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SHOWBYROCK!!STARS!!雑考3

 はじめに

パーティ作品は雰囲気を楽しむもので話の構成は気にしない層は少なからず居るらしいが、私としてはそのスタンスに賛同できない。
特にキャラクター崩壊が含まれる場合は、非常に憤慨する。

その面で言えば、STARS!!は『復活のコアメダル』の要素を併せ持つのかもしれない。

STARS「ボクのオーラは春映画と復コアの両方の性質を併せ持つ♤」

7話 パステージ

双循回。アルカレアファクトが悪人面してるのがまあまあ面白い。
今作は全体を通して双循が丸いのは気になるところ。
1割の善性が子供パワーで活性化されただけで、この話だけで彼をいい人扱いするのはまた違う。

8話 ランナーズハイ

はっきり言わせてもらう。
この話だけは見てほしい。


デルミン回という次元を超えて、彼女の成長譚である
『DEVILMINTKIRYU PROJECT』
の最終章だったと、解釈している。

コンパスにカードとして最初期から存在していたパパミン。
毒を撒き散らすその効果
強面な顔
「戦うのは嫌いです、お父さん…。」というデルミンのセリフ
そのあと3期で明かされたデルミンの過去

この全てが合わさり、長らくパパミンには毒親のレッテルが貼られていた。

実際蓋を開けてみると、戦いしか知らないバーサーカーであるのは事実だが、
低身長故に弱いと思っているルッキズムに塗れたデビルミント鬼龍族の中で唯一彼女の才能を見抜き親としてその才能を活かして欲しいと願っていた。しっかり親心はあったのだ。
それがデルミンの不殺の精神と食い違ってすれ違ってしまっていたということだけで。

これはパパミンの未熟さというより、島国に住む戦闘民族故のInsularismである。
残念ながら戦闘民族なのに戦いたくないというデルミンは唯一のイレギュラー。島に居れなくなるのは必然といえば必然であるのだ。
最強であることを義務付けられている上に「強さ」の物差しが武力のみという脳筋ここに極まれりな価値観を持った狂戦士種族であるが故、その「強さ」を嫌うデルミンが理解されるわけもない。

しかしその中で唯一パパミンはデルミンに帰ってくる口実と理由と機会を同族に内緒で作り秘密裏にデルミンを招いている。
その上、何故強いのに戦わないのかという疑問を彼なりに考え、教えて欲しいと思っていた。
娘を理解できなかった事。
家出という選択をさせてしまった事。
実娘の気持ちを理解したいのにできない親の苦悩は計り知れない。


そこで2人を繋げたのは、純粋な心で武力的な強さを求めながら接してくるデルミンの友ルフユ。
パパミンはそんな彼女と意気投合し、割とストレートにデルミンの強さを問う。

ルフユの語る強さは、心の強さ。
友として等身大の友情を語るルフユの言葉でパパミンは真の娘の強さを理解する。

デルミンの演奏を聴いたパパミンは、デルミンのもうひとつの強さを認め、部族の一員として再び彼女を招き入れると共に、父親…ではなく、パパミンとして娘の背中を押すのだった。


ビビるぐらい完成度が高い。
3年間のデルミンの歩みの最終到達点を描く傑作である。

 ここでコンパスでのデルミンの話をさせてもらうと、そこでの彼女は
・孤独主義
・戦うことで金銭を得る
・種族意識が高い
まあキャラが出来たてだったので設定が固まっていないというのもあるのだろうが、それはそうと
SHOWBYROCK!!の「音楽で争いを無くす」という願いは愚か、殺し合いで金銭を得る描写がなされている。
それに孤独主義なところは、ルフユとの縁もないということ。

このふたつのデルミンが同時並行世界であったとしても過去未来の関係だったとしても、
自称普通の少女〝ルフユ〟の存在無くしてデルミンは幸せになれないということは明白だろう。

今作は度々Mashumairesh!!と先輩バンドを「師弟関係」の様に描く。
今回はルフユとパパミンの間での師弟関係出会ったが、これは単なる上下の関係ではない。その上下がコロリと入れ替わっているのだ。
ビームの撃ち方を教えるパパミン、一転してデルミンの強さを教えるルフユ。互いが学び合い高め合う関係。

私が今作で求めていたのは、こういう師弟関係だったのかもしれないと、自覚した。
Mashumairesh!!にはMashumairesh!!の良さがあり、おそらくそれは「音楽を楽しむ」ということだけではない。
Mashumairesh!!から先輩バンドが学ぶというシチュエーションがあっても良かったのではないかとも、思うのだ。

 とはいえ、4期全体で見ても一番の傑作だったと評価できる。

まあ普通にパパミン呼びの強要は良く分からない。そこだけノイズ。


9話 EMPIRE DOMINATOR

何?

ほんっっっっっっっとうに何を見せられたのかが分からない。これは何?

雑に運動会が始まり雑にアイレーンが闇落ちし雑に浄化された。という情報しか入ってこない。

STARS!!で唯一褒められる話の筋が通っているという点すら今回は無かった。
徹頭徹尾、脈略が無い、雑な物語が進んでいく。

私はおもんないものにはおもんないなりに評価する。
しかし、この9話に限っては面白い面白くない以前の問題で、評価できる中身が無い。雑。雑。雑。
やる気がないなら、はじめから作らなければよい。

何事も雑なものは嫌いだ。それこそ8話の完成度が高かったから猶更期待していたのもあるが、雑な事を前提に見ても尚雑に思うほど、雑だ。
そう思うと、春映画である4期の中で最も春映画しているかもしれない。

アイレーンとアイオーンが仲が良かった描写してライブ2回やるのは素晴らしい。しかしこれはアニメでありライブではない。
物語を構成し、人の成長を描かなければならない。

運動会を経て、Mashumairesh!!は何を掴んだだろうか。BVLが名前を覚えたとか?それ運動会でやる必要ある?音楽アニメだぜ?
大々的な主題として運動会を用いたのにも拘らず、運動会を何故やったのかという事さえ分からない。分からなかった。

ここまでの内容は2月9日までに書いており、実その時点で投稿しようと思っていたのだが
9話の内容が「意味が分からない」しか無かった為不安になった為、もう何度も繰り返し視聴した。
が、分からなかった。

万物を学びの素と考える私にとって「わからない」で済ますのは屈辱だったのもあり、2月10日...…21歳の誕生日はこの話を見て越した。
それでも理解できなかった私の読解力の低さに涙を禁じ得ない。
BVLファンは満足しているのだろうか。


おわりに

ああ、終わった。と思った。
下書きも推考もまともにしない事にしているが、それでも9話は本当に言葉に迷った。
どう書けばいいのか分からない。面白くないものは面白くない理由、解釈違いは解釈違いを起こした部分を書けばいいのだが、全体的に分からないので全く文が進まない。
まるで出席をとらない大学の講義を全て休んだ末に出された『講義の内容を踏まえてレポートを書きなさい』という課題に挑むような感覚だ。

3月に入って判明する成績によって左右されるものの、卒論を除き卒業必須単位を全て習得予定の私に大学で講義を受けるタイミングは無い。
しかし、改めて自らの講義に向けた態度を改めようと思う。

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