#122「どうする?」に答えられない時、心の中で起きていること
「どうする?」
そう聞かれても、
答えられない時がある。
やりたいことがない。
決めたいこともない。
だから、
「どっちでもいい。」
と言う。
すると、
「ちゃんと考えて。」
と言われる。
でも、
考えていないわけではない。
考えすぎて、
決められないこともある。
失敗したくない。
後悔したくない。
誰かを傷つけたくない。
どれを選んでも、
何かを失う気がする。
そんな時、
「決めること」が
前に進むことだとは限りません。
一度、
決めない。
それも、
一つの選択です。
私たちは、
決断できる人を
強いと思いがちです。
迷わない。
即答する。
自信を持って進む。
でも、
迷っている時間にも、
意味があります。
情報が足りない。
気持ちが追いついていない。
まだ、
自分の中で
何を大切にしたいのかが
見えていない。
そんな状態で、
無理に決めた答えは、
「決断」ではなく、
ただの終了になることがあります。
早く終わらせるために、
選んだだけ。
だから、
決めないことを
「優柔不断」と
すぐに呼ばなくてもいい。
保留。
様子を見る。
もう少し考える。
誰かの話を聞く。
自分の気持ちが変わるのを待つ。
それも、
ちゃんとした時間です。
ただし、
「決めない」と
「決められない」は、
少し違います。
決めない人は、
その時間を
自分で持っている。
決められない人は、
決めることへの怖さに、
時間を持っていかれている。
だから、
必要なのは、
無理に答えを出すことではなく、
何が怖くて決められないのかを
見ることかもしれません。
失敗が怖いのか。
責任が怖いのか。
誰かの期待を裏切るのが怖いのか。
それとも、
決めた瞬間に、
もう戻れなくなる気がするのか。
「決められない」の中にも、
理由があります。
その理由が分かれば、
今すぐ決めなくても、
少しだけ前へ進める。
人生には、
締切のある選択もあります。
だから、
いつまでも待てばいい
という話ではありません。
でも、
締切がないのに、
自分で自分を急かす必要もない。
答えが出ない時は、
答えがないのではなく、
まだ時間が足りないだけかもしれない。
決めることばかりが、
前進ではない。
時には、
決めないまま、
もう少し見ている。
その時間の中でしか、
見えてこないものもあります。
「まだ決めない。」
それを自分で言えるなら、
迷いの中にも、
自分の意思は残っています。
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