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発酵食品は体に良いはウソ?本当?プロの味噌屋がデータで答えます

「発酵食品は体に良い」とよく言われます。

しかし一方で、

  • 本当に科学的根拠はあるのか?

  • ただのイメージではないのか?

  • それってあなたの感想ですよね?何かデータあります?

という疑問を持つ方も少なくありません。

この記事では、国家資格「みそ1級技能士」、味噌製造の現場に携わる味噌屋の河崎紘徳が研究データに基づいて解説します。


結論:発酵食品は健康に良い

結論

発酵食品は
👉 「健康効果について科学的根拠がある」
👉 ただし「万能の健康食品ではない」

というのが現在の科学的な位置づけです。


① 腸内環境への良い影響

■ 研究:Rastall RA et al.様(University of Reading, UK)

“Gut microbiota modulation by dietary prebiotics and probiotics”(2012)

この研究では、発酵食品に含まれる乳酸菌やビフィズス菌が腸内細菌に良い影響を与える可能性が示されています。

ポイント

  • プロバイオティクス(生きた菌)は腸内環境に良い影響がある可能性

  • ただし「全員に同じ効果」ではない


② 味噌には血圧抑制物質がある

■ 研究:佐々木敏様(東京大学大学院)、中央味噌研究所様

日本人を対象とした栄養疫学研究(JPHC Study)

味噌について1000回以上言われることがある

「塩分が多いから体に悪いのでは?」

という言葉。

しかしこの研究では

味噌を食べても血圧上昇と関連しない(1日2杯の味噌汁)

という結果が報告されています。

この研究では、味噌の高血圧抑制物質について以下の結果が示されています。

  • 味噌汁の摂取と高血圧リスクは単純な比例関係ではなかった

  • 「味噌汁は塩分のわりに血圧を上げにくい可能性」がある

  • 血圧抑制物質として考えられる3つ↓

    • 大豆由来成分(イソフラボン)

    • ペプチド

    • 発酵による機能性成分


③ 味噌の抗酸化作用、胃がんリスク減

研究:Watanabe et al.(国立がん研究センター)

味噌の成分と発がんリスクに関する疫学研究

結果として

  • 味噌汁の摂取と胃がんリスクは「上昇しない」可能性

  • 研究では毎日味噌汁の飲む方は胃がんリスクが↓

  • 男性:約33%低下

  • 女性:約31%低下

理由として考えられているのは

  • 大豆由来のイソフラボン

  • 発酵による抗酸化物質の生成


④ 大豆発酵食品を食べると死亡リスク減

■ 研究:Ohsaki Cohort Study(東北大学・宮城県大崎市研究)

(Nagata et al., 2011)

この疫学研究では:

  • 発酵大豆食品(味噌・納豆)摂取量と死亡リスクの関係を調査

結果:

  • 発酵大豆食品の摂取と総死亡リスクの低下傾向

  • 発酵大豆食品(納豆・味噌)を多く食べる人は死亡リスクが約10%低かった


⑤ 注意「過信は禁物」

ここが非常に重要です。

発酵食品はあくまで

  • 食事の一部

  • 栄養バランスの一要素

であり、発酵食品これだけで健康になるわけではありません。
また腎臓病、高血圧症の方で医師から塩分制限が必要と言われていらっしゃる方は指示に従い塩分制限をしてください。


⑥ プロの味噌屋としての結論

国家資格「みそ1級技能士」河崎紘徳の結論は↓

発酵食品は

✔ 腸内環境に良い影響を与える可能性がある
✔ 味噌汁1日2杯飲んでも血圧上昇に影響無かった
✔ 味噌汁を毎日飲むと胃がん約30%リスクが減った
✔大豆発酵食品を食べると死亡リスク約10%減

という「条件付きの健康食品」です。
この記事が少しでも皆様の健康に貢献できれば、私は嬉しいです。
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