレ朝の火曜9時枠。
『祈りのカルテ』や『となりのナースエイド』など数々の映像化作品で有名な知念実希人の中でも最も多作な人気シリーズがついに実写化!
ちなみにこの作品この3月までアニメシリーズにもなってました。
“医療版シャーロック・ホームズ”と言われる通り原作では相棒が語り手となるスタイルだが、ドラマでは特にそのような構成にはなっていなかった。
天才だが人付き合いが苦手で変人扱いされる医師の主人公が、自身のスペシャルな能力に裏付けられた“診断”によって事件を解決していく物語。
テレ朝お得意の1話完結(+縦軸となるストーリーも若干)の推理モノでコメディも多め。
変人で天才の主人公+常識的だが俗物の相棒というまさに“ホームズ・インスパイア系”作品だが、医療がベースになっている点で差別化されている。
ただこのホームズ・インスパイア系は相棒のパフォーマンスが作品全体の出来に大きな影響を及ぼす(『相棒』の寺脇康文しかり『ガリレオ』の柴咲コウしかり)ので、今作の三浦翔平にかかる期待は大きい。
その意味で初回は若干影が薄かった。
何やらトラウマを抱えてそうなので今後の巻き返しに期待。
あと気になったのは佐々木希の演技が…
出演回数自体は少ないがけっこう重要な役なので出てくるたびにブレーキに。
「ちょっとどうなのかな…」と思っていたが次回予告で「水神様の祟り」的な言葉が飛び交っていて、そっち方面に行くならがぜん興味あり!
スピ系みたいに超自然的なモノと科学の結晶である西洋医学は相反する要素として、フィクションでは非常に相性が良い。
本当は初回の内容のレビューなので反則なんだけど、今後の期待も込めての★2にしました。
<★★★>『人事の人見』

『ラジエーションハウス』シリーズの草ヶ谷大輔が企画、SPドラマ『東京は24時』シリーズの冨坂友が脚本、『ダブルチート 偽りの警官』の河野圭太がメイン演出を務めるオリジナルの痛快オフィスエンターテイメント。
正直観る前の期待値は高くなかったけど素晴らしい初回だった!
基本的にはコメディで少しだけ人生訓が混ざっているような内容。
初回の問題は「パワハラ」で元バックパッカーの人事ド素人である人見(松田元太)は終始一貫してシンプルな解決方法を提案する。
しかし周囲の人事部員たちは様々な事情やしがらみから、それを聞かずに問題をさらに複雑にしていく。(一部は人見がややこしくしていた所もある。)
ラストにその解決方法が結実する時に、序盤から張っていた“カラオケ大会”と“ラップ“という2つの伏線が回収される構成も美しい!
まぁ実際はそんなに上手くいかないよとは感じたけど、ドラマなのでこのくらいの結末で良いと思う。
作り自体は似ているが後半でコメディを捨てた『なんで私が神説教』と違い、最後までしっかりコメディを描き続けたのも好感が持てる。
キャストも主役の松田元太をはじめ、前田敦子、松本まりか、新納慎也など人事部のメンバーが当て書きかと思うくらいキャラにマッチしているのも良い。
このドラマ自体とは少し関係がないが、ここ数クールのフジテレビは「観る前はおもしろくなさそうなのに観ると面白い」作品が多くて、プロモーションやアートワークなどに問題があるような気がする…
最近コメディ以外のジャンルばかりであまり振るわなかった河野圭太だけど、『古畑任三郎』シリーズや『王様のレストラン』の頃のようなコメディが復活すれば今クールの覇権ドラマの可能性もあるかも!
<★☆☆>『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』

朱野帰子の小説『対岸の家事』が原作、『25時、赤坂で』の青塚美穂がメイン脚本、『西園寺さんは家事をしない』の竹村謙太郎がメイン演出を務める新たなお仕事ドラマ。
これ原作未読なんですけど、原作は絶対面白いだろうなぁと感じた。
専業主婦とワーママそれぞれの視点での苦悩や葛藤を対極的に置きながら、しっかり“連帯”というメッセージを潜ませている。
家族の話となると「不倫!復讐!不倫!復讐!」ばかりの昨今のテレビドラマで、この内容を描くこと自体がまず素晴らしいと思う。
ただテレビドラマという表現方法になった時にこれが本当に適切だったのかは非常に疑問が残る初回だった。
まずフィクションなのである程度大げさに描くのはわかるが、それにしても専業主婦とワーキングマザーの置かれている状況が極端すぎる。
公園があんな状況だったりとか、会社があんな環境だったりとか最近ではあまり無いような…
そして単純に「こうすれば良いのでは?」と誰もがわかるような解決方法があるのに、それが全く見えない状況にいるのも謎。
社会性が欲しいならパートに行くのも良いし、子供のことを考えたら幼稚園に入れる時期になればママ友もできるだろう。
家事や育児に限界を感じるなら親を頼ったり、難しいなら共働きなわけだし代行サービスを使う選択肢もある。
世の中の親たちが色々調べたり、探したりして得ている選択肢がなぜこの人々には無いのか…
それが何かの伏線になっているとかなら良いが、内容的にそういう感じでもないはず。
「不倫!復讐!不倫!復讐!」系のドラマならリアリティがない表現も笑って見過ごせるが、この内容だと少しのリアリティの欠如が致命的になる…
あとコメディ調に描いているシーンが全然面白くないので必要ないと思う。
コメディやりたいならもっと徹底的に。
これTBSの火曜ドラマ枠なんだけどなんか東海テレビの土ドラ枠みたいな内容。
この火曜ドラマ枠は長年恋愛ドラマ枠で、ある程度の固定層が付いているのになぜそんな路線変更をしないといけないのか非常に疑問。
もっと『王様に捧ぐ薬指』みたいな王道ラブストーリーが観たい人が多いんじゃないかな…
[深夜帯]
<★★☆>『パラレル夫婦 死んだ"僕と妻"の真実』

映画『おいしくて泣くとき』のいとう菜のはがメイン脚本(初回は別の脚本家だが最上位に記載されているのでおそらくメイン扱い)、『イップス』の筧昌也がメイン演出を務めるオリジナルの夫婦再生ラブ&ミステリー。
普通のよくあるストーリーかと思いきや、SF設定を取り入れた異色のラブコメに。
パラレルワールドの設定が結構複雑で、2つの別の並行世界(パラレルワールド)でそれぞれ夫と妻を亡くした夫婦が生きていて、毎日3分間だけ並行世界が繋がって会えるという感じ。
さらにパートナーが亡くなった自分の世界で相手の秘密や自分が知らなかった事実が少しずつわかっていったり、交通事故だと思っていた死の真相にも裏があって…という要素が組み合わさり、なかなか面白い構成になっている。
個人的な好みもあると思うけどプロットはかなり興味深い!
ただなんというかあまりに作り物すぎるというか、独り言とか心の声で説明する場面が多くて、もう少し演技や演出で魅せて欲しかったかなと。
コメディなのでそこまで気にならないといえば気にならないんけど…
今後の展開に期待!
【水曜日】
[プライム帯]
<★★☆>『恋は闇』

『こっち向いてよ向井くん』 『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』の渡邉真子が脚本、『私たちはどうかしている』の小室直子がメイン演出を務めるオリジナルの究極恋愛ミステリー。
日テレの水曜ドラマ枠で女性をターゲットにしていて女性主人公が多い(というかほぼ)枠です。
簡単に説明すると、過去にトラウマのある情報番組のディレクターが敏腕だが悪名響くフリーの記者と共に連続猟奇殺人犯を追う物語。
ミステリー/サスペンスで重要な初回にたくさん怪しい人物を登場させるという法則も、田中哲司・猫背椿・望月歩・山本未來と良い感じに揃っている。
前クールの『クジャクのダンス、誰が見た?』を観ていたから西田尚美も怪しく見えて仕方ない(笑)
あとはやはり志尊淳はこういう人をおちょくるイケメン役がピッタリだし、岸井ゆきのもイケメンに翻弄されていく役が似合う。
コメディ的なノリが上手い役者も多く、全体的なバランスが良いのはキャスティングのおかげかなぁ。
主人公が報道番組ではなく情報番組に所属しているみたいな設定もかなり絶妙で、ここから先そこがかなり効いてきそうな予感。
「真実とは?」という報道を取り扱うなら至上命題のようなテーマも初回で少し出てきたけど、ここにどのくらい突っ込むかにも注目。
個人的には「恋愛」と「ミステリー」という要素が大枠であって、あまり突っ込みすぎると要素過多になりそうで、程々で良い気がするけど…
そのあたりも含めて今後に期待したい作品!
<☆☆☆>『Dr.アシュラ』

こしのりょうによる同名コミックスが原作、『真夏のシンデレラ』の市東さやかが脚本、『君が心をくれたから』の松山博昭がメイン演出を務める痛快ノンストップ救命劇場。
フジテレビの水曜10時枠。(FODで1週間の先行配信あり。)
松本若菜主演の救命モノなんだけどこれは酷かった…
『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』と『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』を足して100マイナスしたイメージ。
ドクターXのコメディ感も無ければ、MERの圧倒的な熱量も無い。
ただただ「天才的な女医がいて現場に駆けつけて患者を助けたら面白いよね」みたいな発想で作っているとしか思えない…(原作未読なので原作がそうなっているかはわからないが)
上記の2作品に共通しているのは視聴者が「あり得ないでしょ」とツッコみながら笑える隙を作ってくれているけど、いつの間にかこちらも手に汗握る熱い展開にしている巧妙な構成。
しかし今作にはそれが一切無い。
細かいツッコミ所は多すぎるので割愛するけど、とりあえず原作設定なのか予算がないことを表現しているのか知らないけど、院内が暗すぎるのは即刻修正した方が良いと思う。
ただただ見づらい…
個人的には帰ってきた渡部篤郎と片平なぎさサイドの院内政治的な箇所だけ面白そうな要素だと思ったけど、それなら救命モノにする意味がないよね。
脚本家の市東さやかって現役の看護師って言ってた気がするのだけどこれで良いのか…
フジテレビの今クールは他がなかなか良い出来なだけに余計に厳しいですね。
<★☆☆>『特捜9』

続編モノなので前シリーズから観ていないと厳しい。
前身シリーズ『警視庁捜査一課9係』から含めて20シーズンと継続中のドラマでは『科捜研の女』の24シーズン、『相棒』の23シーズンに次ぐ長さを誇るこのシリーズもついに今回で終幕とのこと。
そもそも『警視庁捜査一課9係』で主演だった渡瀬恒彦がいなくなってから良く続けてきたと思う。
しかしここにきて村瀬(津田寛治)・進藤(山田裕貴)とメインの2人が抜けて数シーズンは騙し騙しやってきたがいよいよ。
代わりが深川麻衣と向井康二では流石に厳しい…
初回は内容的にも蛇足感が否めず、トリックや犯行動機もとってつけたようなモノだった。
というか「家族」という要素に全ベットしすぎていて、サスペンスやミステリーとしてはあまりに稚拙。
これじゃあ加納倫太郎が泣いてるよ。
過去シーズンや前身のシリーズをTVerで配信していたのでちょこちょこ観ていたんけど、本当は加納班長がいなくなった時か、村瀬が怪我した時(シーズン4)で終わるのがベストだったのかなと思ってしまったなぁ…
まぁ長いシリーズの最後なのであまり名を汚さずに綺麗に終わっていただきたいです。
[深夜帯]
<★★☆>『霧尾ファンクラブ』

地球のお魚ぽんちゃんの同名コミックスが原作、映画『おいしくて泣くとき』のいとう菜のはが脚本、横尾初喜が演出を務めるラブコメ。
現在公開中の映画『おいしくて泣くとき』の監督&脚本コンビが再タッグ!
中京テレビ制作の「水曜プラチナイト」枠。
1人のクラスメイトを好きになった親友の2人の物語だが、これがなかなかに残念な2人。
2人の妄想と暴走が止まらない笑える会話劇。
しかもその2人が今期待の若手・茅島みずきと莉子と期待値高めだったけど、期待に違わぬ面白さ!
特に茅島みずきのキャラの作り込みが独特すぎて、原作を見ていた人も「そうきたか」と驚くはず。
30分が特に区切られるわけでもなくいくつかのエピソードに分かれているイメージで、少しチャプターのような感じで区切った方がわかりやすかったかも…
最後に2人の秘密のようなものが見え隠れしたり、当の本人「霧尾」や周りの友人の恋模様など見逃せない展開が続きそう!
【木曜日】
[プライム帯]
<★★☆>『PJ ~航空救難団~』

『警視庁アウトサイダー』 『僕はどこから』の髙橋泉が脚本、『366日』の平川雄一朗が演出を務めるオリジナルのレスキュー大作。
テレ朝の木曜ドラマ枠。
航空自衛隊の全面協力。
「PJ」は「Pararescue Jumper」の略で、航空自衛隊の航空救難団(ヘリコプターにて捜索・救難を行う)の中でも非常に長い歴史を持つ小牧基地の救難教育隊(育成機関)を舞台にした物語。
つまり救命モノというよりは学園モノに近い。
学園モノ(成長物語)+ときどき救命モノみたいなイメージかな…
なので『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』みたいな内容をイメージしているとがっかりするかも。
そもそも医療行為が専門ではなく救助が専門の組織だし。
ということでマイナス面はやはり救命シーンが少なすぎてダイナミックさに欠けるところ。
基本はひたすら訓練を描いているので画が変わり映えしないのも厳しい…
ただ内容に反してかなりコメディ描写が多く、変わり映えしない中でも変化をつけていて見やすくはなっている。
そしてやはり内野聖陽がずっと内野聖陽しているのが良い。(個人的すぎる感想だけどわかる人にはわかるはず)
パワハラ&セクハラのメガ盛り状態で普通に考えるとOUTなんだけど、人命救助の最前線でそんなことが言ってられるのか?
最近もネットで「男性が女性にAEDを使うべきか論争」というのがありましたが、もう一度人間の命と尊厳について考えさせられる物語です。
初回の神尾楓珠のストーリーがあまりにも熱すぎて完全に一山超えてしまった感があるので、毎回これを超える回を叩き出し続けられるのかは疑問ではあるけど(笑)
<★☆☆>『波うららかに、めおと日和』

西香はちによる同名コミックスが原作、『あのクズを殴ってやりたいんだ』の泉澤陽子が脚本、『監察医 朝顔』シリーズの平野眞がメイン演出を務めるハートフル・昭和新婚ラブコメ。
フジテレビの中でも変な作品が多い木曜劇場枠。
このドラマ、今クールの中で1番もったいない作品だった。
内容的には非常に良くて昭和初期を舞台にした日常系ラブコメで、おそらく当時のあるあるが現代ではおもしろおかしく見れたり、第二次大戦前の海軍で働いているという緊迫感と日常の2人のほっこりする描写のコントラストも良い。
主演の芳根京子&本田響矢の2人が作る世界観もまた引き込まれるようで素敵。
ただ…超典型的な「コミックスやアニメをそのままドラマにしました」作品。
ナレーションに始まり、主人公の心の声、さらには活弁士(生瀬勝久)が当時の状況や2人の心情などを説明してくれるという過剰サービス。
コミックスやアニメは細かい表情などを描ききれないからナレーションや心の声で補完しているのであって、人間が演じるドラマや映画では最低限必要なものだけで良いと個人的には思っている。
しかも今作に関してはナレーションや心の声が入らなくても、主人公2人の表情や所作から2人の心情をしっかり読み取ることができたのに!
これは本当にもったいない…
視聴者ももちろん、キャストも完全に舐められていたと思う。
もっと信じてよかった…
どんなに物語とキャストが良くても良作にならないことがあるんだなぁ。
[深夜帯]
<★☆☆>『年下童貞くんに翻弄されてます』

セイナ&りお@による同名コミックスが原作、『墜落JKと廃人教師』シリーズの下亜友美が脚本、高橋名月がメイン演出を務める甘々ラブコメディ。
次期朝ドラヒロイン・髙石あかりの代表作の一つである『墜落JKと廃人教師』シリーズの脚本&演出コンビによる新作。
コミックス原作でいかにもな内容かと思ったが、ストーリー自体の作りは非常に上手く構成されている。
第四の壁を破る演出の使い方なども適切で面白い!
ただ良くも悪くも主演の森香澄があまりにも森香澄すぎる。
普段のバラエティなどで観る彼女とキャラクターも何もかもがそのまますぎて、ドラマの役として見えない…
本人のキャラに合った役というのは本来は受け入れやすいものなのだが、ここまで親和性が高すぎるとストーリーを阻害するものなのだと勉強になった。
あとはクールの終盤になってある程度観たいドラマが固まってる時期の放送だったのもマイナス。
やはり深夜帯はプライム帯のドラマが始まる前に放送しないと、よほど強力な内容でない限り厳しい…
<★★☆>『MADDER(マダー)その事件、ワタシが犯人です』

『彼女と彼氏の明るい未来』 『よだれもん家族』の伊達さんが脚本、Lemino『アクトレス』の頃安祐良がメイン演出を務めるオリジナルのミステリーエンターテインメント。
冒頭の主人公ナレーションがあまりに滑舌悪くてサスペンス/ミステリーに重要な臨場感や緊迫感を阻害していて残念。
アイドルによるファンのためのドラマかなぁと思ったいたら一転して、内容が興味深い。
超名門高校に集まる天才高校生たちが学校で起こる様々な事件を解決していきながら、謎の連続殺人事件の真相にも迫るというようなプロット。
そしてタイトルの通りおそらく犯人は既にわかっている。
初回としてはかなり今後に期待をさせる終わり方だった。
天才高校生たちがそれぞれの特技を活かしながら事件解決をしていくと思うので、その過程の描き方がどうなるか注目。
あとは会話劇がメインでそのセリフがなかなか面白い!
脚本家のセンスが冴えわたっています。
本当は★1.5くらいのイメージだけど期待感も込めて2にしました!
全然関係ないけど制服は『SPEC』の当麻オマージュですよね?
<★☆☆>『子宮恋愛』

佐々江典子による同名コミックスが原作、『シークレット同盟』の山崎佐保子がメイン脚本、『愛しい嘘~優しい闇~』の樹下直美がメイン演出を務める衝撃のラブストーリー。
放送前からティザー映像などでかなり炎上していた今作。
実際初回を観てみると「子宮が恋をした」「子宮がトキメク」みたいな箇所は流石にやりすぎ感はあるけど、不倫モノ・恋愛モノというジャンルにおいてはかなりスタンダードで批判されるような内容ではなかった
スタンダードすぎてもっと過激にしても良いくらい…
主人公・松井愛莉の「こういう人いるよねー」というキャラクター造形は凄くて、なかなか興味深かった。
ただ今後のストーリーがかなり読める展開だったので、もう少しフックが欲しかった。
なかなかこの初回で次回以降も観続けたいと思うのは難しい。
★1.5くらいのイメージだけど今後に期待感が持てないので★1に。
<★☆☆>『トウキョウホリデイ』

『財閥復讐〜兄嫁になった元嫁へ〜』 『僕らの食卓』の上村奈帆がメイン脚本&演出を務めるオリジナルの逃避行ラブストーリー。
『財閥復讐』から続けて瀧本美織が主演。
お相手はタイの人気スターであるガルフ・カナーウット。
タイトルからもわかるとおり現代の『ローマの休日』を謳っていて、場所を東京に移して現代版にアップデートされている。
あと男女も逆転しています。
内容的には王道でビックリするような展開があるわけではないが、細かい描写が丁寧に描かれていて、ほっこりする物語になりそう。
『財閥復讐』ではなく『僕らの食卓』の上村奈帆という感じ。
ただ基本的なストーリーが読める事と、 大きなフックになりそうな要素が「タイのスーパースターと日本の庶民の恋模様」ということのみで、連続ドラマには向いていないテーマのような気がする。
映画とかだとおもしろそうだけど、それではただの『ローマの休日』になってしまうので難しい…
刺激が多いドラマがこれからたくさん放送されるであろう中で埋もれてしまいそうな予感。
【金曜日】
[プライム帯]
<★★★>『イグナイト -法の無法者-』

『量産型リコ』シリーズ 『ポケットに冒険をつめこんで』の畑中翔太が企画/メイン脚本、『八月は夜のバッティングセンターで。』の原廣利がメイン演出を務めるオリジナルのダークリーガル・エンターテインメント。
TBS伝統の金曜ドラマ枠。
テレ東の深夜ドラマで数々の名ドラマを作ってきた畑中翔太がついにプライム帯、しかもTBSに降臨!
1話完結+縦軸となるストーリー(とある事故)がある模様。
何が“ダーク“かというと「依頼人から来た仕事ではなく、こちらから火種を探して争いを起こしていく」というスタイルでこれが新しい。
ただ事件の導入部分以外は良くあるリーガルモノなのかなと思っていたらラストに大どんでん返し!
これはなかなかドラマ好きでも予測できる人は少なかったのではないかなぁ。
そして何より間宮祥太朗が演じる空気を読まないアツすぎる男が非常に良い。
他のチームのメンバーとそこが差別化されていて、事件解決とは別のところでその熱が被害者家族の心を溶かしていく。
これはリーガルモノでは非常に重要な要素だと思う。
一見するとこの「自ら火をつけて事件を起こしていく弁護士事務所」と「何事にもアツすぎる男」という2つが噛み合わずに見づらい要素にもなっているのだけど、おそらくそこのコントラストが今後の展開に効いてくるのではないかと予想。
“ポケモン”や“プラモ”“バッティングセンター”など特殊設定を活かすのが上手い畑中翔太なので期待も込めての★3です。
<☆☆☆>『失踪人捜索班 消えた真実』

『プライベートバンカー』 『しょせん他人事ですから
〜とある弁護士の本音の仕事〜』の小峯裕之がメイン脚本、『ギフテッド』シリーズの池澤辰也がメイン演出を務めるオリジナルのサスペンス・エンターテインメント。
テレ東のドラマ9枠。
サスペンス/ミステリーによくある1話完結+縦軸を追う構成。
消えた妻の真相を探るために警察を辞めて独自のチームを結成して妻に繋がる人物たちを捜索する男(町田啓太)の物語。
タイトルがとても刑事モノ(警察の中の特別な部署)のような雰囲気だが違う。
そして「なぜ違うのか」が疑問でしかなかった。
警察でも無いのに違法な手段(ハッキングや不法侵入など)を繰り返して調査を進めていくが、ほとんどが警察なら正規の手続きでできることばかり。
「警察ではできない・手が出せない捜査」をやらないなら警察設定を避けている意味が無い。
おそらく警察に残る小泉孝太郎とのコントラストのためだと思うが、全然効いていないと思う。
さらに失踪人の「失踪した理由」があまりにもチープすぎて拍子抜け。
全体的にはコメディリリーフの片桐仁を除くとシリアスな雰囲気なので、もう少し深い動機付けを用意していかないとミスマッチな気がする…
このくらいの理由や動機ならもっとコメディに振り切ってやらないと見てられない。
チームのメンバーもあまり魅力的なキャラクターが見当たらず。
小峯裕之の脚本は少し物語の雰囲気がミスマッチな作品が続いている気がする…
あと『科捜研の女』に出演している内藤剛志の相棒役・石井一彰がゲスト登場して刑事じゃないことに違和感しかなかった(笑)
[深夜帯]
<★☆☆>『魔物(마물)』

『青島くんはいじわる』 『ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○』の関えり香が脚本、『シーシュポス:The Myth』のチン・ヒョクがメイン演出を務めるオリジナルのラブサスペンス。
テレビ朝日と『梨泰院クラス』 『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』などを生み出した韓国のスタジオ・SLLとの共同制作。
これまでは『六本木クラス』 『スカイキャッスル』などリメイク作ばかりだったが、ついに共同でオリジナル作品に着手!
ただこれ共同制作なんだけど、原案/演出/プロデューサーに韓国側は名を連ねているけど出演者が日本のキャストばかり。
せっかくなので韓国で活躍するスターをキャスティングできれば良かった…
内容的にも最初に結末があって遡っていく系の始まりから非常に既視感が強い。
そしてラブ部分とサスペンス部分が「えっ別の人が演出してる?」というくらい乖離が凄かった。
個人的に「恋愛モノ」と「ミステリー/サスペンス」って“感情的な要素”と“論理的な要素”でミックスさせるのが難しいと思っている。(「全ては理屈じゃなくて愛のため」みたいな逃げ方をする作品が少なくないのも問題…)
初回はそのあたりを上手く調整できていないイメージがした。
あとは弁護士役の麻生久美子が前半、明らかに「大手事務所に所属する民事専門」の雰囲気を醸し出していたのに終盤で刑事弁護を引き受けていたのもツメが甘い。
コメディ色が薄いミステリー/サスペンスではディティールが重要なのでこういうのは冷める原因になる。
殺人事件という部分にフォーカスしていくと面白くなりそうな要素はあるけど多分そういう感じでもないと思うので…
初回だけだとラブ×ミステリー/サスペンス対決は『恋は闇』に軍配が。
<★☆☆>『社畜人ヤブー』

那智泉見による同名コミックスが原作、『アリスさんちの囲炉裏端』の今西祐子がメイン脚本、『筋トレサラリーマン 中山筋太郎』シリーズの西古屋竜太がメイン演出を務める社畜ファンタジーコメディ。
BS松竹東急のドラマ枠「水曜ドラマ23」が「金ドラ」へとリニューアルされた初作品!
しかしここまでふざけられるとおそらく日夜、会社や上司へのフラストレーションに満ち満ちた人々の心も逆撫でしないのではないだろうか。
そのくらいブチ壊れた内容。
コメディドラマというかもはやコントの世界…
会社に全てを捧げる社畜人ヤブーを演じる新納慎也がとにかく強烈で、ほぼそれしか頭に残っていない。
たぶんこれを観続ける人は出演者のファンか相当なドMだけだと思う…
BS松竹東急のドラマは前から尖った内容の作品が多かったけど、リニューアル1発目がこれって他とは胆力が違う(笑)
【土曜日】
[プライム帯]
<☆☆☆>『なんで私が神説教』

『となりのナースエイド』のオークラが脚本、内田秀実がメイン演出、藤森真実がプロデューサーを務めるオリジナルのリアル学校エンターテインメント。
『となりのナースエイド』チームが再集結して今度は学校が舞台!
タイトルと「第3のバナナマン」と呼ばれるオークラ脚本なのでコメディだと思っていたら違った。
前半はコメディエンヌとしての実力を見せつける広瀬アリスと小手伸也、伊藤淳史、野呂佳代など安定した教師陣の掛け合いでテンポの良いコメディだった。
が、後半一転して教師ムーブをする広瀬アリス。
学園モノにはお馴染み「教師による魂の授業」もあり。
ただ今作で非常に違和感なのは広瀬アリス演じる教師にやる気がなく、教師として機能していない点。
世の中が変わっても「教師が生徒を導く存在」ということは不変でなければならない。
どんなに出来損ないでも、性根が腐っていても、悪人でも教師は生徒全員と向き合わないといけない。
それが教師と世の中のそれ以外の大人との違う所。
現状の教育現場や教師の立場が非常に際どい立場に置かれていたとしてもそれは変わらない。
というかそれが変わるならもうそれは学校教育というもの自体が意味を成さない。
広瀬アリスは虐められていた生徒(豊嶋花)は導けていたかもしれないが、虐めていた生徒(清乃あさ姫)のことも導けていたのだろうか。
対等な立場で悪い奴を駆逐することは誰にでもできる。
教師と生徒は「対等」であるわけがない。
「対等」が全て正義ではない。
ラストの謎の言葉も含めて、学園モノが飽和状態の中で奇を衒う展開にしたいのはわかるが根本が違うと感じた。
あと前クールに『御上先生』という現代に完璧にアップデートさせた学園モノをやっていたのも痛かったかな…
[深夜帯]
<★☆☆>『ディアマイベイビー~私があなたを支配するまで~』

MANGAmuse・テレビ東京・ソラジマによる同名コミックスが原作、『夫の家庭を壊すまで』の岸本鮎佳が脚本、『パティスリーMON』の河原瑶がメイン演出を務める狂愛サスペンス。
最近テレ東がよくやるドラマ化目的でコミックスを先行させるパターンの作品。
そしてこれも深夜ドラマでよくある、最初に結末がわかってそこから遡っていく系。
つまり深夜ドラマの超・王道を突っ走るドラマ。
ストーリーももちろん過激で、演出や演技もかなり大袈裟。
ジャンル的にはサスペンスとかホラーの雰囲気だけど、ここまでやるともはやコメディ。
流石にこの時期に「TVプロデューサーが夜の接待させてドラマキャスティングしてる」は笑った。
主演の松下由樹も良いイメージが強いので、狂気の役はなかなか厳しいかもしれない…
面白くなる要素が無いわけではなさそうだけど、類似するような深夜ドラマは数多あって、何か突出するモノがあるわけでもなさそうなのが辛いところ。
出演者のファン以外は離脱する可能性高いかなぁ…
【日曜日】
[プライム帯]
<★★☆>『ダメマネ! ーダメなタレント、マネジメントしますー』

『西園寺さんは家事をしない』 『ぴーすおぶけーき』の宮本武史がメイン脚本、『ビリオン×スクール』の瑠東東一郎がメイン演出を務めるオリジナルの人生リベンジコメディー。
日テレのメディアミックスを目指すチャレンジ枠である日曜ドラマ。
日テレがたまにやるニッチお仕事モノで今回は芸能マネージャーが主人公(川栄李奈)の1話完結(縦軸は薄め?)。
しかも元子役でマネージャーなんてやりたくないけど、借金を返すために自分の元マネージャーだった男(安田顕)に書いてもらった台本を完璧に演じることで難局を乗り越えていくというストーリー。
なかなか良くできている。
しかもかなり強めのコメディで安田顕をはじめ、橋本じゅん、濱田マリ、永野宗典、吉瀬美智子、山田涼介、竹中直人(初回ゲスト)とコメディやるキャストが揃いすぎている!
ただ本当に毎秒コメディしているので苦手な人は苦手かもしれない。
あとは終盤で良い話に持っていこうとしていたけど、これがちょっと蛇足だったかなぁ…
それまでふざけすぎていたので真剣な話があまり入ってこなかったし、「老害」に関する話もちょっとそういうことじゃない感があってここでトーンダウンしてしまった。
ここの塩梅は本当に難しいと思うけど、個人的にはオリジナルだしコメディで最後まで押し切ってもよかったようにも…
とはいえ竹中直人の最後の着地も悪くなかったし、山田涼介が今後の鍵を握る展開などなど全体的に楽しく観れました!
<★☆☆>『キャスター』

『新参者』シリーズ 『下町ロケット』 『DCU』と阿部寛主演ドラマを数多く手がけてきた伊與田英徳がプロデューサー、『差出人は、誰ですか?』の加藤亜季子がメイン演出を務めるオリジナルの社会派エンターテインメント。
脚本家はなんと6人もクレジットがあり、『VIVANT』などと同じくメインの概念がない模様。(ちなみに初回にクレジットされていたのは『ブラックペアン シーズン2』の槌谷健、映画『マイ・ダディ』の及川真実、『#who am I』の谷碧仁、『凋落ゲーム』の北浦勝大と4名。)
今回の日曜劇場は報道モノです!
結論からいうと期待外れ感が強かった…
最近の日曜劇場は名作揃いでハードルが上がりきっていたのもあると思うけど。
そもそもとして「報道モノ?」と疑問に思うくらい社会課題へのアプローチが薄いし、緊迫感が希薄。
初回に取り上げられた「上級国民への忖度」的なことは問題ではあれかなりニッチなことで、「命の選択」にしてももっと丁寧に描いているドラマはたくさんある。
“社会派“を謳う日曜劇場の初回にしてはかなり軽い内容に感じた。
あと阿部寛がどう考えてもキャスターに見えない。
普通に喋っている所はまだ良いが、ニュース番組内での滑舌が悪すぎる。
隣にいるサブキャスター役の月城かなとがほぼアナウンサーみたいな原稿読みをしているので余計に目立つ…
そもそも阿部寛って「何言ってるか良く聞き取れない」キャラとしての地位を確立していて、それを活かした役が多いイメージだったのでなぜキャスター役なのか疑問しかない。
岡部たかしが報道局長役で出ていたけど、彼が出演していた『エルピス-希望、あるいは災い-』という最高純度の報道ドラマがあるからそこと比べてしまうとね…
「嘘」をキーワードに永野芽郁(総合演出)と道枝駿佑(AD)のコントラストを描いていく流れになりそうだけど、正直あまりそそられないかなぁ。
日曜劇場は小休止ですかね…
<★★☆>『いつか、ヒーロー』

『医龍-Team Medical Dragon-』シリーズ 『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』の林宏司が脚本、『あの子の子ども』のアベラヒデノブがメイン演出を務めるオリジナルの復讐エンターテインメント。
ABCテレビのオリジナル作品を制作する日曜10時枠!
非常に不思議な雰囲気のドラマで初回「ずっと何か正体が掴めないなぁ」と思ったまま60分が終わってしまった…
基本的にはミステリー/サスペンス調のお話で、20年間の寝たきりから奇跡の生還を果たした主人公の桐谷健太が20年前の約束を守るために教え子(養護施設の子供)を探し出そうとする。
もちろんその5人の子供たちにはそれぞれ複雑な事情があり、前半ではそれを1話で1人解決していきながら、後半にそこまでの伏線や謎を解き明かすという流れかな。
正直1話で20年の眠りから目覚め→リハビリというシーンが異常にリアリティが高くそこにかなりの容量を使っていて、60分枠にも関わらず初回ではあまりまだ物語が進まないという感じがした。
本当にこのリハビリシーンは後の伏線になっていないといけないくらい本格的で怖いくらい。
雰囲気もどちらかというと深夜帯の匂いがして初回で離脱する人が多そう…
ただ「とにかく熱い男」をやらせたら天下一品の桐谷健太、居るだけで怪しすぎる北村有起哉や板谷由夏、そして鍵を握ってそうな謎の存在・宮世琉弥と面白くなりそうな要素は多い。
医療モノや刑事モノが得意な林宏司のオリジナル脚本がこの後どんな展開を作り出すのか楽しみ!
ランキング形式まとめ(太字が最新の追加)
<★★★>
『あなたを奪ったその日から』『続・続・最後から二番目の恋』『イグナイト -法の無法者-』『人事の人見』
<★★☆>
『天久鷹央の推理カルテ』『PJ ~航空救難団~』『恋は闇』『ダメマネ! ーダメなタレント、マネジメントしますー』『いつか、ヒーロー』
『MADDER(マダー)その事件、ワタシが犯人です』『パラレル夫婦 死んだ"僕と妻"の真実』『霧尾ファンクラブ』
<★☆☆>
『波うららかに、めおと日和』『特捜9』『キャスター』『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』
『年下童貞くんに翻弄されてます』『魔物(마물)』『夫よ、死んでくれないか』『子宮恋愛』『トウキョウホリデイ』『社畜人ヤブー』『ディアマイベイビー~私があなたを支配するまで~』
<☆☆☆>
『Dr.アシュラ』『失踪人捜索班 消えた真実』『なんで私が神説教』
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