SHOWBYROCK!!STARS!!雑考2
前回、一寸デルミンをボロクソに言い過ぎてしまったと自戒。ついでにここで弁解するが、私はデルミンが大好きだ。
最初こそルフユ最推しだったが、3期4話から始まり後に彼女の出演するゲーム『コンパス』においても1万回の戦闘回数を重ねる事で得られる称号の
「アルティメットデビルミント島ミン」
を獲得している。
Vfesのイベントで実際にデルミンに会い、会話ができた事は嬉しい誤算だ。しかも2回。
コンパスでの彼女の立場と掛けた「あなたは僕のヒーロー」という今おもうとあまりにも痛々しく気色の悪い本音の告白(?)に対して
「ミルデさんもデルミンのヒーローです!」
という返答に、当時19歳の思春期男子は、ヘッドセットの中に涙の湖を創り出したのだった。

だからこそ、正直に言ってしまうとデルミンやルフユに対しては人一倍に思い入れがあると言って過言ではない。時にそれは過剰な非難を産む。前回の物もその一つであり断じてデルミンが嫌いな訳でない。
まあ、先述のコンパスの方におけるデルミンに対しても私の逆鱗に触れる事が多いのが事実。
今回は関係ないので控えるが、機会があれば文字起こししようと思う。
さて、そろそろ本題に移ろう。
本項では引き続き『SHOWBYROCK!!STARS!!(便宜上 4期 と記載する)』を再視聴した私が、ただ思うままに書いていく。基本辛口なので注意されたし。
尚、今回も4期以前の作品を含めネタバレは考慮しない。注意されたい。
4話 オレ達は深紅色のI'm JOKERで(中略)OBENTO MAGNUM
私は全体的に4期の男子パートは全体的に中々面白いと感じている。特に今回もストーリー進行に一役買っている印象。
特にジーペ。彼は今季一番の活躍では無いだろうか。と言ってもこの後全くこのあたりの動きが無いのでどうしようもないが。
5話 きゅきゅきゅん♡ハートシェイカーなain't nobody STOP
伝説の蟹回。
私のSHOWBYROCK!!の馴れ初めは2015年の一期アニメを親に隠れながらワンセグ放送で視聴したのが最初だったが、当時10歳の小学5年生だった私はクリティクリスタの4人に初恋。それ故今回の話もかなり期待を寄せていたのは事実。
久々に見ても、色々と酷い。褒められるのは起承転結がしっかり成されていて、ひとつの物語として破綻していないという、作品として当たり前のことだけだ。
この話を語る上で、ルフユが人の蟹を勝手に食った件については避けて通れない。何度観ても酷い。
ショバフェスでのおちゃらけてはいるがTPOは弁える礼儀正しいお嬢様としてのルフユのキャラクターイメージに会う行動ではないことは言うに及ばず、そもそも前後の描写を見たところで必要な描写ではないのは誰の目で見ても明らかだろう。
クリティクリスタとMashumairesh!!の遭遇を描きたいとして、手違いで入ってそこで偶然ばったりと出会うって流れで良くないだろうか。
そこにどうして人のカニを食った上にカニカマに詰める描写を入れよう!という思考回路になるのか私には理解し難い。
よしんば別アニメのオマージュだったとしてそれを入れることによって物語の深みやファンサービスとならなければ意味が無いだろう。むしろキャラクターイメージを下げる原因になっている以上その作品へのマイナスプロモーションでしかない。
そもそも常識的に考えて生放送前に生物は食わない。現実の差し入れにはカニなどのナマモノは断れれるが、ミューモンにその衛生管理能力はないのだろうか。
まあ、そんな楽観的な生物だから1日で裁判までこぎつけて懲役69年の実刑判決を行えるのだろうが。
余談だが、ルフユ曰く、今回の騒動はカニ食べたいバイブスなる発作の影響からくる行動だったらしい。
私はこの発作を、2002年に放送された特撮ドラマ『仮面ライダー龍騎』に登場する仮面ライダーシザースに因み『シザース発作』と名付けている。

悪徳刑事・須藤雅史の変身する、仮面ライダーを冠するキャラクターでは初の完全な悪党。
『仮面ライダー龍騎』のライダーはモンスターと契約し闘う。彼も例外でなくボルキャンサーと
いう怪人と契約を結んでいたが、契約の証であるカードデッキが戦闘で破壊され、契約モンスターだったボルキャンサーに捕食されるという衝撃的な最期を迎え死亡した。
(どちらかと言えばボルキャンサー側にルフユが回っている気がしなくもない)
奇しくも須藤はルフユのお世話になった刑事である。
1,2話の無駄な展開はもしかしたら、ルフユないしMashumairesh!!のメンバーの誰かが蟹を食うことを暗示していたのかもしれない。
さてまあ、蟹は一旦ここまでにする。私は、この話に関して話し出すと文句が止まらなくなるので。
とは言え以下は私の難癖に近い違和感なので、共感されるつもりは毛頭ない事を保険として明言しておく。
さて、この話で私が引っ掛かったのは、ヒメコの心理描写と物語の流れ。
憧れのクリティクリスタとの出会いを経て、喜ぶどころか自分たちの距離の大きさを知る
という展開から
「修行しよう!」
となる流れ。結構王道ではあるし、納得いく流れだ。裁判のくだりの部分にこれをやるべきだったと思う。
しかし、1話の時点で今期の彼女らの目的が腕試しと「武者修行」であることは明言されている(ルフユの発言)のにも関わらず、諸先輩方の演奏を聞いて「すごい」と言う程度の感想しか述べない「物見遊山」のまま5話も進んで、急に思い出したように修行なんて言い出すのはかなりおかしな話ではなかろうか。
「でも、クリティクリスタとの距離の大きさに気づいたのは5話なのだから、最初からひとつ上のステージに立つなんて思っていなかったんじゃない?」
と、ここまで読んで思った方もいると思う。
それはおかしいと、声を大にして言いたい。
3期時点で大御所だったクリティクリスタ、GoGoしんGoずの時代を経てセルフプロデュースで再結成したレイジングシグナルと比べMashumairesh!!はまだまだ小さなインディーズバンドに過ぎない。クリティクリスタがMashumairesh!!に対して警戒心の欠片も出さなかったのは、舐めているとか一話のハゲタマゴみたいに煽ってきている訳では無く、事実として彼女らとはスケールの違う舞台で戦っている故に本当に眼中に無いのだろう。
特にクリティクリスタが大好きなマシマヒメコにとっては、彼女たちは憧れだった訳だ。そんな憧れの存在が実際に見るまで対等な立場或いは少し前に居るだけの音楽家だと思い込んでいるような表現で描くのは、何か違くないか。という訳で。実際、それが理由でMIDICITYワールド・ワイド・ラブロックFestivalへの参加にへっぴり腰になっていたのだから。
先ずMashumairesh!!が今期で成す目的に武者修行を設定している時点で、ここで描くべきはリスペクトと学びの精神じゃあないだろうか。
「このままではダメだ」と、クリティクリスタのライブを見て初めて思い立った様に描いている時点で私としては違和感があった。
直前でのララリンの忠告を加味してクリティクリスタのステージを見たことで格の違いを「再確認」したという可能性もあるが、よしんばそうであったとして再確再確認するまで危機感を持てないのは学習者としてどうなの?という話になる訳だ。
まあ正直考え過ぎだと自分でも思うし、一応ここで書いたは書いたが、難癖気味なので深くは考えないようにしている。
6話 乙女陽炎
修行回。普通に香港映画的なものとか、仮面ライダー響鬼の二十三の巻の様な修行をするのかと思ったが、遊んでいるだけだった。
とは言えダル太夫師匠はゴリゴリに鍛えるタイプかと言われたらそうでもないし、『魂の声』とかいう全く意味の分からん新技をぽっと出されても困る。
それに、ここまで見てきた我々にとって、この話が『ベスト・キッド』のジャケットを脱ぐアレの影響をもろに受けたものだという事は薄々気づいている。5話のカニカマも何かのオマージュだったらしい(龍騎ではない)ので、今作は色々と他作品のオマージュを織り交ぜているのだろう。
ベスト・キッドなのは、恐らくダル太夫を担当する声優が潘めぐみ女史だからではないだろうか。分からないあなたは是非調べて欲しいし、観て欲しい。とは言え、原作とは異なりここでは本当に意味のない雑用係のバイトだったのが差別化されていて良い。
ヒメコの「急展開過ぎてついていけない・・・」という言葉は我々も共感できる。既に我々は感覚で話を見ている。
しかし、ライブが無かったのは残念だった。折角なのだからやっても良かったと思うが。
ただ、温泉シーンはいろんな意味で良かったと思う。
おわりに
今回は一回、此処で切る。
思った事をポンポン書くだけだがこれが結構疲れる。順序立てて書くのが当たり前だから、そりゃそうだと。
さて余談だが
実はこの作品、放送当時でかなり荒れていた。
当時の実況まとめサイトなんかを見るとまあどうやら〇害予告までされていたらしく、さすがにそれはやりすぎだろうと思う。
ただ、見ていると、殺害予告をする層と信者全肯定をする層の二種類しかいない事に目が行った。
「脚本家より自分の方が作品を理解してると思いこんでる」なんていう指摘もあるが、
だとすればヒステリックブルードラゴンと人の蟹を勝手に食う奴を主人公に据えるのは普通にナンセンスじゃない?
まあそのナンセンスなキャラを改良してくれたのがショバフェスのクリエイター陣であるという見方もできるが。
という、二極化していたこの時期からこのコンテンツの未来は見えていたのではないかなと思い、〆
