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字を書くとき、何か考えていますか?

私たちは普段、字を書くときに
何を考えているでしょうか。

「キレイに書こう」とか
「早く書き終えよう」とか

せいぜいそのくらいではないでしょうか。


それ以外は、特に何も考えていない
——という人も多いと思います。

今回のテーマは
「考える・思考する」ということ。

もう少し正確に言うと
「どこまで考えているか」という話です。

・目先のことまでなのか
・少し先(1歩先)なのか
・最後までなのか


基本的なことですが
考えるのは疲れます。

できれば、あまり考えずに楽をしたい。
多くの人がそう思っています。


でも、少しだけ先を考えておくだけで
結果が大きく変わることがあります。

例えば、寝坊した朝。


いつも通りに起きていれば
始業10分前に会社に着く生活だったとします。


ある日、30分寝坊してしまいました。
焦ります。頭が真っ白になります。

この状態で、良い解決策を考えるのは
なかなか難しいです。


でも、もし事前に「タクシーを使えばまだ間に合う」
と知っていたらどうでしょうか。


出費は痛いですが、「背に腹は代えられない」
と割り切ることができます。


結果として、「出社する」
というミッションは達成できます。

ここで言いたいのは


一つの方法がダメになっても
別の方法を知っていれば対応できる
ということです。

つまり、少し先まで考えておく。
いくつかの可能性を持っておく、ということです。

では、「考える」という行為を
もっと小さなところで見てみます。

字を書く、という行為です。

例えば「あいうえお」と書くとします。

何も考えずに書けば
1文字ずつただ並べていくだけです。

これは「目先だけ」を見ている状態です。

少し先を考えるなら
「あ」を書きながら
次の「い」の大きさや位置を少しだけ意識します。

もし「あ」が大きくなったら
「い」も少し大きめにしようかな、と調整する。

これが「1歩先を考える」ということです。

さらに、最後まで考える場合は


「あいうえお」が書き終わったときの
全体のバランスを、最初にイメージしておきます。

5文字全体がきれいに収まるように
最初の「あ」の大きさを決める。

完成形を想像してから書き始める、ということです。


どれが正解というわけではありません。


ただ、「どこまで考えているか」で
結果は少しずつ変わっていきます。


日常生活の中で
難しいことを考える機会はそう多くありません。

でも、こうした小さな行動の中で


「少し先を考える」
「最後をイメージする」


という癖をつけることはできます。

いきなり大きなことで考えようとすると
疲れてしまいます。


だからまずは、小さなことから。


目先だけを見るのか。
1歩先を見るのか。
最後までイメージするのか。

その小さな違いの積み重ねが
「思考する人」と「なんとなく過ごす人」
の差になっていくのかもしれません。

次に字を書くとき
ほんの少しだけ、最後の形を想像してみてください。

たぶんそれが、思考のはじまりです。

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