子どもに「早くして!」と言ってしまうあなたへ。
毎日お疲れ様です!
朝の時間。
着替えてほしいのに着替えない。
ご飯を食べてほしいのに、なかなか進まない。
靴を履いてほしいのに遊んでいる。
時計を見る。
「もう時間ないよ!」
「早くして!」
「何してるの?」
気づけば、朝から何度も言っている。
そして保育園に送り届けたあと、
「今日も怒ってしまったな……」
と、少し落ち込む。
でも、保育士として伝えたいのは、
「早くして」と言わないように頑張らなくてもいいということです。
子どもにとって、
大人が思っているほど「急ぐ」ということは簡単ではありません。
着替えたくない。
遊びをやめたくない。
まだご飯を食べたい、あるいは食べたくない。
そんな気持ちの中で、
「時間だから次に行こう」
と切り替えること自体が、まだまだ難しい年齢です。
だからこそ、毎朝「どうしたら早くできる?」と子どもを変えようとするより、
「どうしたら、早くしなくても間に合うようにできる?」
と考えてみてもいいと思います。
例えば、朝の着替えがどうしても嫌なお子さんなら、
前日の夜に次の日の服を着せておく。
それだって立派な工夫です。
もちろん毎日じゃなくていい。
「明日は朝が特に忙しいから、今日はこのまま寝ようか」
それでいいんです。
朝ご飯だって同じ。
急いでいる日に限って、なかなか食べない。
そんな日は、
本人が絶対に食べる果物だけ。
そんな朝があってもいい。
「今日はバナナだけでも食べたね」
「お腹に何か入ったね」
それくらいで十分な日もあります。
毎朝、栄養バランスの整った朝食を用意して、
時間通りに食べてもらって、
きちんと着替えて、
笑顔で「いってらっしゃい」をする。
そんな完璧な朝じゃなくていい。
親子が無事に家を出られたら、それだけで100点です。
子どもを甘やかしているわけでも、
親として手を抜いているわけでもありません。
「今日はこれでいい」と決めることも、子育ての大切な選択肢です。
保育園では、子どもたちの「できない」に出会うたびに、
「どうしたら、この子ができるようになるかな?」
だけではなく、
「どうしたら、この子が無理をしなくてもできるかな?」
と考えます。
家庭でも、同じでいいと思うんです。
「早くして!」と言ってしまった朝も、
イライラしてしまった朝も、
あなたがダメな親だったわけじゃない。
それだけ、毎日一生懸命やっているということです。
明日の朝は、ひとつだけ。
「早くして!」と言う前に、
「これ、今日やらなくてもいい方法ないかな?」
と考えてみませんか。
子どもを変えるより、
親子が少し楽になる方法を探す。
そんな朝があってもいいと思います。
