見出し画像

内見した3部屋、どれにする?|家賃・家具・初期費用から一件に絞る比較シート

一軒目は、部屋の雰囲気がよかった。二軒目は、少し高いけれど使いやすそう。三軒目は、初期費用を抑えられそうだった。

帰宅して写真を見返しても、どれに申し込むか決められない。

内見した順番で思い出すと、そのとき気に入ったところばかりが残る。そこで、一度だけ同じ条件に並べ直してみる。

今回は、二人で住む部屋を探す架空の人物と、架空の物件3件を使う。問い合わせへの返答も教材用の設定だ。

記事の中で一件を選ぶところまで進め、最後にコピーして使える比較シートを載せた。写真の印象だけでは決めきれないときに、自分の候補を当てはめて使ってほしい。

比べる前に、必須条件を三つにまとめる

この人が今回守りたい条件は、次の三つ。

  1. 毎月の固定住居費:家賃・共益費などを合わせて16万円以内。

  2. 入居前に必要な支出:初期費用・引越し・追加家具を合わせて65万円以内。

  3. 部屋の使い方:二人入居が可能で、手持ちの幅100cm×奥行50cmの机を置き、一人分の在宅作業ができる。

机は買い替えない。二人入居の可否は、3件とも確認できている設定とする。

3件は同じ入居日を想定し、初期費用に含める家賃・共益費の前払いは、いずれも1か月分で揃えている。

「明るい部屋がいい」などの好みもある。ただ、先にこの三つを満たす候補を残す。気に入った写真を見てから、予算や机の条件を少しずつ緩めないためだ。

無料で一件。安く収まるAを、すぐに申し込まない

Aの費用を並べる。

  • 月額:家賃14万4,000円+共益費8,000円=15万2,000円。

  • 入居前:初期費用43万円+引越し6万円+追加家具12万円=61万円。

初期費用43万円には、家賃等の前払い15万2,000円、敷金14万4,000円、そのほかの仲介手数料・保証料・保険など13万4,000円を含む設定だ。

月額、入居前の支出は、どちらも上限に収まる。

ここで、初期費用に含まれる前払い家賃を、もう一度61万円に足さない。月額は住み続ける負担、入居前の支出はその時点で用意するお金として、別々に確認する。

ところが、仕事机を置こうと思った壁は95cm。幅100cmの手持ちの机は、その向きでは入らない。

別の壁にも置けそうだが、内見ではドアとの関係を確認しそびれた。ここは「たぶん置ける」で埋めず、保留にする。

問い合わせ例1:代わりの配置ができるか確かめる

私「Aの寝室で、机を置く場所を確認したいです。手持ちの机は幅100cm、奥行50cmです。図面に印を付けた別の壁なら置けそうでしょうか。ドアを開けた状態と、椅子を引く場所も含めて、再内見で確認できますか?」

この例では、担当者と再内見し、別の候補位置もドアの開閉に重なると確認できた。椅子を含めた作業場所を確保できず、机を小さくする以外の配置は見つからなかったとする。

Aの判断は、こう書ける。

  • 月額:上限以内。

  • 入居前の支出:上限以内。

  • 机:最初の壁は幅不足。別の位置も再内見で使えないと確認。

  • 結論:机を買い替えるつもりはないので、見送る。

費用が収まることも、部屋を気に入ったことも変わっていない。それでも、今回の使い方には合わなかった。

比較に残したいのは「Aは狭かった」という感想より、どの条件が満たせず、代案まで確認したかという記録だ。

ここまでが、一件を評価する手順。続きは100円です。BとCの未確認事項を揃えて一件を選ぶ完成例と、そのまま埋められる比較シートを載せています。

内見後に決めきれないことや、比較してほしい条件があればコメントへ。参考になったら、♡(スキ)をいただけますと励みになります!

BとCを比べる。見積が安いCは、本当に予算内か

Bは月額15万8,000円、入居前63万円。Cは月額15万4,000円、入居前55万円と聞いている。

Cの方がお金を残せそうだ。ただ、Cの初期費用は概算で、項目別の見積をまだ受け取っていない。

ここから先は

1,808字

¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?