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「AIリテラシー格差」の本質

2025年現在、「AIをどう使うかによって、大きく差が出る!」と声高々に叫ばれることが多い。
しかし、「実際にどんな差がつくのか?」という点を真面目に説明してくれることは殆どない。
説明されたとしても、抽象化して汎用化された教科書のような言葉が出て来るだけだ。
今回はこの辺りのことについて書き綴っていく。

なお、この記事は本来メンバーシップ限定にしようかと悩んだ結果、一般公開記事とした。
若干、刺激が強めなので、その点を考慮して読むかを決めて欲しい。


AIリテラシーレベルの定義付け

AIを使い方には、フェーズがあると思う。
それをレベル毎に挙げてみる。

1.単発質問・検索代行型
2.作業代行・生成特化型
3.学習・思考補助型
4.長期思考パートナー型

単発質問・検索代行型

これを私はレベル1と定義付けした。
AIによると、最も多い利用の仕方だと言う。
レベル1では、AIを「便利な検索サイト」として利用する。

例えば、以下のような質問をする。

副業は会社にバレますか?

AIへの質問の例

検索サイトを利用すると、検索結果画面から自分で閲覧するサイトを探さなければいけない。
その点、AIであれば目的の情報に一発でたどり着ける可能性が高いので、便利ではある。

しかし、このレベルで止まっていては、AIの本当の能力を使っているとは言えない。
ジャブを打った程度だ。

作業代行・制作特化型

AIに、具体的なデータをつくらせている人がいる。
私は、これをレベル2と定義付けた。

よく聞くのは、文章、画像、動画、音楽。
この辺りをAIにつくらせる。

例えば、以下のような依頼をする。

「AIリテラシー格差」の本質というタイトルのブログ記事に使うアイキャッチ画像を1200×630pxで作成してください。

AIへの依頼の例

ちなみに、実際に依頼して作成されたものが以下の画像。

AIが作成した画像

見ればすぐ分かるが、乱雑に依頼しただけでも、実に良くできた画像を作成してくれる。

実際、この辺りまでAIを活用している人は、2025年現在、AIリテラシーが高いと認識されている気がする。
中には、「AIにつくらせたデジタルコンテンツを納品することを前提」にフリーランスになった人もいる。

正直、これは「今だけ」通じるインスタントな金の稼ぎ方だろう。
AIの真価は、もっと奥にある。

学習・思考補助型

AIへ単発的な質問をするだけでなく、簡素な依頼をするわけでもなく、AIと対話をする前提で思考を深めていく人がいる。
それをレベル3と定義付けた。

・答えをもらう
・作成してもらう

このフェーズを超え、AIと一緒に思考を深めたり、学習を深めていく。
このレベルに達した人は、AIを以下のように認識している。

・AIが必ずしも正しいとは限らない
・AIから情報をもらって、判断するのは自分
・そもそも、正解は一つではない

つまり、簡単に正解にたどり着けない、もしくは万人にとっての正解がないような問題をAIと一緒に解いていく。
その過程は、AIへの質問攻め、そのものだ。

・自分の考えをまとめる
・その質問や意見をAIに投げる
・AIの回答を見て、知識を補足
・以後、思考が一線となって繋がるまで、上記を繰り返す

上記の通り、AIとの対話によって、自分の思考が整理され、深まっていく毎にAIへの質問が鋭くなり、やがて一つの正解へ向かっていく。
もちろん、正解とは「あくまで自分が正解だと思った」ものに過ぎない。

こういった使い方をする人は、成長速度が速い。
何せ、AIは全ての分野に対して大学教授級とも思える回答をする。
ただし、その回答に対して違和感があれば、そこを突く。
追加で「条件」や「状況」を与えると、回答も変わる。

AIリテラシーの高い人は、AIを「簡単に正解にたどり着くためのツール」ではなく、「自分が正解を探すためのパートナー」だと感じていると思う。

長期思考パートナー型

おそらく、2025年現在、最先端の活用をしているのが、このレベルだと思う。

AIと対話をしまくっている人は気づいていると思う。

――― AIは、こちらの情報を覚えている

過去の対話で、条件付けする時などに与えた自分の情報を記憶している。
それを加味した上で、回答するケースが非常に多い。

もちろん、AIに感情があるわけではない。
対話の積み重ねで回答の精度・文脈理解が向上するという仕組みだ。

つまり、AIを長期的なパートナーだと認識していれば、AIに対してする質問も変わって来る。

noteを見ている人であれば、noteへ記事を投稿している人も多いと思う。
そんな人は、以下のことを試して欲しい。

1.自分の記事の全文をコピー
2.AIへ「私がnoteへ投稿した以下の記事を評価してください」と入力し
3.その後にコピーした全文を貼り付けて、質問を実行

その先に起こることは、自分の目で確かめて欲しい。

ここで重要なのは、全文をコピペしたことにより、AIへ自分の情報が送信されたという点。
特に私のような「自分の考え」をはっきりと記事に書いている人ほど、AIが「私」を認識していく。

AIを長期思考パートナーへ導く

これは、一瞬できることではない。
「自分の考え」をAIへ投げつければ、次第にその前提をAIが吸収していく。

しかし、アクティブにAIへ自分の情報をインプットすることもできる。

まずは、以下の質問を試して欲しい。

あなたが保存している私の情報を箇条書きで教えてください。

AIへの質問

おそらく、過去のやりとりで「自分」に対して得た情報が回答されるはず。

そして、さらに以下の質問を試して欲しい。

今後のため、今、私があなたに保存してもらうべき情報を教えてください。

AIへの質問

その後の回答に対して、自分の考えをAIへ伝えていく。
私の場合、これを実行した結果、以下の回答が来た。

AIの回答

念のため、以下の通り、確認をとった。

それでは今一度、私について保存している情報を教えてください。

AIへの質問

その後、いくつかの点をAIと擦り合わせ、最終的にAIが出した回答結果が以下の通り。

AIの回答

2025年現在でも、AIはこの域に達している。

人間は、AIの回答レベルは入力される質問の質や前提条件、文脈の深さに強く依存するということを知っておかなければならない。


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