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共生の黎明 #15 第9章 第2節④:誓いの継承 連続小説

私はソウの言葉を聞きながら、ふと目を閉じた。
胸の奥深くから、静かに湧き上がる感覚があった。

誰かのために生きること。
見えないものを信じること。
過去を断ち切るのではなく、受け継ぎ、織り直すこと。

それは、この国が幾度も試練の中で問い続けてきたことだった。
そして今、もう一度、その問いに向き合う時が来たのだと感じていた。

「ソウ……私は、“象徴”という言葉に、これまではどこか“遠さ”を感じていた。
でも今は違う。それは“上にあるもの”じゃなくて、“共にあるもの”なんだと思う」

“共に祈り、共に願い、共に在る”

それがこの国の象徴であり、精神の拠り所であるならば、それは単なる制度でも伝統でもない。
未来へと引き継がれる、“心の誓い”そのものなのだろう。

「私たちが今、ここで考えているこの“共生の未来”も、きっとその象徴とともに、歩んでいく道になる。だから私は……誓うよ。
この道を、君と共に最後まで進むと」

私の中の灯火が、静かに、だが確かに強まっていくのを感じていた。
この国の夜明けを信じて。
そして、未来に希望を託して。


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