数学の初見問題でペンが止まらない!たった3つの自問自答で手が動き出す
〈この記事の著者〉
・偏差値58の自称進学校から校内で唯一早慶上理に合格(MARCHも全勝)
・教育歴4年/教育系ベンチャーで2社で講師育成や校舎運営の経験あり
・家庭教師/塾講師として生徒指導実績100名超
・新人講師の研修担当としての育成実績200名超
・大手金融機関IT部門で激動の日々を送っている
・効率を極めた1人暮らし中
模試の解説を読むと「あ、こうやるのか」って一瞬で分かる
なのに本番で似たような問題が出ると、なぜか手が止まる
これ、地味にキツい悩みですよね
実はこの現象、才能の差じゃなくて「問題の読み方」の差だったりします
今日は、初見の問題でも手が動き出す3つの自問自答を紹介していきます
初見問題でペンが止まる人の共通点
家庭教師として何人もの生徒を見てきましたが、初見問題で固まる子には共通点があります
問題文を読んだ瞬間「これ、見たことないパターンだ」と判断してしまう
公式は覚えているのに、どれを使うべきか選べない
とりあえず手を動かす前に、問題文をぼーっと2回、3回と読み返してしまう
この「ぼーっと読む時間」が一番もったいない
読めば読むほど不安が増えるだけで、情報は増えていないからです
実はここで止まっている生徒に共通しているのは、知識不足じゃありません
「問題文から条件を取り出す」という作業をすっ飛ばして、いきなり解法を探しにいっていることなんです
これ、料理でいうと冷蔵庫の中身を確認せずに「今日何作ろう」と悩んでいるようなもの
材料を出してから考えれば、自然と作れる料理が絞られてきますよね
「条件抽出」の3ステップ

ここで紹介したいのが、数学が得意な人が無意識にやっている3つの自問自答です
意識的にこれを問いかけるだけで、初見問題への向き合い方が変わります
ステップ1:与えられた条件は何か
問題文に出てくる数値・式・図形の性質を、一つ残らず箇条書きで書き出します
「整数」「正の実数」「直角」といった一言の条件も漏らさず書くのがポイントです
ステップ2:求められているものは何か
最終的に答えるべき形を、自分の言葉で言い換えます
「最大値を求めよ」なら「何の最大値か」「変数は何か」までセットで書き出します
ステップ3:条件とゴールをつなぐ知識は何か
ステップ1とステップ2を並べて見比べ、知っている定理・公式・解法パターンの中で使えそうなものを探します
ここで初めて「あの公式が使えそうだ」という発想が出てきます
この3ステップ、地味に見えるかもしれません
でも問題を見て3秒で固まっていた状態から、手を動かしながら考えられる状態に変わるのが体感できます
頭の中だけで考えようとすると、情報が消えていきます
書き出すことで、考える土台が紙の上に残るんです
家庭教師での実践例

ある生徒に、この3ステップを1ヶ月続けてもらいました
最初の頃は「分かりません」と言って手が止まる時間が長く、模試の点数も伸び悩んでいました
そこで「分からなくていいから、条件だけ全部書いて」とだけ伝えるようにしたんです
最初は「こんなの意味あるんですか」と半信半疑でした
でも条件を書き出すうちに、自分から「あ、これって相加相乗が使えるかも」とつぶやくようになったんです
その瞬間、ちょっと感動しました
教えていないのに、本人の中で知識と問題がつながった瞬間だったから
3ヶ月後、模試の数学の偏差値が8ポイント上がりました
本人いわく「分からない問題が減ったんじゃなくて、分からない問題への向き合い方が変わった」とのことです
知識を増やす前に、今ある知識を引き出す型を作る
これが地味だけど一番効果が出やすい順番だったりします
明日やるべき行動

今日この記事を読んで終わりにしないでください
今日の数学の宿題、解き始める前にこれだけやってみましょう
問題を解く前に、条件だけを全部箇条書きにする
求められているものを、自分の言葉で1行にまとめる
そこまでやってから、初めて解法を考え始める
たったこれだけです
でも続けると、初見問題への恐怖感が少しずつ減っていきます
「分かるのに解けない」のは、頭が悪いからじゃありません
条件を整理する型を持っていないだけです
型は、今日から作れます
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